夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

開けましておめでとうございます。

2011年12月31日 23時23分58秒 | その他
 昨年は誰にとっても忘れられない年になってしまいました。僕にとってもそれは同様で、これから先こんな事は二度と起きない事を祈るばかりです。誰が悪いでもなく、自然の成り行きとはいえ、あまりにも無情で惨憺たる現実。恐ろしかったです。『これが自然なんだ』そして『自然の前では人間の力なんて微塵でもない』とことをまざまざと見せつけられました。例えば大枚をはたいて作った田老町の大防波堤だって、午後3時25分に津波が田老地区に到達し、約500メートルにわたって一瞬で倒壊した。そしてそのために田老地区はかえって大きな被害を蒙った。一旦溜めた力が一瞬で解放されたらそれはもう恐ろしい事になる事を僕たちは勉強させられました。それなのにまだ防波堤を作ろうとしているのは何故?こんな所からも狂った日本の姿が見えています。もう税金なんて納めたくなくなりますね。
 いずれにしても、今年もこれから先もこんな事が起きない事を祈るばかりです。実際僕も二人の釣り仲間を亡くし、もう一人はいまだに発見されておりません。この事で、日本は大きい変革が必要になるでしょう。ってか、この震災で亡くなられた命を無駄にしないためにも変えなければなりません。今まで通りにやっていたら、あの復興をすることは無理です。国民への負担が大きくなり過ぎるからです。選挙だって国民が持っている一票をしがらみは捨てて、これから日本がどのようになるべきか?を私欲を捨てて考え、そして日本を国民の望む形に変えて行く必要が出て来ております。『(組織の)トップがこういうから』とか、『この人に入れておけば(個人的に)有利だから』などという汚れた票は投票するべきではありません。純粋に日本という国の将来を考えて(自分だけの事を考えないで)、投票に臨むようにしていただきたいと思っております。

 原発に関しては未だに正しいデータの発表は無く、市民の方が国よりもよほど早く測定出来ている現状は何とも滑稽です。こんな滑稽な国にしてしまったのは国民の汚れた票です。
 今でも沢山の人がチェルノブイリなら避難レベルの線量地域で生活しております。お子様や妊婦も居ます。こんな呆れた国にしてしまったのも国民の汚れた票が原因です。
そして、国民は何も言わない国に対して何も言わないのでしょう?言ったってどうにもならないからでしょうか?・・・そうです。でも、そういう国にしてしまったのも国民の汚れた票です。
 何も言わない国民に対して???です。もっと声を大にして叫んでみたらどうでしょう。他力本願では何も事が進まないですよ。後手後手に回されるだけです。まず来年はこの日本がどういう国になって欲しいか、声を大に叫ぶ年にしてみたらいかがでしょうか?

 僕の釣りも昨年は大きく変わりました。原因は1にも2にも福島原発です。それ以外に理由はありません。大好きだった霞ヶ浦のタナゴ釣りもほとんど行けなくされました。野菜や肉はほとんど外国産も物に切り替え、本当に美味しい国産の物は恐くて味を感じられなくされました。で、山に逃げて渓流釣りに復帰。同時に昔やっていたテンカラも復帰しました。海も再開しましたが、こちらも放射能を心配しながらの釣りを余儀なくされてます。今一番楽しいタナゴ釣りはこの近辺ではとても心の底から楽しめないので、普通なら遠征とでも言うような地区まで行ってやらざるを得なくされました。

 そんなことが幸いして、また様々なジャンルの釣り友達が出来ました。釣りって本当にいい物です。こんな苦しい一年を過ごした僕でもいままでの沢山の友達や、新しい友達との交友で相当に癒されます。友達・・・それは僕が釣りで得ている一番の宝物なのかもしれません。普段はほとんどリリースしてしまう僕ですが、これだけはリリースしませんから、今年だけではなく、これからもずーーっと・・・末永くよろしくお願いします。

お世話になりました。

2011年12月29日 22時09分33秒 | 釣り全般
今年の僕の釣りに関わった皆様
色々とお世話になりました。

今年を振り返ると3.11があって、霞ヶ浦を離れ、他の地域でタナゴを釣り、生まれて初めて画像のタナゴを釣った事とヒラメの日本記録(2Lb)が取れたことが大きく記憶に残っております。画像のタナゴは盛期は過ぎたとはいえ物凄い色でしたし、身体的特徴が顕著な個体でしたから、最初は嬉しいというよりはビックリしていた記憶があります。
 その後、渓流釣りやヒラメ釣りも復活し、様々な釣りから他の釣りへのヒントを探り、その中からまた新たに使える道具やテクニックなどを模索して楽しんだ年でした。これはまだしばらく続く作業ですが、釣りのジャンルが違っても、結構そのベースは変わらない事に気が付いて来ています。

