夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

再び竿を新調

2013年04月29日 01時23分25秒 | 渓流釣り
嫌な思いをした竿を振っているのはとても気分が良くないものです。良い竿なのですがあの二本の竿(前述)はお蔵入りにすることにし、新たな竿を購入しました。
 で、『がま渓流 テンカラ 幻翠莱(げんすいらい)380』っていうのを購入してみました。
 購入の経緯は、当会のてんから用品コレクターと自称していたTO氏が僕の振りにはGAMAKATSUの竿が合っていると教えてくれたからです。
 ところが、先日のあのとんでもないお店にもGAMAKATSUの竿が置いてあったので実際に手にとってみたのですがあまり良い感じではありませんでした。内心『(TO氏は)分かってねーなぁー』と思って手を出しませんでした。
 しかし、前述ような事件が起こってあの店で購入した竿はとてもいかがわしくて振ってて気持ちが悪くて仕方がありません。で、こないだの小宴会をやった時に少し早く家を出て渋谷の釣具店を見てみました。そこ(SANSUI)にあったのが、『がま渓流 テンカラ 幻翠莱(げんすいらい)340』という竿でした。先日あの店で振ってみたGAMAKATSUの竿は『水舞』というシリーズでしたので、こちらとはまったく調子が違いました。こちらの竿は張りがあってもしなやか。まさに剛にして柔。振った瞬間からこの竿にとり憑かれました。ただ、僕がいままで主に使ってきた竿は3.9mですので3.4mだとちょっと違い過ぎます。このシリーズに3.8mがあるのを知っていたので店員さんに聞いてみたところ置いてはいないとのこと。そこで仕方なく購入は諦めて帰って来ました。しかしながらとり憑かれてしまったのですから3.8mも手にしてみたくて仕方がありません。どこか近所に置いてある店はないかと探ったのですがなかなか見当たらず。一番近くでも岡野釣具店というあきる野市のお店。ここまで見に行くのも時間の浪費ですから思い切って物も確認しないで通販に踏み切りました。昔、餌釣りで使っていたGAMAKATSUの竿も良かったし、今回の3.4mも良かったので悪いはずが無いと踏んだのです。しかもこのお店には過去に行ったことがあって、その時は手作りの木枠のタモ網を購入したのですが、そのときの店主がとても感じが良く、さらに格安にしてくれたので好印象のお店でした。
 注文してから翌々日(翌日は釣りに行っていた)に手にした新たな竿はまさに新ジャンル。今流行のペナペナなてんから竿とはまったく次元が違う竿です。少々持ち重りがする(重心が手元から遠い)のと、振ったときの竿先の止まりがイマイチであることを除けば総て合格点以上です。加えて購入先の岡野釣具店からは、今回もおまけと称してヤマメの絵が描かれたコースターを同封してくれました。ありがとうございました。
 この竿でまだ実釣はしていません。てんからの場合は僕の振り方でその竿に合った糸の太さや長さがあるので調整中です。
 で、今日もあれこれと色々な糸を色々な長さで試していました。竿を振った力が竿の胴をしならせ、そのしなりが竿先に抜けて糸に伝わって行く様はまるで絵に描いたようです。そんなことをしていた時、!と閃いたのです。
 早速その閃きを試してみました。今まで振れた最長の糸は13mでしたが、その糸の先にやっとパワーが伝わる感じである時はビシッと飛んでもある時はタラーーッとなってしまって安定しませんでした。しかし、その閃きを実行したら13mではパワーが抜け切れず糸の先がターンオーバーしてしまうようになりました。これだったらもしかしたら20mでも振れるかもしれません(テストしている場所が駐車場で、10m以上のラインを振ると駐車場に面した道を通行する人に当たってしまう危険性があるのでこれ以上の長さはここではテストできません)。勿論飛ばせばいいって訳ではないのですが、飛ばせないから飛ばさないのと飛ばせるのに飛ばさないのではまったく意味合いが違います。竿の良し悪し、振り方のちょっとした工夫でこんなに違いが出ることを始めて知りました。
 今、僕はある夢を抱いててんからをしています。これは当会の会員たちは知っていることなのですが、それを実現するためにはどうしてもロングキャストが必要なのです。ですから昨日までこの夢は諦めていたのですが、今日からまた夢を持つことができました。夢の再スタートです。
 こんな素晴らしい竿を提供してくれたGAMAKATSU様、この竿を紹介してくれたTO氏、そして岡野釣具様には本当に感謝します。そして、この竿に行き着くきっかけを与えてくれたまったく従業員教育が出来ていない上州屋狭山ヶ丘店にも感謝です(笑。
 それと、短い竿でも釣れる人はこの竿の3.4mはとても完成度の高い竿(ってか、ほぼ完成している)ですから、もし目に付いたら実際に振ってみてください。一振りでとり憑かれると思います。勿論その人の振り方や糸やハリスの太さ・長さ、そして毛鉤の大きさなどで違いはあるとは思います。ちなみに3.8mもあと何年か改良を重ねればより完成された竿になると思っています。

