駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

西と東そして北と南            

2021年10月30日 | 世の中
           

 キップリングは インドとイギリスを比べて東は東、西は西と言ったけれども、それは狭い日本にも当てはまるようだ。箱根か大井川か揖斐川かそのあたりで西と東を分ける見方がある。各地にはそれぞれ固有の風土文化があり、簡単に二分できるものではないが、大まかに西と東そしてさらに白川の関あたりで北と南という分岐もあるように感じる。
 違いは味わい深いものでどちらが良い悪いというものではないが、狭くて同調圧力の強い日本にも地域性があり、大まかに東西と南北で分けられそうだ。
 大阪で西を代表させるのには異論があると思うが、いわゆるお笑い文化というものは大阪独特のもので、私などにはちょっとえげつなくあんまり面白いと感じられない。まあ、さほど角を立てずに阿呆などと言えるのは大したものと思うが、賢治や啄木のような人は阿呆とは言わず、西や南には生まれない気がする。この多様性は日本の貴重な財産と思う。

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