原発作業員の人数が足りないので年間被爆許容量を上げて余計に働かせようとしている。こんな人道にもとる暴挙があってよいものだろうか。はっきり申し上げておくが原発作業員の仕事は特別に難しいわけではなく、作業現場が危険なだけだ。ジャーナリストはなぜ原発作業員の実態を深く掘り下げて報道しないのだろう。
役員の高給を減らしても、こんな一部の人に危険を押し付けるような方針を打ち出すのではまやかしの自省と言わざるを得ない。責任のある立場の人が本当のリスクを取るのでなければ、必ず再び効率のよい欠かせない発電方法という美名の下に、十分な安全検証のない原発施策が復興してくる。
被爆許容量などというものは便宜的なものと嘯く御仁には、ご本人とその家族にその許容量で働いていただこう。それは筋違いと強弁するなら、孫受けではなく東電の正社員に出て頂くのが筋だろう。想定外を免罪符させてはならない。そうすれば何が起きても想定外で逃げる無責任責任者が利潤利権に眼が眩んだ施策を打ち出してくるだろう。
災害支援に義捐金を出していただいた方々やボランティアで働かれた方々も、こうした一部の人に危険を押し付ける方策に声を上げなければ、その尊い精神の信憑性が疑われると申し上げたい。
「想定外想定外は免罪符のごとくに汚染水流しおり」
句またがりのわかりにくい歌です。時事詠はおおむね歌としては成功しなくてお恥ずかしいですが
想定外は太平の眠りを覚ます・・の向こうを張った警句ですね。