夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

麻薬・・・要る?

2012年03月29日 23時25分50秒 | 社会
今日はちょっと強く発言させていただきます。不適切な表現もありますが、解かり易くしたいのでご容赦を。

 最近TVニュースで原発周辺住民へのインタビューが多く放映されています。
そのほとんどの答えが『原発が無くては困る』というものです。
原発がある事により潤っていた経済が原発が終わる事とともに無くなってしまうという不安をかき立てているとしか思えません。そもそも原発はそういう産業が無い場所に作られてきました。そして、原発が出来ると共に沢山の企業やお店が必要になり、それに応じて町が潤って来ました。つまり、ある意味、原発はその周辺に美味しい思いをさせて来たのです。しかし、良く考えてみれば、これらの経済的潤いはあくまでその人たちの努力で成った物ではなく、原発の副産物でしかありません。つまり、原発関係者は今まであまりにも良い思いをさせてもらったものですから離れられなくなっているのです。
 こういう状況って麻薬と同じだと思いませんか?何年もずーーーっと良い思いをさせておき、周辺住民は(言葉は悪いけど)薬漬けにされていたのです。そして薬を一旦止めた後、『欲しいか?良いのか?将来的に大きな問題を残しても。・・・そうか、それでも欲しいのか』と。『原発が無くては困る』と応えている人たちは、国によってまさに重篤な麻薬患者にされてしまった・・・そんな感じがしてます。
 もう、こんな麻薬のような関係は絶ちませんか?そこから総てが始まると思います。原発が無くったって産業が起こせないわけではないでしょう。そういう原発に依存してしか生きていけない人たちより、自分たちで自分たちの道を切り開く人、そういう人たちこそ僕らの税金は使われるべきで、僕らが一番応援しなくてはいけない人たちなのではないでしょうか?

 安全神話はすでに崩れています。想定外がない証は何もありません。自然災害だけが問題ではありません。人為的な(9.11のようなテロなど)ことなども考えなくてはなりません。しかしそこまでの想定はまずできません。そして、福島原発事故による影響がどの程度なのか?も検証されていません。霞ヶ浦では早々に奇形魚が多くなって来ているという報告しているWebも見かけました。人体への影響は、出るとすればこれからです。よって、まだどうなるか?は総てに於いて全く判っていないのが現状です。そんな中で、北海道と大分県でも半減期2年といわれているセシウム134が検出されていることを知りました。
http://www.radiationdefense.jp/wp-content/uploads/2011/10/386236084219d8d43b4f29c44ca537b4.pdf
半減期が比較的短いセシウム134が検出されたということは、福島第一原発から拡散されたものである可能性が高いわけです。こうしてみると、もう一個原発が福島のようになったら日本は人が住めなくなってしまうかもしれません。つまりは原発が事故を起こしたら原子力安全委員会が決めた防災重点地域30㎞圏内だけの話ではないのです。そういう状況下であるにも関わらず自分のことだけを主張して良い物かどうか?を自覚してTV報道をしてもらいたいですし、マスコミも考えてもらいたいです。そして原発の周辺住民の方々にもこのことを踏まえた上で原発をこのまま稼働させるか否かを判断してもらいたいです。

 蛇足になりますが、原発事故の防災重点区域に指定されるとどうなるか知ってますか?炉心溶融など重大事故が予想される場合、即座に避難させるとか防災対策を重点的に行うとかくらいをしてくれるだけです。今回の福島で皆様はご存じだと思いますが、原発が状況を隠蔽するので、政府は何もできないのです。つなり、この原発事故の防災重点区域はまさに絵に描いた餅であります。そして暫定基準値以下とはいえ、放射能付きの食事を強いられるのです。ここで注意しなくてはならないのは、暫定基準値とは「ここまでなら安全ですよ」というものではなく、政府が決めた「ここに住んでいたいのならこのくらいは我慢しろ」的な数値であることを再認識してもらいたいです。

 それと、ここからは釣りに関してですが。福島をはじめ、栃木、群馬でも県が渓流釣りを自粛するようにしています。これはヤマメやイワナなどから最高で490ベクレルの放射性セシウムが検出されたことによるものです。これは国の今の暫定基準値以下ですが、4月から導入される暫定基準値の1キロ当たり100ベクレルを超えているための処置です。これを受けて、様々な釣り団体がC&Rなら問題はないだろうということで様々な活動を行っているようですが、一番の問題は、そのような放射能汚染が高い場所に人が出向くことです。釣りなんかしなくても死ぬことはありません。しかし、出向けば死よりももっと恐ろしい事になるかもしれないのです。しかも、釣り場は他にもあるわけですから無理して放射線量が高い地区にいくことはないと思います。勿論、自己責任でと言う事なのでしょうが、責任ある立場としてはそういう案(C&Rなら問題はないだろうという)に賛成出来なくて当たり前です。放射線は遺伝子を壊しますので、影響は末代にまで出ます。そういう怖さを理解したら尚更許可は出来ません。C&Rなら問題はないだろうという活動をされておられる方は、何かがあった場合には是非責任を取って頂きたいと思います。

