佐井村から大間に向かって走ると、材木地区から右手に、山頂に岩を抱いた山が見える。
天狗山や天狗岳等、全国各地にかなりの数があるが、大概は岩の形状が天狗の鼻に似ていたりするものだ。
山頂から北西に伸びる尾根の下に祠がある。これが菅江真澄が書いた塩釜の神社か。
「百年のむかし、塩釜(海水を釜で煮つめる製塩用の釜)がここにあったので、現在そのあたりを神にあがめ奉っているのである。」
この祠から佐井村よりに1.0km、赤石川の右岸に荒れた農道がある。ここから歩き出してもいいが、車を限界まで進めた。
最初少しのヤブっぽいが、林に入ると車でも大丈夫そうな道となる。道なりに歩き、尾根まで登ったら、尾根をつたって真北に方向を変える。ここから道はわかりにくくなるが、構わず上に向かえば山頂近くから岩が出てくる。
山頂は西に向かって、岩が露出しているので展望がよく、材木漁港や津軽海峡を見ながら、ボーっとできる。
かつて(今はわからない)、奥戸小学校の遠足コースになっていたようだ。
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