夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

あきれた国会議員

2012年06月30日 22時14分52秒 | 社会
この二人はなんて最低何でしょう。呆れて開いた口が塞がりません。

辻惠(つじ めぐむ)

階猛(しなたけし)

小沢一郎元代表が離党を表明した2日、消費税率引き上げ関連法案で反対票を投じた小沢グループ議員のこの二人、民主党に反旗を翻した上に今度は自分が投じた反対票を翻すという呆れた行動に出た政治家です。
こんな議員は政治家としての資質がありません。早く政治家を辞めるべきです。


辻惠は自身のHPで『民主党離党報道の真相について』として下記が記載されました。


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 謹啓、初夏の候、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。日頃は、つじ恵の活動にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。

 さてこの度、私の民主党離党と、その撤回が報じられる形となり、多くの方にご心配をお掛けしましたこと、始めにお詫び申し上げます。ここにその経緯と考えを述べます。どうか最後までご一読下さいますよう、お願い申し上げます。

 消費税増税反対の採決の前、共に反対をする多くの仲間たちと離党届にサインをし、小沢元代表に預けました。しかしこれは、「党の再生に全力を挙げるのが最善である」という確認の上で、「仮にその道が断たれたならば、離党も辞さず」という意思を確認し合うものでした。そして、反対の採決の後も、反対をした仲間たちとの間で、「今すぐ離党すべきか」、それとも当初の確認の通り「党の再生のために戦うべきか」で議論が分かれておりました。その最中に、預けていた離党届が突如提出されることとなったわけです。
 私は階猛議員と共に、「党に残って、党を変える戦いをするべき」と主張をし、またその可能性はあると信じてきました。今もその認識に変わりはありません。このことは、増税採決のずっと以前から、そして今日に至るまで、国政報告会や取材、その他の公式な場で発言を繰り返してきたものです。

 厳しいご批判もあるかと思います。離党して外で戦うことを、期待された方も多いと思います。しかし私はまだ、党を変えるチャンス、変えられる可能性はあると思っており、その「党再生の可能性の有無、その道が断たれたか否か」という点で、共に離党届にサインした仲間たちと状況認識の違いが生じ、今回の事態となりました。

 今の民主党をよしとしているわけでは、決してありません。今の民主党の問題に対する認識は、離党した仲間たちと同じです。三年前に多くの国民の皆様が、「国民の生活が第一の政治を」「自民党の古い政治からの変化を」「官僚の言いなり政治からの脱却を」「オープンな政治を」と求められたわけです。しかし現実の野田政権は、「国民の生活を破壊するデフレ不況下での増税」を進め、そのために「自民党にあらゆる妥協をし、党の理念とも言える社会保障を棚上げ」し、「財務官僚の思うままに増税のみ」を押し進め、「両院議員総会での採決を求める党内の声を無視して、執行部の勝手な一任、独断」で、法案を提出してしまったのです。三年前の皆様の想いは、このような政権を望んだのではないはずです。

 今、離党するのは簡単です。しかし、少数政党として離党してしまえば、現政権は嬉々として、この流れを加速し、野田民主・自民・公明という、悪夢のような大連立、まさに先祖がえりのような政治が行われる恐れすらあるわけです。それこそ、国民の悲劇です。

 私は党に残り、党を変えるために最後まで戦う道を選びました。そしてそれは可能だと思っています。9月には代表選挙があります。「代表を変えるのは無理だ」というお考えもあるでしょう。しかし党内を見渡せば、増税に賛成した議員の中にも、今の政権のあり方への不満が、マグマのように溜まっています。私は必ずこれが党を変える力になると思っていますし、その発火点となるのは、やはり法案に反対した議員にしかできないのです。

 離党届を提出した議員は、危機感を共有する仲間です。袂を分かつとか、絶縁するというものではありません。選んだ手段は違えども、三年前の理念に沿った政権を打ち立てる、という目的を共有しています。

 今後も三年前の政権交代の理念を大事にし、国民の生活が第一の政治の実現に邁進して参ります。全力で戦って参ります。どうかご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

