夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

標識放流

2011年08月17日 02時33分31秒 | ヒラメ釣り
タグ・アンド・リリース(以下『T&R』)ってご存知ですか?
文字通り、釣った魚に標識をつけて放すものです。
なんでこんなことをするのかと言いますと、これによって魚たちが海や川でどのように移動しどのような成長をするのか?が解かって来るからです。システムとしてはある管理団体が発行したタグと言われる標識を付けて釣った魚を放します。その際、大きさだけをメジャーしておきます。そしてその標識No.、放流地点、放流日時、そしてその時の長さを管理団体に報告しておきます。そして、その標識された魚が捕れた場合、その捕った人や団体がその管理団体に捕れた日、場所、そしてその時の大きさを報告します。このことによってその魚がどのくらいの時間でどのくらい成長するのか?はたまたどのくらいの時間でどちらの方向にどのくらい移動するのか?が解って来ます。これにより今後どのような方法を持って自然を回復して行くか?の一つの指標になる訳です。

 管理人はヒラメにしてもカジキにしてもタナゴにしても基本的にリリースが前提ですので、どうせリリースするのであればこういう活動に役立てて頂きたいと思い、以前よりこの活動に参加させていただき、何匹かのヒラメをT&Rし、採捕に至った経験があります。そして今回また採捕の報告がありました。
 僕がこの活動に利用させていただいているのはJGFA(Japan Game Fish Association)という団体です。
 
 今回JGFAから送られてきた『標識魚採捕結果』によりますと、僕が2010年9月19日に千葉県利根川河口沖でT&Rしたヒラメが2011年7月27日に大洗沖で採捕され、放流した時点で36㎝だったものが、50㎝になっていたというものです。つまり概ね一年で利根川河口から大洗まで移動し、その間に約15㎝成長したという結果です。

 このような実証の積み重ねがこれからより良い釣り環境を整えて行く一助となってくれることを願って止みません。

 今回、採捕報告をしていただいた大洗町漁協所属「えびの丸」様に感謝します。

皆様のところは大丈夫ですか?

2011年08月08日 23時17分40秒 | 社会
今日『放射能防御プロジェクト』という市民団体が首都圏の放射能を実測し、その結果を会見し、インターネットで配信されました。
 そもそも、政府がしっかりしていればこんな団体は必要はないわけですが、政府が正しい報告をしない現在、こういう団体はとても重要であり、必要であり、尚且つ貴重であります。
 そもそも『放射能防御プロジェクト』という市民団体を僕は知りませんが、今一般に公表されている数値は、基本的には政府が圧力をかけた、いかにも“大丈夫です”みたいな数値しか報道されていません。しかし、我々が知りたいのは大丈夫な事ではなくて大丈夫ではない事を知りたいのです。そしてそれを早く知って早く対処したいのです。

 ですから、こういう政府が関与しないデータはとても信頼に値するものであると思われます。実際、当プロジェクトのHPには『土壌調査プロジェクトに参加した市民の皆さんがそれぞれの場所で土壌を採取し、同一の分析機関で核種検査(ヨウ素131、セシウム134、セシウム137)をおこないました。』とあります。よって、我々が買って使うような簡単な測定器ではなくて、専門機関でしっかりした機器を使って(首都圏土壌調査結果にも、その最初に『厚生労働省「緊急時における食品の放射性物質測定マニュアル」に準ずるγ線スペクトルメーターによる』と書かれている)正確な値をはじき出しているということからも十分に信頼できる調査方法と思われます。少なくとも政府が発表している値よりも信頼できるのではないでしょうか?

 実測して報告された結果は
http://doc.radiationdefense.jp/dojyou1.pdf
です。

埼玉の三郷は強烈ですね!

