シンギュラリティというのは人工頭脳が進化していつか人間の知性を越える時が来るという仮説のことで、それは2045年と言われていた。今ではその時期がもう少し早い否シンギュラリティには到達できないという学者評論家も出てきているようだが、そもそも日本と欧米ではシンギュラリティに対する考え方というか感覚が大分違う。シンギュラリティに対する恐れ方が違うのだ。日本の研究者や評論家はシンギュラリティをそれほど恐れていない様子だ。それは恐らく絶対の一神感覚と八百万の神感覚の違いから来ているのではないかと思う。
AIの知性に支配される人間世界をどう考えるかどう感じるか想像も理解も難しいのだが、既にかなりAIに毒された世界に生きている気はしている。
私が学者や評論家を差し置いて指摘しておきたいのは、AIがシンギュラリティに近づくと、AIがそう判断しているからとAIを錦の御旗に暴走を始める人物が出てくる危険があるということだ。馬鹿な大将敵より怖い。