謹白
2012年7月2日

衆議院議員    辻   惠

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訳の判らないことを平気で書いてますね。
そもそもこの人 は政党って事が解っているのでしょうか?呆れますね。しかも残って『党を変える』だなんて。どこまで高飛車で自信過剰何でしょう?頭悪すぎで私利私欲しか考えてないことを上記の記載で露呈しまいました。政治家として以前に、人間として失格してる人です。 




また階猛にあっては
「離党届は確かに小沢先生に預けたが、提出までは委託していない。これは無効だ」とのたまう始末。
 階猛もこの一言で頭が悪い事を露呈しました。
 離党届って小沢さんに出す物なの?預けたらその行先は決まってるじゃない!頭の悪い僕が考えたって離党届は政党(民主党)に出す事くらいは判るのに、この人は・・・。下品で常識が無くて自分のために手段を選ばない下劣な人間ですね!


 こういう人(上記の二人)に投票した人は何を考えてこういう人に票を入れたのでしょう?そういう国民のいい加減な投票は日本国民にとって大変な迷惑です。前回の選挙でこの人に票を投じてしまった人は、これからは今回の件で反省して、もっと国会議員としての資質や能力を持った人に投票するようにしていただきたいものです。

タナゴ釣り

2012年06月30日 21時04分44秒 | タナゴ釣り
ここのところテンカラばかりやってましたので、久しぶりにタナゴ釣りです。
相変わらず(本来は生息しない)こればっかで、いい加減嫌気が差して場所変えの連続でした。
今、霞ヶ浦では今年生まれの一年生が結構釣れているらしいですが、こちらは一年生はまだ早く、(っていうか、鈎がでかいので)一年生は釣れませんでした。みんな昨年のか一昨年のカネヒラです。まだ産卵期ではないのでテリトリーを作っていない所為か、オスばかりが連続して掛かる事が多いです。メスもいくつか釣れましたがオスの方が俄然多いのはどういう事なんでしょう?いずれにしても、釣れてもがっかりすればって何の感動も無い魚です。
 アユの放流で拡散したみたいなことが言われてますが、アユなんか関係ない所にもウヨウヨいるので、多分、最初はアユに混じって来たかもしれませんが、その後はゲリラ放流で拡散を助長したのではないかと思えます。
 いずれにしても外来種や移入種によって在来種はより貴重な存在になるのでしょう。寂しいなぁ。。。
 

国会議員

2012年06月27日 03時25分23秒 | 社会

反対・棄権・欠席、民主衆院議員の顔ぶれ 読売新聞 6月26日(火)20時17分配信

 消費税法改正案の採決で反対、棄権、欠席した民主党衆院議員は次の通り。(カッコ内は選挙区。※は小沢一郎元代表グループ以外の議員。敬称略)

 ▼反対

 【当選14回】

 小沢一郎(岩手4)

 【当選8回】

 鳩山由紀夫※ (北海道9)

 【当選5回】

 東 祥三(東京15)

 川内博史※(鹿児島1)

 小林興起※(比例東京)

 山岡賢次(栃木4)

 山田正彦(長崎3)

 【当選4回】

 牧 義夫(愛知4)

 松野頼久※(熊本1)

 【当選3回】

 小泉俊明※(茨城3)

 小宮山泰子(埼玉7)

 鈴木克昌(愛知14)

 中津川博郷(比例東京)

 樋高 剛(神奈川18)

 【当選2回】

 青木 愛(東京12)

 太田和美(福島2)

 岡島一正(千葉3)

 古賀敬章(福岡4)

 階  猛(岩手1)

 辻  恵(大阪17)

 中川 治※(大阪18)

 松崎哲久(埼玉10)

 横山北斗(青森1)

 【当選1回】

 相原史乃(比例南関東)

 石井 章(比例北関東)

 石原洋三郎(福島1)

 石山敬貴※(宮城4)

 大谷 啓(大阪15)

 大山昌宏(比例東海)

 岡本英子(神奈川3)

 笠原多見子(比例東海)