我が家の近くでも高レベルです。

茨城も計測地点の総てが黄色です。(霞ヶ浦に行かなくなった理由が判っていただけますでしょうか?) 取手は(チェルノブイリに当てはめると)『移住の権利が認められる』レベルの高濃度です。

東京の巣鴨も強烈ですね。
ちなみに『文部科学省から委託を受けている財団法人日本分析センタ ーの「日本の環境放射能と放射線」より』と書かれている『2009年度のセシウム137年間平均値→東京都新宿区で1.5Bq/kg』が正しいとすれば、今回巣鴨で計測された33,457Bq/kgというのは年間平均値の22,305倍の放射線量です。通常の2万倍を超える放射能がある東京都内が大丈夫と言う政府の気が知れません。もし、自身があるならその根拠をはっきりと述べる必要があると思います。

ここで注意が必要なのは、今回の発表は土壌調査ということです。庭や道路などどこにでもある土を計測しています。
 我々が外で遊んだりすると服が汚れますよね。要は土埃がたって服に付着するのです。特にこれから秋になると空気が乾燥して来て土埃が舞い上がる上、運動会などの催し物も多くなります。で、その付着する土埃が放射能を帯びているのです。よって、それらが付着した服は着ている間中我々に放射能を浴びせ続けます。加えて(一番大切な事です)これらの土埃は呼吸をすることによって我々の肺に入り込み、その粘膜上に貼り付いて365日24時間、我々に放射能を浴びせ続けるということです。要は内部被曝の内、一番怖い呼吸器被曝です。ちなみにもう一つの内部被曝である消化器被曝は数日で便とともに体外に排出されるのですが、呼吸器についた放射線物質は排出されませんので、ずーーーと放射能を浴びせ続けます。しかも、上記の結果はセシウムがメインです。放射性セシウムのうち137と呼ばれている物は半減期が30.17年ですから30年過ぎたころ、その能力が半分になるだけです。数学的な話になりますが、30年で半分ということは60年で半分の半分で1/4です。こうしていくら2で割っても絶対に0にならないのですから、一旦肺に定着したセシウムは一生我々に放射能を与え続ける訳です。これで大丈夫なはずがないのは誰でも容易に解かりますよね!それでも政府は大丈夫だと言い切ります。
 人の健康に害があっても、これから日本を背負って立つ若者や、これから生まれ来る子供たちの体が蝕まれても現状が乗り切れれば良いと考えている以外にはあり得ない発言です。
 恐ろしいですね!お金が絡むと人はここまで落ちてしまうのです。

ちなみに、今日の会見で弁護士が出ていましたが、大切な事を言いませんでした。それは、今後健康に害があって、それが今回の放射能汚染と限りなく因果関係が危ぶまれる場合、法律的にどのようになるのか?についてです。多分保障はされないのでしょうが、これを保障するようにすれば、今のような対応にはならないと思いますがどうでしょう?

自然の再生?

2011年08月07日 22時28分28秒 | タナゴ釣り
 昨日近くのホームセンターに行く途中にあるホソを覗いてみました。
昔はまさにドブでしたので、何年も覗いていなかったのですが、2週間ほど前に親子でタモ網持ってウロウロいしているのを見かけたので“ここにも何かしらの生き物が住めるようになったんだぁ”と嬉しく思いました。
 その時はそれだけだったのですが、その対象が気になり出しました。もしかして・・・タナゴ?なんてことは・・・ないでしょう。でも、やはり見に行くしかありません。たまたま今日は夕方から野暮用があるものの、昼間は何もないので見に行ってみました。
 そうしたら以前のどぶ川が信じられないくらいな清流になっていて・・・。まさに三面護岸のU字溝なのですが、老朽化してボロボロに壊れています。そして、その隙間からオオカダナモのような水草がやたら生えていて、またその隙間に何やらうごめく影が!
 居ました。居ました。・・・魚です。魚種は不明ですが、多分モツゴかタモロコといったところ。タナゴっぽいのも居ましたが、これは捕ってみなくては判りません。
 そして、そのu字溝に沿って下って行ってみました。僕の影に驚いた魚たちがあちこちに逃げています。そして、ちょっと流れが緩くなっている所にはメダカが沢山!そして、もっと下って行ったら真っ白なメダカが!熱帯魚屋で見たことがあるやつです。こんなのは昔は居ませんでした。少々がっかり。
 昔はタナゴがいっぱい居た場所ですので、寂しさはないわけではないですが、とりあえず生体反応が出て来ただけでも嬉しいです。ただ、間違いなく貝は住めない環境だと思いますのでタナゴは出ないでしょう。