良き仲間

2013年04月21日 10時55分28秒 | 渓流釣り
昨日は当会のメンバー6人が集まって小さな宴会。
実はこの会はとっくに開催されてるはずなのですが、出席者に雨男(嵐男?)と雪男がいるので過去二度に渡って開催を見送った経緯があります。

 僕は先日購入した竿を振っていると気分が悪くて(詳細は前述)仕方がないので、しっかりしたお店で新たな竿を購入するために宴会前に釣具店巡りをしてました。購入した竿は決して悪い竿ではないのですが、あんな奴らから買った竿を使っているってだけで気分が悪いのです。釣りって楽しい事が第一ですからこうした竿を使いたくないと思っているのです。 しかし、お目当ての竿は結局手に出来ず、その調子もわからないままネット購入となりそうです(泣。GAMAKATSUの竿って近所の釣具店の店頭で見ることがほとんどないのです。残念。

 釣具屋巡りを終えた僕らは予約時間が来たのでお店に向かいました。
 釣りの話は、あまりにレベルが違う人と話ししてても面白くありません。それが同レベルの人と話すとなるとこれはもうみんなエキサイトして。。。
 昨日集まったメンバーも一名を除いてみんな20年以上の釣り暦を持った人たちです。除いた一名も某有名なインストラクターから『天才』の称号を与えられた人ですのでベテラン勢に入っても何の違和感もありません。
 こんな良い仲間がそろったのですから、それはもう大人しくなれるはずがありません。沢山の良い話が次々に披露され、僕も今年は鮭釣り(てんからで狙ってみようなんて馬鹿なことを考えてます)に初チャレンジ(過去に外道で掛けた事はあるのですが狙ったことはないので『初』です)に連れて行ってもらえることになりました。そして超セレクティブなライズを繰り返す某釣り場にも案内してもらえる事になりました。
 なんか僕の中で『新しい僕の釣りの夜明け』みたいな気がして来ました。

 色々なお誘いを頂いて本当に嬉しく感じます。っていうことはお誘いが実現する日までに沢山の克服しておかなければならない現実が大きく肩にのしかかってきた事は確かです。しかし同時に沢山の夢を頂けたことも事実です。
 これから精進して頑張ってみたいと思います。楽しみだなぁ・・・。

上州屋(狭山ヶ丘店)。

2013年04月18日 00時41分52秒 | 渓流釣り
上州屋(狭山ヶ丘店)。このお店、とんでもないお店です。っていうか従業員教育がまったく出来ていません。ここであえて店名を隠さないのは第二・第三の僕のような人が発生しないように願うからです。

