京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

朝日焼・423展

2023-04-25 17:15:45 | 京都・宇治
こんにちは。
今日は、朝日焼・423展のお話です。
朝日焼からもう少し川上にある
「興聖寺(こうしょうじ)」にて展示。


朝日焼は、およそ開窯423年(およそ)
なので、423展です。

朝日焼の先祖さんは、細々と器を作っており、
一度廃れかけたそうですが、
8代目の時に町役となり、代官と町人とをつなぐ
橋渡しの役をとても頑張り、
皆に認められていたそうな。
その頃、煎茶を嗜む文化が花開きだしており、
「ここでオラッチが茶の器をつくるWa!」と、
急須(土瓶も)を作りだし、勢いを盛り返したそうな。

今回、
それらの急須などを展示させて頂いております。
お寺が会場なので、寺の中を歩くだけでも
楽しいですけれども。


ず――っと先にあるのが寺の門
琴坂と呼ばれている坂道。

琴坂の山から流れ出る清水。
(なぜ琴坂か・・また書きますね)


寺門に着きました。

さて、中をご案内。
急須ゾーンと茶碗ゾーン。
8代の頃の注文のお手紙などの展示を見て、
最後に、「朝日焼の興り」のVRが楽しめます。

VRの体験をさせて頂きましたが、
すごいね。
360度画面が動くん。(知ってるって?)笑
見慣れた景色も、画像で、しかも
美しく撮って頂いているので
面白かったです。
ただ、15分ぐらい見るんですが、
案外重いので、途中から首が痛くなっちゃった。
髪の毛のせいでツルンと滑りそうになるからかな

でも、体(視線)を動かすと、
そこには無い世界が
360度再現されるのは楽しかったです。

はっ。展示会の話でした。
時間と文字数の制限があるので
(無いですけれども)笑
今日はここまでにいたします。
明日以降、こんな展示だよ~と
お伝えいたしますね。


VR機器と座禅の時に使うおざぶ
シュール。

また明日。
Please stay healthy and stay safe.
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姫路城・その2

2023-04-24 15:31:22 | お出かけ
姫路城のお話その2です。

冒頭の写真は、てっぺんから(天守閣)

どどーんと伸びる道(JR姫路駅へと通じます)
手前のグラウンドのようなところのすぐ外、
そこにはかつてお堀があり、
もっと向うの緑の並木道の途切れるあたりが
現代、JR姫路駅。今、線路になっている道が
街道だったそうな。

ここで、某N〇K「ぶらタモリ」の放送なら、
古地図が出され、とっても詳しく解説が入ると
思いますが、今日は、「そうらしいよ」で
終わっておきますね。
(天守閣にいたガイドさんが教えてくれました)
あの番組、普段一般人が入れないところまで
説明を受けながら入れるので、
楽しいですよね。(うらやましい)

話を戻しましょう。城内です。
後から観光用に作った階段だからか、
当時から使っているのか、とっても急な階段を
天守閣まで各部屋をぐるぐる回りながら登る。
足を滑らせたら確実にけがをする。



全て木組みで出え来てるってすごいですよね。


多分、西側の大柱
このように太い柱が、西と東に一本ずつ、
どーんと天守閣直下の部屋まで貫いている。
こんな太い木が生えていたと言う事に
驚きです。どこから運ばれたのでしょうね?
贅を尽くすとはこのこと。


厠(かわや)トイレです。
使ってたんかなぁ?このトイレ。
天守閣にいて、行きたくなったら
間に合いませんね。しかも袴だし。
ヘタしたら落ちて怪我。

そんなこんなで、天守閣を堪能し
外に出れば、出迎えるのは
城を載せている大きな石組。

オレンジの服が我が息子。
石組でっか!

いやぁ、歴史的建造物って素晴らしい。
お城だけでなく、西洋の波が押し寄せた時の
古いお屋敷も素敵。色々な場所へと行き、
その場所の歴史や、今の生活に触れたいものです。
美味しい物も食べたいですしね。

皆さんの推し城や建造物、教えてください。
「いつか行きたいリスト」に加えます。
全部行くとなると・・
来世までかかるだろうけれどもね。

姫路市のマンホール。
(サギソウ)

また明日。
Please stay healthy and stay safe.
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白鷺城(姫路城)

2023-04-23 13:39:14 | お出かけ
こんにちは。
今日は、そろそろGWだという事で、
お出かけの話題です。数回、陶芸の話は
出てこないと思っておいてください(笑)

姫路城へと行きました。
このお城、白い。ホント白い(笑)



見上げるお城は謎の構造
美しく作られているお城ですが、
塀には鉄砲を付き出せる穴?
三角やら丸四角と穴がうがってあり、
「戦国」という時代があったのだなぁと、
歴史弱者な私でも、(漠然と)感慨にふけります。