 加藤 学※(長野5)

 金子健一(比例南関東)

 川島智太郎(比例東京)

 菊池長右ェ門(比例東北)

 木村剛司(東京14)

 京野公子(秋田3)

 熊谷貞俊(比例近畿)

 熊田篤嗣※(大阪1)

 黒田 雄(千葉2)

 菅川 洋(比例中国)

 瑞慶覧長敏(沖縄4)

 平 智之※(京都1)

 高松和夫(比例東北)

 橘 秀徳(神奈川13)

 玉城デニー(沖縄3)

 中野渡詔子(比例東北)

 萩原 仁(大阪2)

 橋本 勉※(比例東海)

 畑 浩治(岩手2)

 初鹿明博※(東京16)

 福嶋健一郎(熊本2)

 福島伸享※(茨城1)

 福田衣里子※(長崎2)

 水野智彦(比例南関東)

 三宅雪子(比例北関東)

 村上史好(大阪6)

この議員たちはスジを通す気骨のある議員たちです。
アッパレです。
ご苦労様でしたと申し上げたい。そして僕らはこういう人に投票して事を誇りに思います。
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 ▼棄権

 【当選6回】

 小沢鋭仁※(山梨1)

 【当選5回】

 原口一博※(佐賀1)

 【当選4回】

 黄川田徹(岩手3)

 【当選3回】

 篠原 孝※(長野1)

 村井宗明※(富山1)

 【当選2回】

 橋本清仁(宮城3)

 福田昭夫(栃木2)

 【当選1回】

 石森久嗣(栃木1)

 空本誠喜※(広島4)

 玉置公良※(比例近畿)

 宮崎岳志※(群馬1)

 柳田和己(比例北関東)

 山岡達丸※(比例北海道)

この人たちは何を考えているのでしょう?
こんな大切な法案を採決するのに自らその権利を破棄した。この事はこの人たちを応援している総ての有権者の意思を踏みにじった事になる。こんな事は許されない。誰のために国会議員やってるんだ?そして誰から給料もらってるんだ!
 最低の議員たちだ。この人たちに票を入れた国民はこの次からは絶対に入れないように!
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 ▼欠席

 【当選14回】

 羽田 孜※(長野3)

 【当選2回】

 石関貴史(群馬2)

 梶原康弘※(兵庫5)

こちらは極悪の議員です。大学だって試験を休めば留年です。この人たちに政治を語る資格なし!早急に政界から身を引くべきだし、今後この人に我々は絶対に投票してはいけません。

民主党が終わった。

2012年06月25日 22時27分37秒 | 社会
政党(せいとう)とは、共通の政治的目的を持つ者によって組織される団体である。18世紀のイギリス下院議員エドマンド・バークによれば名誉や徳目による結合であり、私利私欲に基づく人間集団(徒党)ではない。(Wikipediaより)

 と言う事です。
で、今の民主党は可笑しくないですか?『共通の政治的目的を持つ者によって組織される団体』なのに意見が分かれ、それどころか他の党(自民党)とは連携。
 よく考えてみると、民主党が掲げたマニュフェストは全く守られず、政権を取って未だ自民政権と同じことをやっていて。。。結局、今の政府は自民党なのです。
 まずはマニュフェストをそう簡単に変える事は許される事ではありません。国民に言った事が実行できない政権ならばその実行できない理由を明確に述べ、それで国民の信を問うてから変えるべき問題です。その位マニュフェストとは重い物です。我々は自民党のやり方が嫌で民主党に政権を任せたのです。それが結局自民党になってしまうとは何事ぞ!『日本男児の恥を知れ!』と言いたいです。
 こんな事が解らない国会議員(現在の賛成派と中間派)はもう政治から足を洗うべきです。そもそも中間派なんて、事の判断が出来ないかすこぶる遅い人かのどちらかです。でなかなったらごねてれば何か美味しい話が来るのではないか?という私利私欲だけを考えている人です。そんな連中がこの国を動かしちゃいかんです。
 これから消費税増税法案が通る通らないは別問題にして、こういう時は国会議員の資質が見える時です。有権者はそういう所をしっかりと見ていて次回の選挙の時にはそういう議員に票を入れないようにしましょう。何も考えないで入れる票ほど怖い物はありません。

