暖房、エアコンの効きが悪い。おまけに僅かな隙間風が冷たい。普段は隙間風の存在に気が付かないが、今朝は隙間風が左頬を撫でているのが分かる。
ようやく冬が来たと実感しているが、あまり年の瀬の気がしない。それが自分が年を取ったせいか、世の中に余りにもたくさんのことが並行して起きているせいか、よく分からない。四半世紀前は十か所の忘年会に出たが今は二つだけになったのも影響しているかな。
それでもだんだん枚数が減ってゆく年賀はがきの準備もできたので明日できるだけ書いてしまおうと思っている。新聞に恒例の今年の三冊とか五冊が載り始めた。実際には中々読めるものではないが、一応目を通してメモした。三冊選んで冬休みにせめて一冊を読みたい。今年はどこにも出かけないので多分読めると思う。
それにしても不穏な世の中の大事を、十年後二十年が失敗だったと結論が出る頃には亡くなっている人や呆けている人に決めて欲しくない。市井の医院の院長だった私でさえ新しい後継者に道を譲っている。