夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

毛鉤のマテリアルについて

2015年05月10日 19時29分41秒 | 渓流釣り
 渓流釣りが解禁になってすでに2ヶ月余り。そろそろ僕の渓流釣りがスタートします。昨年は肩を壊してしまったので、途中から急遽餌釣りになってしまいました。で、禁漁期に肩は復活しましたので再び今年は毛鉤釣りに戻ろうと考えてます。

 毛鉤・・・その昔、職漁師といわれるイワナ・ヤマメを釣ることを職業としていた人たち(『職漁師』と呼ばれています。)が使っていた餌に匹敵するものです。いわゆる“”てんから”という釣り方です(現在「テンカラ(カタカナ表記)」と言われるものとはかなり違っています)。なぜ職漁師たちが餌釣りをあまりしなかったのかというと、餌を取っていたら時間が掛かりますし、当時は餌は自分で採ったので売られていなかったことから、餌を買うなんてことは考えてもいなかったでしょうし、もし売っていても買っていたのでは経費が掛かってしまいます。しかも毛鉤に比べて保存期間が短いです。よって、ほとんどの職漁師はこのような『毛鉤』というものを使っていました。
 漁師、つまりプロが使っていたものですからバカスカ釣れる物であることに間違いはありませんが、やはり釣技が至らなければそれなりにしか釣れません。でも、僕のようなヘタッピがやってもいくらかは釣れます。僕の場合は餌釣りより釣れないので餌釣りをすればいいのですが、釣れる数が少ないことも相まって釣れた時の幸福感が毛鉤の方が絶対的に大きいのです。何せ味も匂いもない餌(?)を使い、魚を騙して釣るのですから相手(魚)を騙せなければまったく釣れない訳です。ということは、逆に言えば釣れた時は相手を騙し切ったわけですので幸福感が大きいのかもしれません。実際、釣っていると偽物と気が付いてUターンしていく魚も沢山見られる(圧倒的にこちらの方が多い)ことから、もし釣れたらその魚がしくじったってことです。ですから釣り師はその分罪悪感が少ないのかもしれません。
 で、毛鉤釣りをするには毛鉤を作らなければなりません。鈎と鳥の羽をはじめ、その他毛鉤に使う装飾品を手に入れる必要があります。職漁師たちは鈎は釣具屋で買って(もっと古い時代は縫い針で作っていたらしい)、鳥の羽は普段の生活で食べた鳥の羽を保存しておいて使っていました。その他の装飾品は日常で使う物の廃品を使うことが多かったようです。今の時代のように何でも買える時代ではなかったし、何よりも経費を出来るだけ抑える必要があったのだと思います。僕の場合は毛鉤の骨格とも言える鈎と鳥の羽は釣具屋さんで買うのですが、それ以外のものはほとんど釣具屋さんでは買いません。出来るだけてんからの色を出したいと思うからです。鈎と羽根以外のものとしては巻くための糸であったり胴(ボディー)を作る毛糸であったり。っていうことは手芸屋さんに行く必要があります。またある程度は百円均一でも手に入ります。こういうお店に行くとあらゆる物が毛鉤の材料に見えてきてしまいます(笑)。
 で、よく手芸屋さんに行くのですが、男性客がほとんどいないので店員さんの見る目が違っているのが判ります。様々な色や太さの糸や毛糸、それに釣りに使う糸(道糸)も手芸屋さんで売っていることもあります。またその他にも使えそうな物を色々買ってきます。勿論手芸に使うわけではありませんから、手芸屋さんからみれば常識外の品揃えです。ですから店員さんからすれば「この人、何考えてるんだろう?」って思いながらレジ打ちしているのが分ります。また百円均一でも色々と買えます。毛糸や糸も売っているのですが、その他にも付けマツゲ(毛鉤の蓑毛に使えます)やヘアバンド(仕掛けを竿に付けておく時に仕掛けに傷が付かないでいい)。加えてマニュキュア(色付き接着剤として毛鉤を巻き終えたときの糸止め用)、そして今回は画像でも使っているネイル用の1mm幅のテープ(胴に巻いてある白いもの)・・・等々。こんなのを買い物カゴに入れてレジに並ぶと、いくら羞恥心が少ない僕でも流石にちょっと恥ずかしいです。そしてレジに買い物カゴを乗せた時の店員さんの顔。『きっと(この人は)家に帰って女装してるに違いない。・・・変態だ。』と思われているに違いありません。このテの材料を購入するときは女性に頼むのが一番いいのですが、てんからを知る(もしくは「する」)女性はいないので少々の恥は我慢して買うしかないのが現状です。
 ちなみに僕に女装趣味はないのですが、ここまでして材料を買い求める僕は別の意味でやはり変態なのでしょうか?

