
なぜか人間には表情があり顔に気持ちが表れる。声にも、気持ちの動きが出る。欧米人は日本人は表情が乏しいように言うが、我々からすれば欧米人は目鼻立ちがくっきりしている割に表情は粗く読みにくい。おそらく子供の時から見慣れているので同胞の表情は細かく読めるようになるのだろう。勿論、中には忍者のように気配を消す人たちは無表情を装うらしいが、我々は無表情も表情の一つとして感じ警戒する。
医師は患者の表情声音を読んでいるが、患者も医師の表情声音を読んでいる様子だ。これは非常に重要なコミュニケーションの方法になっている。言葉のようにまやかしたり修飾したりしにくいので、本音が出ると理解されている。
岸田首相は比較的整った顔立ちで表情は乏しいようだが、この数か月の表情の変化は大きく、崖っぷちに立たされているのがよくわかる。