ここのところ野暮用が詰まって釣りに行けませんでした。で、沢山の人から心温まるメールを頂きました。ここにお礼を述べさせていただきます。
それにしても、確かに一週間も間が開くとかなりやる気が無くなって来ます。行っている時は『この次はあすこをチェックしなくちゃ』とか『あそこはそろそろじゃないか?』などと、想像は膨らむばかりで毎日でも釣りしていたいと思うのですが、こうやって間が開くと状況の把握ができないのでどこから手を付けて行けばよいのか?が判らなくなってしまいます。まぁ、また何回か行けば状況が判ってくるので、また元のようにタナゴ釣り症候群に陥ることでしょう。
さて、話はずれますが、上記の花・・・サフランです。世界一高価な香辛料と言われるサフランの原料(?っていうか、マンマ)です。この花の雌しべ(画像では右下に向かって伸びている赤い紐みたいな物)を乾燥させたものが香辛料のサフランです。何故に今この花について書くかというと、実はこのサフランは我家の裏の空き地に自生(?)していたものを持ってきたのです。勿論、鳥か何かが運んだものだと思いますが、その後、この土地の持ち主が重機を入れて草刈(土地の表面を削るようにした)して、刈った草を数個の山にしてありました。よって、このサフランたちもどこに行ってしまったか判らなくなってしまったのです。気の毒に思った僕は、総ての命は助けられないにしても、あの綺麗な花を咲かすサフランはまた再生して欲しいと願っていました。でも、このままでは乾燥して死んでしまうのは明らかです。僕はサフラン探しをしました。勿論この時点では葉も枯れてしまって、探す方法は球根植物であることだけは知っていたので、その球根を見つけ出すことでした。でもサフランの球根がどういうものか?まったく知りません。で、ネットで検索して、それらしいものを持って来ました。勿論、同定が出来ないのですから感です。その後、土地の持ち主は土地全体に(草の山も含めて)除草剤を撒いたので、僕が持ってきた球根以外の草達は除草剤の餌食になってみんな枯れてしまいました。
それを、今年の9月に我家の花壇に植えてみたのです。もしかしたらサフランではないかもしれません。でも、いいじゃないですか?本当なら死んでしまうはずだったのに、偶然にも僕が持ち帰ったことで生きて行ける運の良い球根達ですから。たとえこれらがサフランでなくとも大切にしようと思いました。なんとなく縁起が良さそうでしょ。
果たしてサフランでしょうか?10月6日に発芽を見ました。そして、その後どんどんと成長して、そしてとうとう本日・・・開花しました。感動です。サフランで間違いなかったです。
危なく殺されそうになった命。そして強運にも、僅かな時間差で除草剤から逃れた数個の命。・・・これからも大切にしておこうと思っています。
今日は、ここのところ釣りに行っていないので釣りネタでなくて申し訳ないです。とりあえず元気に生きているということでお許し願います。