しかし、そんな事より!
私が惹かれるのは「御柱」や「床材」。

天井(地上2階ぐらいのところ)の梁

梁に使われている木の太い事!美しい事!
床は多くの人々が現代でも行きかうからか、
ツルぴか。(靴下で磨かれていると思われます)笑

カスガイ
(耐震構造でよく使われる,ざっくり言うと…
隅っこを支える大事なつっかえ棒)
アバウトすぎる。笑

実際、住むために建てられているわけでは
ないでしょうが、こんなに大きい建造物を
巡るのは本当にワクワクします。
武器(やり)を立てかけて置く場所や、
窓から石をゴロゴロと落とす仕掛け、
潜んでおける場所。ワクワクすっぞ!

並んででも入る価値はあると思います。
(一部のファン,もしくはフェチにとって)笑


場内に入るため待ちの列

外は汗ばむ陽気でも、
一歩、城の中へ足を踏み入れると、
ヒンヤリとした空気が体を冷やします。
。。。コレはわくわくすっぞ!
もういいって?(笑)

時々、ガイドを付けた方観光客が、
我々が通り過ぎてしまうような場所で
何かしら説明を受けているので、
もう一歩、白鷺城への理解が深くなると
思われます。

お時間に余裕のある方は、
ガイドさんを頼んでみてもいいかもしれません。
と、そんなところで、
「姫路城へ行ってきたよ話」第一弾はお終い。
もう一回あると覚悟しておいてくださいね。
陶芸の話・・?
次の次に、多分する。多分…(笑

また明日。
Please stay healthy and stay safe.
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釉薬調合・その2

2023-04-22 15:23:56 | 気になるコト
こんにちは。
今日も釉薬調合のお話です。
ポットミルでガラガラ回された釉薬は、
バケツにあけられ、少し沈殿して
上水が出てくるまで置かれます。

なぜなら、ポットミルに残っている釉薬を
水で洗い流しながらバケツに合流させるから。
一滴たりとも無駄にはしません。
(ええ、大量にこぼしちゃったりなんか、、
し、し、しませんよ!モチロンじゃないですか~)



最後の一滴までバケツに入れますよ~!

中身が出されたポットミル

ボールが見えます

ミルの中に入っているボールが
コロコロと転がることによって
中の鉱物が細かく砕かれ、釉薬としての
ムラがなくなるのです。ならば、
長い時間回しているとイイように思いますが、
鉱物の粒が細かくなりすぎても
粒が均一になり「ゆらぎ」が無くなり
面白味のある色が無くなるので、
時間を決めておいて回します。
なので、回す時間は決めておきます。
「同じ釉薬」という再現性が必要ですしね。


重いポットミルからバケツに釉薬を移動中
このポットミルは4キロの粉が入り
調合が出来ます。小さいポットミルです。
これ以外には8キロの調合用もあります。
大きくなるので、もっと重い・・。


回転台に乗せるの、ほんとヤバイで。
大きいわ、重いわ。持つところないわ。
今度訪れた時に「これか」と見てください。
ご要望とあらば、持っていただきます。
ウソです。
割っちゃったら大変なので
持たせません。私も持ちたくない(笑)

そんな、釉薬調合の一コマでした。
また明日。
Please stay healthy and stay safe.
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釉薬調合

2023-04-21 15:36:52 | 作陶館日記
ある日、ふと前を見ると
教室長が何やら水仕事を。


おや?あれは、、
調合の為の、ポットミルを洗っている所。
ポットミルとは。。
『通常陶磁器製の壼状円筒容器内に
セラミックボールを入れた小型ミルのことをいう。』

小型ミルの「ミル」ってなんなのさ?

『水平軸を中心として回転円筒の中に,
その容積の約 1/3 を満たす量の粉砕媒体
(ボール,ロッドなど)を充填し,これを
回転させることによって原料の粉砕を行う装置』

えっと、コンクリミキサー車あるでしょ?
それの小さいやつのような(ざっくり説明~笑)


ガラガラ言うてます。
釉薬が中に残るので、少量の水を入れ
ガラガラ洗い、釉薬本体に合流。


これはちゃんと混ざったかチェック。
この後、バケツにあけます。
重いのね。この入れ物。
中にボールを入れてガラガラ回すので
分厚く作ってあり、重いのはうなずける。
そして回しやすいようにツルンとした形。
落としそうになるのですよね~。
水にぬれていたらてきめん。
何度ヒヤっとしたことか(笑)

そんなことを潜り抜けた釉薬たちは
今日も教室の作品に色を付けてくれています。
教室へと行く道すがらに見られますので
「これがね~。なるほど~」と思って
見て下さいね。
それでは今日はこの辺で。
Please stay healthy and stay safe.
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