 

大飯原発「安全宣言」へ 安全委がきょう「妥当」判断・・・ですって。

2012年03月23日 09時34分05秒 | 社会

2012.3.23 01:37 産経ニュースから
 内閣府原子力安全委員会(班目(まだらめ)春樹委員長)は22日、大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働条件となるストレステスト(耐性検査)が23日に「妥当」と判断する方針を固めた。これを受け、野田佳彦首相は近く、大飯原発の「安全性」を宣言。県や町への説得がスムーズに進めば、4月中に再稼働が実現する可能性がある。

 経済産業省原子力安全・保安院は今年2月、地震の揺れは想定の1.8倍、津波の高さは同4倍まで耐えられるとする関電の報告書を「妥当」と判断。安全委も同様の判断を固めた。

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以前僕がここに書いた通りに動いてますね。
あまりにもストーリーが単純で呆れるばかり。

辛い

2012年03月19日 16時04分58秒 | その他
釣りとは全く関係ないですが・・・・・。

先日釣りに行って買って来ました。
辛い物好きにはたまらない『ゴマんぞく』です。
僕の中で、これは台湾の老狼醤に続くヒットです。
一パック500~600円くらいだったと思いますが、結構辛いのでしばらくもちます。
辛い物好きの諸氏にウケると思います。
本来はうどんに入れるための香辛料なのですが、肉料理や餃子などに入れても行けると思います。昨日はカップラーメンに入れて食べたらこれまた格別な・・・。
ネットでも手に入ると思いますので、辛い物好きの方は是非ご試食を。
とても辛いので、最初は耳かき一杯くらい入れて様子を見てから好みに合わせて増量してください。

一年が経ち・・・。

2012年03月11日 12時12分40秒 | その他
 あの忌まわしい出来事から早一年。僕の釣りも随分と変わりました。山の中なら大丈夫だろうと渓流釣りを再開しても栃木や群馬ではまだ高濃度に汚染されているらしく、こちらも安心して竿を出せるわけではありません。

僕が知っている定基準値を超えた魚が居る場所は・・・。
福島 檜原湖のワカサギ
群馬 赤城大沼のワカサギ、イワナ
群馬 吾妻川のヤマメ、イワナ等
福島 阿武隈川のヤマメ
福島 いわき市のアユ
栃木 渡良瀬川、箒川、粟野川、南摩川のヤマメ
福島 秋元湖のヤマメ
福島 阿武隈川、新田川、鮫川、真野川、等では、アユ、イワナ、ヤマメ
くらいですが、福島の渓魚・鮎・ワカサギをはじめ、遠く群馬でも赤城大沼のワカサギ、イワナから暫定基準値以上に高濃度の魚が捕れているのに、霞ヶ浦では茨城県が行った検査の結果で、国が定める暫定基準値を下回っているとは信じ難い話です。距離的にも遥かに近いし、浅くて広い湖ですから水の蒸発量が多くて放射性物質が濃縮されます。その上、手を開いた形からその濃縮された湖水が下流部ではより一層濃縮されるのです。勿論、理屈で考えたのと現実では違いがあるのでしょうが、それにしてもこれを信じろという方に無理があるでしょう。

 総ての人が原発の恐ろしさを知った今回の福島の事故です。『人』という立場でみれば総ての人が原発には反対でしょう。しかし、『生活』ということが絡んでくるとそうはいかない難しさをこの問題を複雑にしています。今の日本は非常事態の現在進行形です。この時点で個人の生活を表に出す事は『人』としていかがなものでしょうか。勿論、『生活』がなければ『人』は存在しませんが、何も原発に頼らなくても『生活』はあります。原発に頼って生活して来た人たちはあまりにも甘い汁を吸い過ぎました。それは異常事態でした。異常事態が長く続くはずはありません。原発バブルとでも言いましょうか。しかし、時は確実に進んでいます。古き良き時代に思いを馳せる事は否定しませんが、それを再び具現化しようとすることは非合理的で、もし具現化したとしてもいつかまた同じような事を繰り返すことは明白です。こういう恐ろしい事は福島だけにしたいと思うのが普通の『人』ではないでしょうか。

 原発の電気は安いなどと言う真っ赤な嘘はもう誰も口にしなくなりました。原発に掛かる諸費用は色々とありますが、単純に一例をとっても核燃料が最終的に安全な物になるまでに10,000年かかるそうで、その間その処理にお金が掛かり続けるのですから決して安いものではないことは誰でも理解できるでしょう。そういう高くつく電気を作るために危険性が最も高い(壊れやすいと言う事ではなく、人体への影響という意味と、万が一の時の対処の法がないという意味)原発を稼働させるのはいかがなものか?と思えてしまいます。実際、現時点で日本の原発はほとんど稼働していません(54基中2基だけしか動いていません)が不自由(計画停電など)は一切ありません。勿論、冷房や暖房の時期には今以上の電気の需要があるでしょうが、それでも原発がなくても大丈夫という試算があるくらいですから足りなくても僅かです。っていうか、僕も足りなくないと思っています。しかしながら、もし足りない場合は病院などの医療機関やある種の工場などでは一瞬たりとも電気を止められてしまうと大変な事が起こる分野もあるようですので、そういう所には優先的に電気を供給する必要はあると思います。いずれにしても今ある核燃料は今後10000年は我々の税金で面倒を見なくてはながら、これ以上の出費を伴う原発は即刻やめて他のエネルギーにするしか方法はないようです。