 画像は昨日巻いた今年テストしようと思っている毛鉤の一つです。

美浜原発

2015年05月08日 13時24分48秒 | 社会
<美浜原発>断層の活動性否定 規制委調査団が報告書案
毎日新聞 5月8日(金)11時1分配信
関西電力美浜原発(福井県)の敷地内にある断層について、原子力規制委員会の有識者調査団は8日、「活動していない可能性が高い」とする報告書案を大筋で了承した。今後、別の専門家からも意見を聞いた上で報告書をまとめ、規制委に提出する。規制委は前倒しで3号機の安全審査を進めており、活断層に当たるかどうか最終的に判断する。
 美浜原発の敷地内には9本の断層があり、うち6本が1~3号機の原子炉建屋直下を通る。敷地の東約1キロに活断層「白木-丹生(にゅう)断層」(長さ約15キロ)があり、これに連動して敷地内の断層が動く可能性が指摘されていた。
 関電は地層調査や鉱物分析などから敷地内断層の活動性を否定し、白木-丹生断層との連動性もないと主張。調査団は報告書案で「関電の説明に矛盾はなくおおむね妥当」と関電の評価を追認した。ただ一部の断層では、データ不足を理由に「結論を出すのは困難」と判断を保留した。
 美浜1、2号機は既に廃炉になった。3号機は運転開始から38年が経過し、原則40年の運転期限が迫る。関電は最大20年の運転延長を目指しているが、来年11月までに安全審査と老朽化対策の審査に合格しなければ廃炉になる。規制委は4月、審査期間の短さに配慮し、調査団の結論を待たずに3号機の安全審査を進める方針を決めた。【鳥井真平】


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地震って動いてない断層の方が力を溜めているわけです。
東日本大震災によって大地に大きなゆがみが出ていることは震災の前後の地震の発生率がどのくらい変わったか?で判断できます。
こんな状況下で断層はあっても活動していないからと判断するのは軽過ぎます。あのような巨大地震は過去にそれほどないわけですから、その後のデータも少ないはずです。それで判断されたのでは恐過ぎます。

 美浜原発はそもそも活断層かどうか?さえ判らない状態でも強行された?もしくは判っていてもデータを改ざんして活断層ではないと判断されて建築された原発であることが暴露されたわけです。そんな会社にこれからを任せられるか?ということです。

 美浜原発周辺にも沢山の子供たちが生活しています。それでも強行する意味が解りません。現に総ての原発が稼動していない状態でも日本はやっていけることは今までで解っている事です。

 不安を持ったまま生活することがどれほど苦痛か?を福島から勉強するべきです。

 少なくとも、「活動していない可能性が高い」とする報告書案を大筋で了承した有識者調査団の団長とその家族は美浜原発で生活すべきです。つまりそのくらいの重さを持った結論を出してもらいたいということです。

