京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

つらら

2021-01-08 15:17:57 | 気になるコト
寒気団が猛威を振るっている昨日、今日。
昔ながらの方法で粘土の水分を抜いている
袋の下にツララができました。

ジャッキーんとできているツララ。

関西は、北や日本海側に面している地域より、
はるかに暖かい。
ここ近年は、水道管が凍ることも
少なくなってきていました。

それが、粘土の袋、カッチカチ。

布の表面にも氷。


形が変わらない袋。
冷たい~。ブルブル。

その昔は、粉上の粘土を水にとかし、
フルイに通してごみを取り除き、
晒(さらし)の袋に粘土の液体を入れ、
そのまま置くか、つるして凍らせ、
垂れてきた(出てきた)氷を取り除き、
氷が溶ける時には、さらに水分が抜ける。
という方法でスピーディに調合していたそう。
(粘土成分と大部分の水分は分離して凍ります)

一晩おいた粘土を揉むときは、
氷のように冷たくて指がしびれるのに、
氷やで!!ほんまヤバいわ。
指切れるで。ほんまー!
関西訛りバリバリで突っ込んでしまいます(笑)

今の、機械がある世界でよかった。
(今は、脱水機があるのです)

今回は小さい調合なのでこの方法。

これが溶ける時の水滴の美しさや
面白さも書きたいので
何回かに分けます(笑)
お楽しみに。

体が寒さで縮こまって肩に力が入り、
コッチコチになっているので、
頭が痛いです。。
皆様も風邪にご注意を。
また明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館note
https://note.com/hanshi_kase/n/n62a000fb7daa
コメント
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