 つい先日(4月6日)、この店で竿を購入しました。SHIMANOの渓流テンカラZLです。てんから大王こと石垣先生がプロデュースした竿です。その日この竿を買う気はありませんでした。ではどうしてこの竿を買ったのかといいますと、石垣先生が良い人だからです。
 そもそも上州屋(狭山ヶ丘店)に行こうと思ったのは、吉田氏プロデュースの「ミディー」というテンカララインを買うためです。このラインは発売されたばかりなので、まだ普通に見かけるラインではありません。しかもテンカラ関係の品揃えの少ない当地区では手に入れる事はほぼ不可能であります。で、このラインがその店に置いてあるとのことでしたので行ってみたのです。
 「ミディー」はお店のテンカラコーナーにすぐ見つけることが出来ました。なぜこんな所まで来て「ミディー」を買う必要があったかと言いますと、先述したようにあの吉田氏が開発したラインだからです。彼を知る人はご理解いただけると思いますが、彼はことテンカラに関しては妥協を許さない人です。僕も彼のこんな姿勢には敬服していますので『彼がプロデュースしたラインなら間違いはないはず』と思って購入しました。何が一番良いかというと素材がナイロンということです。ご存知のようにテンカラはラインシステムという点ではかなりアンバランスなラインシステムで釣る事を余儀なくされます。それは振り込みという操作があるからです。テンカラに使われるラインは、現在の主流はフロロカーボンのレベルラインで、ナイロンでは撚り糸(テーパーライン)にして使用しているのがほとんどです。で、一般的にはハリスは0.8号ですからアンバランスの極めとでも言えるシロモノです。しかし「ミディー」はナイロンのモノフィラテーパーラインですから、力配分が良いのではないか?と思えたのです。ですから一度どうしても使ってみたかったのです。結論から言うと、誰もが扱えると思えるとてもいいラインでした。で、そのラインを購入する際、「ミディー」が陳列されている棚にSHIMANOの渓流テンカラZLを見つけたのです。この竿はレベルラインを主眼に開発された竿、つまりは軽いラインを飛ばすために作られた竿ですので「ミディー」にはピッタリかもしれません。この竿は発売前に石垣先生に振らせていただいて、実際に魚を掛けさせていただいて、かなかなの好感触を持ったのでいつかは買おうと思っていた竿です。この時点で購入を決めました。そして、そこにおいてあるテンカラ竿を何本か見たら他にも案外良い竿を見つけました。Daiwaの『テンカラ 燕翔 S・F(LT39)』でした。少々硬調ですが、僕の振りにはピッタリな感じです。で、この際両方買っちゃいました。
 で、14日にその二本の竿を使ってみました。そうしたら渓流テンカラZLを使用して3時間くらいで尻栓が無くなっている事に気が付きました。情けないです。
 で昨日、購入した上州屋(狭山ヶ丘店)に電話をしてみました。そうしたら1,500円位だとのこと。これには呆れました。売ったらそれっきりってことです。あくまで僕の使い方が悪かったと言う事でしょうか?確かに使用する前に尻栓のチェックはしませんでした。でも、普通の人はするのでしょうかね?購入時に3時間で尻栓が抜けるほど緩んでいるとは思ってもいなかったです。今年で釣り暦50年になりますが、今まで何百本という竿にお付き合いいただきましたが、こんなことは一度としてなかったからです。
 店員が言う分には、保証の免責が2千○百円ですから1,500円程度ですと免責内なので有料だと。
 この店は保証の対象しか考えていないみたいです。それともこの店員だけがそう思っているのでしょうか?3時間しか使えない2万円近い竿を売った責任がどこにあるのか?はまったく考えてません。まったく誠意を感じられません。僕自身、1,500円が払えないほどお金に困っているわけではありません。それよりこの店員の誠意を感じられない対応に腹が立ちました。途中で従業員が変わって二人目の人にも同じことを話したのですが同じ対応でした。上州屋(狭山ヶ丘店)の店長はこの人たちにどんな教育をしているのでしょうか?また、この人たちの親はどんな育て方をしてきたのでしょうか?いずれにしてもこんな人たちと話しているだけで腹立たしくて時間の無駄です。極めつけは、最後に電話を切ろうとした僕に『取り寄せましょうか?』ですって。まったく人の気持ちが解らない面々です。電話を切ってからこんな人間も居るんだなって、怒りを通り越して笑っちゃいました。その後、尻栓が無いのでは大変なので仕方なく自作しました。
 で、電話を終えた後、近所の上州屋(桶川店)に行く用事があったので、買い物をしながらそのことを店員に話しました。尻栓は作ったのでもうこの件はお終いと思っていたのですが、今後のためにもと思って話しました。こちらの店員も上州屋(狭山ヶ丘店)の店員の対応には呆れてました。で、『こちらからメーカーに初期不良でクレーム処理を出してみます。3時間しかもたなかったのでは免責だとか保証だとかの話ではないですから』って言ってくれました。こちらの上州屋さんはとても親切です。っていうか、こういう対応が普通であり、本来なら上州屋(狭山ヶ丘店)がやるべきことです。
 いずれにしても上州屋(狭山ヶ丘店)での購入は控えた方が賢明だと思います。特に高価なものは買わないほうが良いと思います。僕はもう二度とこの店に行く事はないと思います。

 釣りは人生のおかず(芸能人の熊さんの言葉)です。自分の人生をより輝かせる行為です。ですから釣りをする人はみんな多少なりの夢を持っています。その夢を普通にぶち壊してくれるお店、それが上州屋(狭山ヶ丘店)です。