GW=片付け

2015年05月07日 17時06分56秒 | タナゴ釣り
皆様のGWが楽しいものだったことを願っています。
と申しますのも、我が家で飼っているワンコが高齢が故、後ろ足が麻痺してしまっているようで排便・排尿が上手く出来ません。よって、僕がアシストしなくてはならないので出掛ける事がなかなか困難となっております。勿論、用を足す時間はある程度決まっていますのでその間は暇なので決して楽しいGWとは言い難い状況にあります。ですから、出来ましたらこんな辛いGWは僕だけにしておいてもらいたいと願ってしまうのです。
 で、僕のGWは一日だけは犬を任せて釣りをさせてもらうこととし、その他の日は僕が大好きな(笑)片付けでもしようかと思っていました。今年こそ断舎利の決意でやるぞ!と思ったものの、大好きですからなかなか重い腰が上がりません。一番はやはり釣具なのですが、釣り具の部屋と称した8畳の部屋はメ一杯で、そこに入りきれなかった物は駐車場(屋内)と屋外の駐車場に設置された物置小屋に置かれています。その他に別個に建てたやはり8畳程度のプレハブ小屋があって、そこには釣り関係の本がダンボールに入って山積みになっています。勿論釣り道具もあります。本人的にはどこに何があるかはしっかり把握しているのですが、とにかく釣具があるところは足の踏み場もない状況です(苦笑。使わなくなった物がほとんどですから、捨ててしまってもいいのですが、ほとんどの物が使えるものなのでついつい捨てられないでいます。ですから今回は高価なものは別として、出来るだけの物は捨ててしまおうと思ったのですが、いざとなると”これはアレに使えるな”とか“これはあの時こんな風に使った物だな”とか、思い出や思い入れがあったりでなかなか捨てられません。でも今回だけは・・・。

 ってことで大好きな(←これ、強調・・・笑)片付けに一歩を踏み出しました。まずは大量にある本を何とかしなくてはなりません。プレハブ小屋が経年によりボロになったので取り壊したかったのです。で、今回こそやるぞ!と決めたわけですので、取り壊しの業者さんにGWに合わせたアポを取っておきました。要は背水の陣を敷いたわけです。しかし、いざはじめてみるとその本が捨てていいものなのか?駄目なものなのか?中には大切なものがはさんであったりもします。ですからその一冊を捨てていいのか?悪いのか?を判断するのに相当な時間が掛かるのです。でも、こんなことしていたらいつまで経っても終わりません。予約した日も迫って来ているので仕方なく屋内の駐車場の方に置けるスペースを作り、とにかく、まずは小屋から本や釣具を運び出すことになってしまいました。要は(大好きな)片付けではなくただの移動です(悲。そして小屋は取り壊されて。。。

 片付け・・・僕には無理なのかな?

 GW最後の日、大好きな片付け(←これ、強調)がただの移動になってしまったことと、今までならとにかく家にいない僕ですのでGWに家に居たというご褒美という意味合いから夕方の二時間くらい近所にタナゴ釣りに出かけました。
 やろうと思っていたことが出来ていないのにご褒美なんてことをしたから結果は散々。タイリクバラタナゴ狙いで二時間やってこの釣果(画像)はないでしょ。悲しくなっちゃいました。

 ということで過去最低なGWを経験した僕です。皆様にあっては素敵なGWを過ごされたことを希望します。

タナゴの飼育に便利な水草

2015年05月04日 20時21分27秒 | タナゴ釣り
 理科系に生きている僕ですが、学生時代に理科での植物は滅法駄目でした。理由は動きがないから。そして何も考えてなさそうだからです。ところが過去にこのブログにも書いたように、ある花に詳しい女性からサフランを教えてもらい、それをきっかけにして植物にも興味を持つようになりました。