 気を良くした僕はタナゴの姿を見るべく、近くのタナゴが住む場所に行ってみました。暑さの所為でしょうか?釣り師の姿がほとんど見られません。で、僕が大切にしているポイントに行ってみました。草陰に一人やっていたので『こんにちわ』『どうですか?』と聞いたら『ダメ~』って。この人とは何度もここでお会いしていてタナゴ談義をしている人です。タナゴ釣りに対するスタンスが似ているので、お互いに釣っても場が荒れません。お互いC&Rですから魚も減らないし。で、ダメ~と言いながらも、僕が見ている間に10匹は釣っていましたので、まだまだ健在のようです。
 で、その人と別れて他の場所に行ってみました。人がいないので魚が居ないのかとウロウロしてみたのですが、濁りが強くてなかなか見えません。そのうち、何やら巨大な魚に出くわしました。80㎝ほどあります。さて何でしょう?久しぶりに出会った魚だったので一生懸命撮影したのですが、ろくな写真は撮れず、上のような写真しか撮れませんでした。でも判りますよね?
 なんだか我が家周辺にも自然が帰って来てくれているように思えて嬉しい一日でした。

<セシウム米調査>14都県で実施、汚染米は全量廃棄は大丈夫?

2011年08月04日 01時10分02秒 | 社会
<セシウム米調査>14都県で実施、汚染米は全量廃棄ってニュースが・・・。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110803-00000099-mai-soci
これって、農水省の人間が現地に行って調べるのでしょうか?
高汚染地域もあるでしょうから、多分彼らは行かないでしょう。
適当に持って来させてそれを測るだけだと思います。

だとすれば、例えば九州などの温かい地方は早く収穫するでしょうから、そういう地方で尚且つ放射能汚染が少ない地方のコメを買って、それを混ぜちゃえば・・・。
 こうすれば、買った米がまったく放射能汚染が無ければ、倍混ぜちゃえば放射線値は半分になるでしょ。半分になったらほとんど暫定基準値以下になるでしょ。

 牛肉はやり辛いにしても、牛乳や野菜や茶葉なんか同じような手口でいくらでも放射線値を下げられますね。

 その上政府は正確な値を公表していないみたいだし。

総てが信じられなくなって来ていますね。
やはり、各自が放射線測定器を購入して測るしかないでしょう。
ちなみに放射線測定器といいましても色々とあります。食品の放射線量を測定するには感度の良いNaIシンチレータといわれる物が適しているとの事です。

これで完全終了

2011年08月02日 13時46分55秒 | タナゴ釣り
7月末日、最後の霞ヶ浦に行って来ました。
前回、廻れなかった世話になった人と最後にお師匠さんにお礼をすること。3.11直前にトンガリウキを上げると約束していたH君(ここでは自転車タナゴ君ですね)に約束を果たすこと。これが今回の目的です。勿論、行くからには放射線が恐くても釣りはします。
 前夜に大雨があったらしく、ドックしか釣りになりませんでした。カネヒラとタイリクバラタナゴばかりでヤリタナゴが少々。・・・本来はこんな湖ではないはずなのですが。
 いつの日か、誰でも竿を出せばヤリタナゴ、アカヒレタビラ、マタナゴがガンガン釣れるようになって欲しいです。
 当日の僕を楽しませてくれたお師匠さん、H君、そして霞ヶ浦そのものに感謝をしながらこの『霞ヶ浦のタナゴ釣り』を終了させていただきます。

 今確認したら、これだけ更新していなくても一日で500人以上の方が遊びに来てくれているようです。本当にありがとうございます。
 そのうちに表題である『霞ヶ浦のタナゴ釣り』をリニューアルしてまた更新をしていこうと思っています。いずれにしても僕は釣りしか考えられない人間ですので、釣り関係でしょう。乞うご期待。
 なんか、いい表題はないですかね?