 放射能の影響で霞ヶ浦にはほとんど顔を出さなくなっているので、本来なら表題を変えるねきなのでしょうが、そんな事すらしていない僕を温かく見守ってくれてありがとうございました(笑。自分的にはまた霞ヶ浦に帰り咲きたいと思っているので、現在正しい情報を得ようと努力していますが、まだ自分の中では安心できないので、心の底からリラックスできる釣りが出来るほどはノーテンキではありません。僕の場合、釣りは職業ではなくあくまでも人生のおかずであり、心の洗濯であり、ピンと張りつめた神経を緩める場所ですから、どうしても他に行ってしまうのです。それはタナゴに於いては地域が変わりましたし、タナゴ釣り以外の過去にやっていた釣りにも行き出していますので、釣りの対象魚や釣り方も変わって来ております。よって、表題に魅せられてここに来られた方は『何て奴だ!』『詐欺だ!』って言うかもしれませんが、それを僕は否定はしません。でも、今でも霞ヶ浦やその周辺にお住まいの方々が大好きな僕は、放射能に関して安心できる状況が出来たら是非また表題の内容にしていきたいのです。その希望を捨てないためにもこのBlogの表題はこのままにさせておいてください。


さて、来年の話です。
実の事を言いますと、来年は世界がアッと驚くようなことを企てております(笑。
っつぅーか、今、ある人と組んで他の釣り人にとっては実に下らない事を真剣に考えています。これが実に下らなくて愉快なのです。釣りは職業にしてしまうとシンドイでしょうが、アマチュアとしてやっている内は本当に、心から楽しいです。釣りを考え出したのは誰なのか?は解かりませんが、こんなに面白い事を考えてくれた人(多分縄文人です)に、心から感謝しています。
で、その用意は着々と進んでおります。
成功した際には、みんなで『クッダラネー』って笑ってやってください。

つぅー事で、来年の僕の釣りを乞うご期待!
って、誰も期待なんかしてねーか。

来年もよろしくお願い致しまーーーす。

皆様も良いお年をお迎えください。

(管理人)



タナゴ シンポジウムの追加

2011年12月27日 00時16分55秒 | タナゴ釣り
タナゴシンポジウム
http://www.sugamo-fishing.co.jp/shop/shop_img/horyu_boshi.pdf
の交通のご案内です。

駅からバスをご利用の方は

●土浦駅東口 階段を下りて目の前から「霞ケ浦環境科学センター」行きバス 12:30出発

●復路:「霞ケ浦環境科学センター」17:00出発 土浦駅東口行き

だとのことです。

時間に都合のつく方は是非いらしてみて下さい。
大学の先生の難しい話もあるかとも思いますが、少なくとも『霞ヶ浦の環境をより良くしようとしている人たちがいる』という事は実感できると思います。

『タナゴ ポケット図鑑』発売

2011年12月21日 07時48分23秒 | タナゴ釣り
もうすぐ『タナゴ ポケット図鑑』が発売されます。勿論、僕らの会のオフ会にも参加してくれた、あの熊谷氏の執筆です。
 とても楽しみです。

 で、その内容は・・・
コンセプトは「フィールド」。
北は秋田から南は九州までを取材でカバー。
現地で釣った個体をモデルにするのが基本。
オスメスの産卵期・非産卵期個体写真あり。
タナゴの写真あり、生態観察の写真あり。
生息場所の写真あり。
自然界で生まれた珍種写真あり。
これで2,310円(税込)

『寒くてフィールドは・・・』と言っている人・・・今年のクリスマスと正月休みはこの本の熟読ですね!

タナゴ シンポジウム

2011年12月19日 23時35分53秒 | タナゴ釣り
画像は
http://www.sugamo-fishing.co.jp/shop/shop_img/horyu_boshi.pdf
からの抜粋です。

『土浦の自然を守る会』主催の『今こそ、釣り人みんなで考える ~残そう地域固有のタナゴたち~』というシンポジウムが開催されます。

 この表題からしてとても有意義なシンポジウムになる事は明白です。場合によっては歴代に受け継がれる一大イベントかもしれません。時間がございましたらご参加されてはいかがでしょう?