 一つ言っておきますが、反対派は『造反』と言われていますが、マニュフェストを見てもらえば判りますが、実際には『造反』は賛成派ですよ。

 こんな時期(国民が痛手を負っている時)に消費税を上げる(国民に負担を負わせる事)なんて普通の人間が考える事ではありません。鬼です。
 今のままでは消費税率は上がります。そうなった場合、現在『賛成派』と言われている『(マニュフェスト)造反』組の議員は一生心に傷を持って生きて行く事になると思います。国民の平穏な生活を自分たちのために破壊するのですから。平気な顔をしていても自分には嘘が付けません。良心の呵責を背負って生きてもらう事になるでしょう。
 例えこの法案が通ったとしても、結論からいうとこれで民主党は終わりました。っていうか民主党は自民党になったわけです。これから小沢さんと鳩山さんが作る新党(本来の民主党)に期待したいと思います。
 今回は野田さんが民主党を壊しました。賛成派(本来はマニュフェスト『造反』派)がそれを後押ししました。数の計算と私利私欲に走った議員は反省するべきです。

社会保障と税の一体改革とは名ばかりで社会保障は先送りを続けて結局消えます。野田さんは今日の演説で『是非私と執行部を信じて・・・』と言ってましたが、今まで何十もの約束を一つとして守っていない人たちをどう信じろって言うのでしょう。

やはり野田さんは器じゃなかったですね。

漁協は無くなるべき

2012年06月23日 14時11分14秒 | タナゴ釣り
よく『どうして霞ヶ浦と琵琶湖にタナゴが多いの?』って聞かれます。理由は簡単です。この二ヶ所は農林水産大臣が海区と言っているからです。
 我々が遊漁料を支払うのは漁業法によるもので、その『漁業権の定義』の中に『第5種共同漁業 内水面(農林水産大臣の指定する湖沼を除く。)』があります。そして、その『農林水産大臣の指定する湖沼』が霞ヶ浦(北浦も含む)と琵琶湖です。要はこの場所では遊漁料を徴収できないのです。ご存じの通り、海釣りでは遊漁券を買う必要がありません。砂浜などでキスを釣っていて金取りのオヤジ(漁協員)が来たりしませんよね。これと同じ事です。
 遊漁料の徴収は、ほとんどの内水面(淡水域)でしかも放流をしている事を条件に遊漁料を徴収することが出来るのです(本当は『増殖義務』ですから手段は『放流』じゃなくても良いのですが)。ところが、琵琶湖と霞ヶ浦は内水面ではありますが、あまりにも面積があり過ぎるので海扱いとなっているのです(海区と言います)。よって、たとえ漁協が放流しても遊漁料の発生は無く、したがって僕らも遊漁料を支払う義務は発生しません。
 となると、金の事しか考えられない漁協は放流をしません。ですからタナゴをはじめとする素敵な魚たちが多いのです。

 えっ?どうして放流をしないとタナゴがいるの?・・・って?