 僕はタナゴ水槽にコウホネを入れています。コウホネは漢字で書くと河骨。これはこの水草の地下茎が露出している部分(結構太い)が白く見ていたりして、川に骨があるように見えることに由来します。学名は「Nuphar japonicum」とのことですので、日本の在来種と思われます。
 我が家のコウホネは2010年の1月に霞ヶ浦から頂いて来た物です。タナゴ水槽でどんどん成長して一時は魚が見えないくらいに増えてしまっていました。そして毎年今の時期に可憐な花を付けます。今年もふたつ目の花を咲かせてくれています(画像)。それほど美しいってわけではないですが、素朴で愛らしいこの花がけっこう気に入っています。加えて、タナゴ族(特にカネヒラ)は水草を食べてしまうのでなかなか水草水槽にし辛いです。しかし、このコウホネという水草はどういうわけかタナゴ族に(カネヒラにも)食べられません。葉質がそれほど硬くもないのに。。。きっと彼ら(彼女ら?)にとってこの水草は美味しくないのだと思います。
 水槽は出来るだけ水草を入れておいた方がいい水質が保ちやすいです(水交換の回数を減らせる)。また魚たちの隠れ場所になるのでタナゴたちも安心していられるようです。特にニューフェイスを入れた時は早く落ち着いてくれるようです。しかしながら物凄く増える水草なので僕の場合は光量で調節しています。我が家のタナゴ水槽は1800ですので、片側に60㎝水槽用の蛍光灯を3機だけおいて他は照明をしていません。すると高光量を必要とするこの水草はその範囲を超えて成長しません。要は光量で範囲を調整ができるのです。僕は安価な蛍光灯を使っていますが、メタハラを使えばもっと的確に範囲調整をすることが可能かもしれません。
 魚たちの憩いの場として植えたこのコウホネですが、我が家の水槽ではどういうわけかコウホネの中より光が行っていない方に集まる傾向があります。あまり危険を感じないで生活しているのでしょう。こちらにとってもそうの方が良く観察できてうれしいです。

 ちなみにこのコウホネという植物は漢方薬としても用いられ、その名前を川骨(せんこつ)といいます。河骨も川骨も一緒でいいゆに思えますが、その辺が薬学のプライドなのかもしれません。漢方の「治打撲一方(じだぼくいっぽう)は(川骨(せんこつ)、川芎(せんきゅう)、槲皮(こくひ)、桂枝(けいし)を各3グラム、甘草(かんぞう)1.5グラム、丁子(ちょうじ)、大黄(だいおう)1グラムを混ぜたもの」を0.5リットルの水で煎じて、1日3回食前に服用します。打撲のはれや痛みに著効だそうです。また婦人病では強壮および止血薬として産前、産後の出血、月経不順などで気分がすぐれないときなどに使うそうです。コウホネ単体5~12グラムを0.5リットルの水を加えて、煎じながら約半量まで煮詰めたものをこして、1日3回に分けて空腹時に服用するそうです。
 水槽に埋けてある物を薬として使うことはないと思います。薬というよりは家の中で季節を感じることができる植物として大切にしています。そしてこの花が咲く頃僕のてんからはスタートを切ります。今年の渓は僕にどんな夢を見せてくれるのでしょう?楽しみで仕方ありません。
 

ナガミヒナゲシ

2015年05月04日 14時05分48秒 | その他
いまの時期にあちこちでよく見られる花です。ちょっと見は綺麗なのですが、あまりよろしからぬ植物のようです。
ケシの種類ですが阿片の原料となるアルカロイドを含んでいないので安心していました。
 我が家の花壇にもどこからかやってきて咲いている花です。綺麗なので放置してありますが、このままだと大変なことになってしまうかもしれないことを知りました。
ナガミヒナゲシは、一つの実に平均1600粒の種子を持ち、一個体から最大でな・なんと約15万粒の種を放出するのだそうです。しかも未熟な種子でも芽を出す強者だそうです。ですから開花後の刈り取りは、かえって分布を広げてしまうのでその前に対処することをお勧めします。
この植物が根などから出す物質は他の植物の生育を阻害する作用があり(こういうのを「アレロパシー」と言うらしい)、放置すればもともと生えていた植物が育ちにくなるので、やがては周囲にある他の植物を駆逐しナガミヒナゲシ大群落を作る可能性もあるそうです。
あとでビニール袋で覆ってから切って生ゴミに出しちゃいます。
ちなみに僕は知りませんでしたが、茎を折ると黄色い樹液が染み出て来てこの樹液に触れると針で突かれたような激痛があるそうです。


粘り勝ち

2015年05月02日 21時24分21秒 | タナゴ釣り
ある日の午後、大増水&泥濁りでとても釣りなどやっていられる状態ではない中。。。。。。

でも遠くまで来てしまったので。。。。。



頑張って・・・

頑張って・・・

頑張って・・・

それでも釣れなくて・・・




そしてもう無理と思い始めた頃に・・・泥濁りの水面をこんな綺麗な魚が割って出た時の至福は・・・想像できますでしょうか?