 無料
 日にち 2012年1月14日(土) 13時~17時
 場所  霞ヶ浦環境科学センター
 懇親会 18時~
   ★懇親会は有料です。(要連絡:25日までに tsuchiuranature@gmail.com)
     懇親会のみ¥3,500
     一泊朝食付¥7,000 ビジネスホテル『トキワ』(土浦水郷橋近く)  


講演は
・三宅琢也氏(基調講演)
 三重大学の河村功一准教授(タナゴ類の遺伝子系統の大家)と共に研究している人。
 つまりは遺伝子の話。
 (http://www.wdc-jp.biz/pdf_store/isj/publication/pdf/54/5402_04.pdfなどで有名)

・葛西臨海水族館の飼育担当の方から
 タナゴ類の継代保全の話

・諸澤崇裕氏(つくば大学)
 http://bitterling.web.fc2.com/

・熊谷正裕氏
 月刊『つり人』で『日本タナゴ釣り紀行』を連載中。および同名の書籍。

・鹿熊氏
 BE-PALやサライなどに執筆しているフリーライター

・萩原富司氏
 土浦の自然を守る会
 
・松間氏
 土浦の自然を守る会(?)
 以前何回か釣りにご一緒させていただいたことがあります。

が講演内容のようです。



  


この魚は?

2011年12月17日 07時56分55秒 | 渓流釣り
先日釣り仲間と一緒に管理釣り場に行って来ました。
その時に釣れたマスがこれです。
ヤシオマスで良いのでしょうか?
僕らはこのテの魚はみんな一派一絡げで『ニジマス』と呼んでいます。ニジマスにも何種類か居てそれぞれに特徴があります。僕はニジマス特有の黒点が無い、もしくは少ない物はヤシオマスだと教えてもらったのですが、それであればこの魚はヤシオマスであっているのだと思います。ただ、他のWebを見てみるとヤシオマスとして掲載されている魚に、この同定基準には沿わない写真が多数見られます。だとするとヤシオマスの同定基準が判らなくなってしまうのですが・・・。
 もしも各種ニジマスの同定法とかご存じな方がおられましたらご教示いただければ幸いです。
 尚、この管理釣り場のWebにはこの魚を釣った場所にはイワナ、ヤマメ、ニジマス、ブラウン、ヤシオマス、ドナルドソン、スチールヘッドが居ると書かれています。
スチールヘッドは僕の中ではニジマスの降海型と認識しておりますが、海とつながっていないこの場所にスチールヘッドが居るというのも???です。

毛鉤 Part. Ⅱ

2011年12月08日 12時18分51秒 | 渓流釣り
タナゴ釣りと違って渓流釣りには禁漁期があります。釣れない時期っていうのはとても寂しいのですが、それがまた良かったりします。
 毛鈎釣り師はそんな時期にはほとんど毛鈎巻きに専念します。僕は前のがあるのでそんなに巻く必要はないのですが、それでも暇な時には巻きたいと思います。

 ・・・ところが・・・バイスが無い!
 ・・・安物でしたが手に馴染んだバイスです。捨ててしまう訳はないのでどこかにあるはずです。ところがまったく見当たりません。どうも火事の時に捨ててしまったようです。
 で、新たにバイスを購入しようと思ったのですが、昔より沢山のメーカーや種類があって・・・もしかしたら昔からあったのかもしれませんが、とにかく格好の良いバイスが沢山・・・選び放題です。でも、それだからこそ悩んでしまって・・・でも、こんなもんで悩むのも時間の無駄ですから、適当な物を購入して早速巻いてみました。

 なにせ毛鉤を巻くのは20年ぶりですから、要領を得ず、あまり綺麗には巻けません。でも、釣果にはそれほど関係はありませんので、これもまたヨシです。この初心者的毛鉤がこれからどんな風に変化して行くか?・・・これまた楽しみです。

 画像は雀の羽で巻いた伝承毛鉤風毛鉤です。
 ちなみに、雀は20年前に捕まえて数枚頂いてリリースをして貯めてあった物を使いました。20年経った今でもこうして使えるって嬉しいですね。雀も最近ではかなり減ってしまっているようなので大切にしなくっちゃ。

懐古

2011年12月01日 00時02分11秒 | 渓流釣り
これは以前僕が一生懸命にテンカラをやっていた頃(30年くらい前)に巻いた毛鈎です。逆さ毛鈎が好きだたので、全部逆さ毛鈎です。
 きっともう使う事はないだろうと思ってはいましたが、自分で巻いた毛鈎は愛着があって捨てられずにいました。ちょっと特殊な使い方があったように記憶しているのですが(普通に誘って釣ったのでは釣れないと言う事)、どうやっていたのか?の詳細は覚えていません。
 でも、こいつらもやっと日の目を見る事になりそうです。

 接着材の劣化などで使ったら即バラバラ事件に・・・何て事にならないことを祈っています。