・・・では放流の罪悪をお話ししましょう。
 結論から言うと放流は総て自然破壊です。生態系をことごとく破壊しますから。ここまで書けば(釣りをなさる方なら)もうお解りですよね。でも解らない人のために・・・。
 例えば内水面の遊漁における放流事業として何といっても最大なものはアユです。どうしてアユがそんなにもてはやされるかというと、アユは美味しいからでも姿が美しいからでも何でもないのです。その理由は漁協が遊漁料の取りっぱぐれが無いからです。アユはほとんどが友釣りで、友釣りの場合はオトリを購入する必要があり、その時に遊漁料を徴収しますので、我々遊漁者から確実にお金を取れるのです。要はアガリが大きいと言う事です。勿論、その川に漁協がアユを放流しているのであればアユ釣りを楽しむ方はその遊漁料を支払う義務が発生します。ですから漁協は鮎を第一優先にして放流しているのです。
 ところが、これが困った事なのです。最近言われている遺伝子の地方型なんかまったく考えていませんし(アユにあるのかどうかは知りませんが)、アユなどの魚をを放流する事によって鵜が大量に増えて来ます。当たり前ですよね!鵜に餌をやっているのですから。それも大量に。大量に餌があれば、それを餌にしている生物が増えるのは自然の摂理です。そして、その増えた鵜たちはアユだけではなく他の小魚までを食い荒らします。アユは釣り人にも狙われ、鵜からも狙われてどんどん減って行きますので、餌が少なくなった鵜は周辺地域に移動して行きます。そしてそちらでも小魚を食い荒らします。こうして鵜の被害が各地で起こっています。
 次に、アユを放流する事によって川のコケが減ります。アユは稚魚の内は動物食ですが、大きくなると純粋にコケだけを食べています。ですからアユが大量放流された区域ではコケが減ります。そうするとコケを食べている川虫たちが減ってしまいます。川虫が減ればそれを餌にしているヤマメ・アマゴ・イワナをはじめ、ウグイやカジカなどの魚が減ってしまいます。餌が無くなればそれを餌にしている生物が減るのも自然の摂理です。この事は稚魚放流されたアユは最初は動物食ですから、同様に他の魚を減らすことに繋がります。
 加えて細かい事を言いますと、アユは運動量の多い魚ですから、沢山の川虫やコケを食べて沢山の糞をします。そして同時に酸素消費量も多いですから水質を悪化させ、水に棲む生物全般に悪影響を及ぼします。
 書いていたら枚挙に暇がないのでこの辺にしておきますが、アユだけをとってもこういう事なのです。

 ではヤマメ・アマゴ・イワナの放流はどうでしょう?こちらもアユと大した差はありません。鵜は増やすし他の魚の分の川虫(餌)も食べてしまいます。コケを食べないのが唯一違う所です。

 それと、もう一つ盛大に放流されている魚・・・ヘラブナです。こちらも純草食系の大人しい魚ですが、時々アカムシで釣れたりもします。放されているのが湖沼ですからあまり影響はないように思えますが、実はこれが大ありです。ヘラブナはゲンゴロウブナの体高の異常に高い突然変異体を育てて品種改良したもの(Wikipediaより)。ゲンゴロウブナは本来は琵琶湖の固有種ですから琵琶湖以外には棲息しません。ところが、このヘラブナという魚も漁協にとっては上がりの良い魚なのです。それは湖沼に釣り座を設けてどっしりと釣り座を構えるので徴収しやすいのです。ではこの大人しい魚の放流がどのような影響をもたらすかというと、草食系の他の魚の餌を減らしてしまう事は上記と同じなのですが、一番良くないのはキンブナの減少に拍車をかけている事です。Wikipediaではキンブナについて『東北地方と関東地方に分布する日本固有亜種。特に関東地方では普通に見られる。ただし、ギンブナ、ゲンゴロウブナに比べれば数が少ない。準絶滅危惧種。』と書かれています。つまり、東北地方や関東地方に棲息しているキンブナと交配してしまって、半べらと言われる特殊なフナだらけになっているのです。ですから、僕が子供の頃どこにでも居たキンブナはほとんど姿を消しております。つまりは準絶滅危惧種になってしまっているのです。ちなみにギンブナは単為生殖(雌が単独で子を作る無性生殖の一形態)ですので交配はないので大丈夫です。こうして昔から何万年も水面下で営み続けられてきたキンブナの生殖が阻害されてその姿を消しつつあるのです。また、ヘラブナ釣りの性格上、どうしても餌を多く使います(バラケとか)。釣具屋さんに行くと練り餌のタナに大きな袋が沢山並んでいるでしょう?あれはだいたい一人が一日で使う量を想定してパックされているのでしょうから相当な量です。それを毎日沢山の人が釣り場に撒くのですから湖沼の浄化能力をはるかに超えてしまうのです。そうするとその練り餌は湖沼の底に溜り、ヘドロへと変わって行くのです。要は水質悪化です。水質が悪い場所で魚が増えるはずはありません。
 解りましたでしょうか?こうして本来の自然は漁協によって壊されて行くのです。