蛇足ですが、7日に文部科学省のプロジェクトチームが『首都直下型地震について、東京都東部の沿岸地域などで従来の想定の震度6強より大きな震度7となる可能性がある』と発表した。また、東京大地震研究所のチームが、マグニチュード7クラスが4年以内に70%の確率で起こると試算したニュースも。・・・こういう事っていつあってもおかしくないですが、超巨大地震である東日本大震災の予測さえできなかった人たちが、今の時点でこういう発表を次々に打ち出して来る事に予算や補助金の増大を見込んだいわゆる『生活』って奴が見え隠れしているのは僕だけではないはず。でも、確実に起きないってことではないので皆様にあっては充分な備えと注意をお願いしたいと思います。

それでは。

一年前の今日14時46分。・・・・・合掌&黙祷。
 

春の始まり

2012年03月09日 08時57分45秒 | タナゴ釣り
ヤリタナゴの色が気になって昨日はちょこっと霞ヶ浦に。
自分的にまだ怖いのですが、気になって仕方がなかったので行ってみました。
色づき始めてました。
やはり可愛いなぁ・・・ヤリタナゴ。
画像を見て分かる通り、条件のいい場所で釣りました。
風が強くて雨がぱらつく寒い日でしたが、3時間でヤリタナゴは21匹でした。
で、確認できたので即納竿して帰宅しました。

わからない事ばかり

2012年03月07日 00時45分16秒 | ヒラメ釣り
テンカラの語源は様々に言われてますが、今一番不思議なのは・・・
疑似餌釣りにもさまざまな物がありますが、どうして世界的に鳥の羽根を使うのでしょう?勿論、今となっては鈎に付けられた羽や毛が効果的に作用して魚の食い気を誘うことは解かるのですが、一番最初にやった人は(出所が一ヶ所ではないので、世界各国の発祥の地で)どうして共通して鳥の羽根なのでしょう?
 また、毛鈎って、どちらかというと羽鈎ですよね。勿論毛も使われますが羽を使う事の方が圧倒的に多いと思います。漢字は一語一語に意味を持っていて、その単語でそのものがどういう物であるか?が分るように付けられた名前が多い中、どうして毛なのか?が解かりません。勿論、羽毛なんて言葉があるのですからどちらでもいいのですが、毛鉤と言うよりは羽鈎と言った方が分り易いのではないかと思ってしまいます。でも、発音し辛いですね。やはり『毛鉤』の方が言い易いです。・・・慣れかな?
 画像は僕が最近気に入っている素朴な毛鈎です。出来る限りの装飾を取り除いた毛鈎です。要は胴と蓑毛しか付いていません。蓑毛はイワナ釣りに定評のあるキワダシンクロを使い、その他は前回と一緒ですが、アイは今までのは白過ぎたのでヨードチンキで染色してみました。僅かではありますが、ヨードは蒸発しますので毛鉤ケースの中では僅かな腐敗効果もありそうな気がしました。

ヤマドリの羽

2012年03月03日 21時17分08秒 | 渓流釣り
今月からほとんどの渓流が解禁になりました。
僕は昔から解禁当初はあまり渓流釣りには行かず、GWが終わった頃から始まり、梅雨が終わった頃から本気モードにはいり禁漁を迎えるというのが例年のパターンでした。多分今年もこれからもこれは変わらないと思います。
 で、いままでと今年が違うのは、今年からはテンカラを多く取り入れてみようと思っている事です。いままでは餌釣りで手に負えない時だけテンカラで釣っていましたが、今年からはテンカラにももうちょっと陽の目を見させてあげようと思っているのです。
 そこで、今年の渓流に向けてテンカラのベテランたちから指導を頂き、もうじき始まる渓流釣りのために毛鉤を巻いています。こちらは管理釣り場とはまた違った毛鈎になります。で、昔から使われていたマテリアルを探していたらYAH〇〇!オークションに山鳥の♀のコンプリートが!ご存じの通り山鳥の♀は捕獲禁止になっております。しかし、これは野鳥園で飼育されていた物らしいです。で、早速落札させていただき、その羽で巻いてみました。この毛鈎は総て自然に帰る素材で作っています。ハックルは山鳥、ボディーはウサギの毛、スレッドは絹、アイも絹の撚糸で作っています。ヘッドセメントなどは使っておらず、総て結んだだけで処理してます。
 モサモサになってしまいましたが、それがまた何となく良さそうな気がして来ました。僕の今年の渓流は早くなりそうです。