カメラ

2013年04月09日 23時27分21秒 | その他
 カメラはコンデジが何といっても便利。防水・防塵は当たり前。その他いろいろな機能がついてコンパクト。特に最近のは画質も良くて大変良く出来ている。『だったらそれ使えば良いじゃん』って言われるでしょうが、・・・その通りです。
 でも、なんか良いんですよデジイチは。カメラらしいというか何というか。シャッターを切る瞬間が堪らないのです。良くデジイチの方が綺麗な写真が撮れると言われますが、僕のように技術も何もない人間はデジイチでもコンデジでも大差はないような・・・(泣。
 で、今回は今まで長い間使ってきたNikonのD300にお別れとなりました。このカメラはなんか僕を呼んでいるようで、発売と同時に買いました。当時は基本性能がしっかりしていれば良いと思って買ったのですが、現場(釣り場)に持って行くとなるとそれなりに量張って超大変と思っていました。でも、使っているうちになんとなく慣れてきて。このクラスでは画像も僕には充分過ぎるように思えてたので後継機種に移行する事は考えていませんでした。
 しかし、ある時渓流でこのカメラを肩から提げたまま滝壺にドボンしてしまいました。慌てて泳いで岸に上がったものの電源も入らず駄目になってしまいました。とても悲しくて。。。僕の不注意から今まで頑張ってきてくれたこいつを駄目にしてしまったという罪悪感が。しかし、数日後には息を吹き返してまた電源が入るようになりました。またある時は渓流の浮石に足を取られて大転倒。このときも動かなくなってしまって、今度こそは駄目だろうと他の機種を調べていました。次の釣行の時までこのカメラが動かなくなっていたのがすっかり頭になくて、さて行こうと思った時に思い出して。。。コンデジはあるのですが、とりあえず動かないか?みてみたらやはり今度は駄目そうです。で、どうせ駄目ならと思って強く叩いてみました。そうしたらまた動き出して。。。合計4回の完全水没と一度の衝撃を何とか乗り超えて来たタフなカメラです。一番最後は渓流で用を足すので体から外して岩の上に置いておいて、帰ったら岩の上になくて・・・えっ?盗まれた?って思ったら岩の脇の水底に沈んでいて。。。流石に駄目だろうと思ったのですが、数日後、中まで乾いた頃を見計らって電源を入れてみたら動かず。で、新たなカメラを買おうかと思ったのですが、どうせ新しいカメラを買うのなら壊れたって良いからと思って高さ1mくらいから自然落下させたらまた動き出して。なんと強いカメラでしょう!気に入ってしまいました。でも、流石にこれは衝撃が大き過ぎたらしく、その後は露出が勝手に変わってしまうという、とんでもないカメラに成り果てました。でも、シャッターを押すたびに手動で露出を合わせればとりあえずは撮れました。そんなふうにしてこないだの桜も竿の写真も大物の鈎の写真も撮ってきました。
 そしてこないだの釣行で、何ともない場所で転んで水がかかって。5度目の水没です。でも、その時は動いていたんです。で、撮影だけは出来て家でCPに画像を移そうとしたら電源が入らなくなっていて。いよいよ駄目だろうと諦めてまた新たなカメラを探っていました。でも、友達の写真が入っているので、何とか画像だけでも取り出せないか?と思って・・・早く乾くようにホッカイロの上において温度が上げて部屋を思いっきり除湿して。そしたらなんとまた動き出したのです。早速画像をCPに移して事なきを得ました。
 こんなひどい目に合わせたカメラですが、最後の時にまたいろいろと調べていたら、最近は凄いカメラが出ているではないですか! D800というカメラがなんと有効画素数が36.3メガピクセル。いままで使っていたD300は12.3メガピクセルですから、なんと三倍の画素数です。画素数が大きいだけでカメラは語れませんが、大きい事は良いことです。しかも動画まで撮れます。で、このカメラのことを色々と調べましたら、どうもD800にはもう一つD800Eという兄弟分のカメラがあって、こっちの方がモアレっていうのが出づらくなっているようで、こちらの方が人気みたいです。それでもなんと僕がD300を買った時とたいして値段が変わらないのです。コリャ買いでしょう。って思ったものの、重さがかなり重くなっているのに気が付きました。今まで使っていたD300が約825gに対してこのD800Eは約1000g。たった175gの違いですが。一日中肩から提げているとD300だってずっしりとしてきますし肩こりも辛くなるのです。ですから、この上の175gは結構キツイと思われます。でもその175gの増量への対価が充分なのであれば頑張れるような気がします。で、このカメラで撮った写真をあちこちのWebで見せてもらいました。流石にそれなりの人が撮った写真ですから素晴らしいの一言なのです。特に風景の写真なんかは細かい所まで描写されていて画像がとてもシャープです。勿論、僕がこんな素晴らしい写真を撮ることなんて不可能なのですが、偶然撮れちゃうことだってあるかもしれません(ないかな?)。ってんで購入しました。
 画像の左側がタフなD300。右が僕の夢を託したD800Eです。これからは頑張って重いカメラを背負って釣り場に繰り出します。偶然を夢見て。

 いままで色々な試練を被り、そのたびに復活してきてくれたD300にお別れするのもちょっと悲しい気持ちもあるのですが、今まで苦労させた分、これからはゆっくりと休んでいただきたいと思っています。
 D300、ご苦労様。そしてありがとう!