 こうして壊されて来た自然河川にあのか弱いタナゴが居るはずはありません。先にも書きましたが、人口が多い関東地区でタナゴの在来種が釣れる場所は漁協が管理していない場所がほとんどなのです。このことからも漁協が放流によって川を壊している事は明確です。
 このままではどんどん自然が失われていきます。一時も早い漁協の消滅を祈っています。

 ただ、ちょっと加えさせて頂くと、漁協に可哀そうな一面もあるようです。上でも少し触れたのですが、内水面では第5種共同漁業権の免許の条件として毎年県の定める増殖量を遂行する義務を負います。これは,内水面は海と違ってその範囲が狭く、すぐに資源が無くなってしまうからです。しかし、これはあくまで「増殖義務」であり放流ではありません。ただ,増殖手法として「種苗放流」「産卵場造成」「堰堤下からのくみ上げ」以外は認められないと水産庁長官が通達を出しているようなのです。そのため、漁協が出来る増殖は=放流となってしまったようです。だとすると、この三つしか対策法を考えられなかった水産庁長官が一人で日本中の自然を破壊している事になります。
・・・オソロシヤ・・・。
 もっとも、いずれにしてもこのようなバカげた通達を鵜呑みにしている漁協に問題があるのですから、一時も早い漁協の消滅が少しでも良い河川環境を後世に届ける唯一の方法だと思います。

大森剛三郎という人・・・渓悠遊万遊

2012年06月13日 22時01分44秒 | 渓流釣り
『大森剛三郎』・・・先日、探したい本があったので某オークションを見ていて見つけた本の著者の名前です。題名は『渓悠遊万遊(たにゆうゆうばんゆう)』。えっ!あの人が本を出したんだ・・・。探していた本は無かったですが、思ってもいなかった展開でした。
 20年ほど前になりますでしょうか。確か小菅川で行われたある釣りの会に出席させていただいた僕は、その帰りに同じ会に参加していた一人の釣り人を駅まで送りました。確か青梅か八王子までだったと思います。短い時間でしたが、初めてお会いしたのに何故か旧知の仲のように話が弾み、その人もそんな事を言ってくれていたように記憶します。そして、ずーーっと、いつかまたお会いしたいと思っていました。その人の名前が、忘れもしない『大森剛三郎』だったのです。そんな事を思い出しながら、そのオークションの説明を見たら『これは、2009年に67歳で若くして亡くなった大森鋼三郎が書いたものです。』と。・・・えっ?

 早速、落札して今日届きました。そして、その20年くらい前に頂いた彼の名刺も出て来ました。あまりにも魅力的な人だったので、大切に保存しておいた名刺でした。

 ・・・あまりにも悲し過ぎます。釣りの世界なんて広いようで狭い世界ですから、またいつかお会いできると信じていたのに。こんな事なら用なんか無くても連絡を取ってしまえば良かった。。。そんな悔しさにも似た後悔。。。悲し過ぎます。

 今日、僅かですが彼の本を読みました。名著だと思います。あの時の人がこんな才能までも持っていたなんて・・・と改めてビックリしました。皆様もよろしかったら購入して読んでみて下さい。とてもいい本だと思います。僕もこれからもう一度じっくり時間をかけて読もうと思っています。

大森さん、人生のほんの一瞬でしたが、素敵な時間をありがとう!
心からご冥福をお祈りいたします。

野田首相が可哀そうで・・・。

2012年06月09日 00時23分32秒 | 社会
野田首相、大飯原発再稼働の必要性を説明するため記者会見(FNNより)

福井県の関西電力大飯原発3・4号機の再稼働に向け、野田首相は8日午後、原発再稼働の必要性を国民に説明するための記者会見を開いた。
野田首相は、この会見の冒頭で、「大飯原発の再稼働の判断の基軸は、国民生活を守る。これが唯一絶対の基軸である」と語った。

