『愛知・西尾市で10日、母親と2歳の息子がはねられ、母親が重体となっている事故で、逮捕された男の車がセンターラインをはみ出し、対向車線で2人をはねたとみられることがわかった。』
なるほど。横断歩道のセンターラインを超えた対向車線で当たっているようだ。
しかしよく見てみると、路面の赤い塗装に今まで走っているタイヤ痕が黒く残っている。つまり、他の車もみんなInを突いて走っていることが判る。ということは、そもそもこの交差点の形が良くない。斜めに交差する交差点は何故か無理やり直角に交差するようにしている所が多い。この交差点も同様で歩道が妙にせり出している。こんな交差点を曲がる時、センターラインを越えないように進むとするとかなり大回りになる。ある程度のスピードで走っていた場合、ドライバーはタイヤが滑ってしまうかもしれないと思う。だからInを狙ってできるだけRを大きく取ろうとする。
よって、センターラインを超えたというより、Inを付いて曲がっていたらぶつかってしまったので急ブレーキを掛けて半スピンでたまたま対向車線に停車したと考える方が普通。もっとスピードを出して曲がっていたら対向車線ではない車線に停車していたか、車線から飛び出していただろう。
結果として、この交差点の形が良くないこと。そして、それまでにも沢山の車がInを突いて走っている交差点の危険性を無視していた警察の怠慢が招いた事故と思えて仕方がない。