夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

やまめ

2014年07月18日 21時00分58秒 | 渓流釣り
てんからばかりやっていた僕ですが、本来は餌釣り師なのです。ただ、餌釣りよりもてんからの方が『してやったり感』が大きいので最近気に入っているだけです。てんからは職漁師の釣りですから数釣りに傾倒した釣り方だと思われている方が多いかもしれませんが(僕がそうでした)、古老たちは『毛鉤は型が良い』と言っていたらしいです。ところが実際にやってみると大物どころか小物も釣れません。それでもたまに釣れるとそのしてやったり感は餌釣りのそれよりも大きく感じられることを知りました。
 僕らは漁師ではありませんから、どれだけ釣るか?よりも、どれだけ楽しめるか?が問題なのです。そうした場合、本物の餌を使うより偽物の餌らしい物で魚を騙して釣る方が楽しみが多くあるように思えました。特にてんからで使う毛鉤はは匂いも味もなく、形も色も本物の餌とは程遠く・・・つまりはどう見ても餌には見えない物ではありますが、それを餌らしく動かすことによって魚に口を使わせる釣りですから釣れた時の感動は他の釣りにはない物があります。
 ところが今年は再び餌釣りもやっています。何十年もやってきた餌釣りですが、てんからでどうしても分からないことが溜まってきていて、ここで心気一転してその疑問を解決すべく再び餌釣りもやり始めるようになりました。
 長年親しんできた釣りですから、やはり釣れるのですがやはりイマイチ感動が少なくて。いっそのこと釣れなくてもてんからに統一してしまおうかと思い始めた矢先、こんなのが釣れました。てんからで狙っていたスーパーヤマメです。ヤマメは30㎝を越えると『尺物』と呼び、35㎝を越えると『スーパーヤマメ』と呼ぶらしいです。餌釣りでのヤマメの自己記録は51㎝。てんからで何匹かの尺物は釣っていますが総てが尺物、前回の釣りでもてんからで33cmが釣れてます。ですからいつかはスーパーヤマメを釣りたいと思っていました。
 しかしながらこのヤマメは餌釣りでの釣果。このくらいのサイズになると餌釣りでもしてやったり感はあるのですが、その反面、どうしてここでてんからをしてなかったのか?というくやしさを感じる一面もあります。ここでてんからをやっていればもしかしたらこの日がてんからでのスーパーヤマメデビューだったかもしれません。
 嬉しさ反面くやしさ反面の一匹でした。

一年振りのタナゴ釣り

2014年07月06日 09時49分59秒 | タナゴ釣り
ここのところ渓流釣りに傾倒している僕ですが、ほぼ一年ぶりにタナゴ釣りに行ってきました。
先日、旧友が自らの手で命を絶ち、その悲しみとくやしさから釣りに行く気にはなれず、一度だけ無理して行ってみたものの(渓流です)惨敗。まったく気合が入らないので当たり前ですし、何よりも危なかったです。しかし、僕が落ち込んでいても彼は喜んでくれないでしょう。そこで久しぶりにタナゴ釣りに出かけてみました。
 特記するようなことはなかったのですが、相変わらず物凄い数のヤリタナゴが出迎えてくれました。

渓流釣りは淡水では最も危険な釣りと言われていますから、渓に居る間は終始緊張を強いられます。でもタナゴ釣りはのんびりしていますから沢山の事を考えられます。今回もいろいろと考えることが出来、とてもいい釣りとなりました。

『神は人に沢山の試練を与えます。でも乗り越えられない試練は絶対に与えないので安心なさい。』と言われたことがあります。これは真実だと思います。皆様もこの言葉を信じていただきたいと思います。そしてどうしても乗り越えられず、苦し過ぎると感じた時は友を頼ってください。一人で良からぬ結論を導いてしまうなんてことは愚の骨頂です。長くお付き合いをしている友であればあるほどいいアドバイスが受けられると思いますし、場合によっては手伝ってもくれるはずです。・・・『友』それはとても大切な存在です。
僕がやっている釣りの会も『友』を作る一助になってくれればと思っています。

そんな当たり前のことを再認識できた一日でした。