本日は、大飯発電所3・4号機の再起動の問題につきまして、国民の皆様に私自身の考えを、直接、お話をさせていただきたいと思います。
4月から私を含む、4大臣で議論を続け、関係自治体のご理解を得るべく、取り組んでまいりました。
夏場の電力需要のピークが近づき、結論を出さなければならない時期が迫りつつあります。
「国民生活を守る」、それが、この国論を二分している問題に対して、私が、よって立つ唯一絶対の判断の機軸であります。
それは、国として果たさなければならない最大の責務であると信じています。
その具体的に意味するところは、2つあります。
国民生活を守ることの第1の意味は、それは、次代を担う子どもたちのためにも、福島のような事故は決して起こさないということであります。
福島を襲ったような地震・津波が起こっても、事故を防止できる対策と体制は整っています。
これまでに得られた知見を最大限に生かし、もし万が一、全ての電源が失われるような事態においても、炉心損傷に至らないことが確認をされています。
これまで、1年以上の時間をかけ、IAEA(国際原子力機関)や原子力安全委員会を含め、専門家による40回以上にわたる公開の議論を通じて得られた知見を、慎重には慎重を重ねて積み上げ、安全性を確認した結果であります。
もちろん、安全基準に、これで絶対というものはございません。
細心の知見に照らして、常に見直していかなければならないというのが東京電力福島原発事故の大きな教訓の1つでございました。
そのため、細心の知見に基づく30項目の対策を新たな規制期間のもとでの法制化を先取りして、期限を区切って実施するよう電力会社に求めていきます。
そのうえで、原子力安全への国民の信頼回復のためには、新たな体制を一刻も早く発足させ、規制を刷新しなければなりません。
速やかに関連法案の成案を得て、実施に移せるよう国会での議論が進展することを強く期待をしています。
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『福島を襲ったような地震・津波が起こっても、事故を防止できる対策と体制は整っています。』に対して『もちろん、安全基準に、これで絶対というものはございません。』と言ったり・・・支離滅裂としか言いようがない会見ですね!
 放射線が遺伝子を壊す事は周知の事実です。遺伝子は子孫に引き継がれることも周知の事実です。よって、末代までほぼ永久に様々な健康被害などが起こり続けます。そしてこの恐ろしい放射線を出す放射性物質が今でも福島から出続けています。要は止める事が出来ないのです。もし本気で『次代を担う子どもたちのためにも、福島のような事故は決して起こさないということであります。』と言うのであれば、そういう手に負えない事が起こる原因になる事は出来るだけ早くやめるしかあり得ないのですが。勿論原発を止めたからすぐに安全と言う事ではない事は判っています。でも、今やめなければ国民はより長く危険に晒されるのです。原発事故は枝野さんが言っているように全国民が地元です。
 今回の記者会見を聞いて思う事は、調子の良い事を言って、あたかもそれが良いように話しておりますが、矛盾だらけでこれが一国の総理としての発言とは思えないということです。
 日本国民は心を入れ替えようとしています。便利を追求した結果が福島なのですから。どうですか?あの原発周辺に住んでいた人々の今は、そして将来は。。。自殺した方、被曝した方、故郷をはく奪された方、人生を奪われた方、仕事を奪われた方、・・・etc.沢山の被害者が出ています。あの方々はあの事故さえなければ今でも幸せな日々を過ごしていられたのですよ!総理、これが日本国民の幸せですか?総理大臣は一部の国民の生活もですが、それ以上に全国民の命、そして幸せを第一に判断し行動をしなければならない人です。そして、このような事故が再び起こる可能性が完全に否定できない今(総理も『安全基準に、これで絶対というものはございません。』と言っている)、この会見の内容は現実を良く見て下した判断だとは到底思えません。何か他の力が働いているとしか思えないのです。
 本心でこんな事を言っている総理であればただのバカですが、もし他の力が働いて言っているのであれば、この事は総理の心に死ぬまで影を落としたまま生きて行く事になります。いいのですか?
 僕は総理が不憫でなりません。