夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

秋を感じて

2012年09月28日 13時39分21秒 | 渓流釣り
山の朝晩はもう長袖が必要です。
渓流の魚たちが冬支度を始めました。
でも、彼らにはその前に大きなイベントが控えています。
そうです。産卵です。
鮭科の魚ですから、産卵期が近づいたオスは鼻が尖って来てそのうちに曲がり出します。
今年は夏の終わりが遅いので、まだそれほど顕著ではありませんが、その気配は感じられます。
そんなアマゴが釣れました。
大きくはありませんが、秋を感じるのには充分な魚でした。
今回が今シーズン最後の渓流釣行です。

カケスの毛鉤

2012年09月23日 09時35分45秒 | 渓流釣り
 以前、沢山の伝承毛鉤を拝見させていただく機会があり、その凄さに衝撃を受けた僕は伝承毛鉤は安易に口にすべきではないと感じました。その衝撃たるや想像をはるかに超え、いまだにそのインパクトが消えません。
 そんな中、ここにコメントをくれる小次郎様がUPされた伝承毛鉤風毛鉤を巻いている動画を拝見させていただき驚きました。とにかく早いのです。一本巻くのに3分台。ちなみに僕は一本巻くのに概ね15分。つまりは僕が一本巻く間に小次郎さんは5本巻けてしまう計算です。
 伝承毛鉤は日本の各地で限局的、かつ閉鎖的に用いられていた毛鉤たちですので、それらには何の脈絡も無さそうなのですが、必要な因子だけを抽出して一切の無駄を省いた毛鉤である点は総てに共通しています。伝承毛鉤を用いたのは職漁師ですから、如何に『経費』を掛けずして沢山の魚を釣るか?だけに固執してプロたちが切磋琢磨して出来上がって来た毛鉤たちが伝承毛鉤ですから、当たり前と言えば当たり前です。その『経費』の中には当然ながら労力も含まれています。職漁師たちの『簡単に巻け、しかも沢山の魚が釣れる』という毛鉤巻きの精神面からも小次郎様の伝統的なテンカラ釣りスタイルに敬服してしまいました。

 というわけで、最近お休みしていた毛鉤巻きを再開しました(最近は糸作りばかりやってました)。伝承毛鉤は最近のフライマテリアルのような高価な物は使いません。せいぜい後半で孔雀が使われた程度です。ほとんどが山に普通にある素材を使って作られています。中には生活用品の廃品を組み込んだものまであったりして、職漁師たちの貪欲なまでの研究心には驚かされます。そしてその辺りにも簡単に専門の良い材料が手に入る我々が作った毛鉤には存在しない『味』と『粋』を感じずにはいられません。

 画像はカケスの羽根をハックルに使った毛鉤です。カケスの羽根には綺麗なスカイブルーの色をした部分があります。その部分の羽根を使いました。伝承毛鉤でも、使い方こそ違っていましたがカケスが使われている物があります。実際、羽を手にとって見ると、ファイバーには案外適度な弾力があっていい感じでした。
 で、出来上がったのがこれです。材料は、そのカケスの羽根、ゼンマイの綿毛、巻き糸およびアイとテールは総て絹糸です。セメントは使わず、ただきつく縛っただけのフィニッシュです。久々に巻いたということもあるでしょうが、頭でっかちで、ハックルも折れてるし、悲しい毛鉤と相成りました。カケスちゃん御免!



今年も『テンカラファンの集い』が開催されます!

2012年09月20日 23時46分50秒 | ヒラメ釣り
テンカライベントのお知らせです
秋の奥多摩で名手とともにテンカラを

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「第4回テンカラファンの集い」



各地の名手をゲストに迎えテンカライベントを開催いたします


●予定ゲスト (順不同・敬称略)
 ・瀬畑雄三(東京都) 
 ・天野勝利(岐阜県)
 ・堀江渓愚(東京都)
 ・下田香津矢(埼玉県)
 ・石垣尚男(愛知県)
 ・榊原正巳(静岡県)
 ・倉上亘(神奈川県)
 ★ ゲストの方々の参加はあくまでも予定ですので、都合により不参加の場合もあります



●募集要項

 ・開催日時 平成24年11月3日(土)4日(日)
 ・開催場所 TOKYOトラウトカントリー(東京都西多摩郡奥多摩町日原68)
 ・参加費 一日3000円 両日5000円(別途遊魚料金一日3000円がかかります)
 ・応募人数 一日50名 
 ・応募締切 10月21日(日)
 ★ 但し定員になり次第、締切日以前でも締め切らせていただく場合もあります

●宿泊予定場所 鉢の木(奥多摩町氷川) 一泊朝食付き5000円(消費税別)
 ★ 宿泊は先着20 名様となっております

イベントの内容 イベントの内容につきましては「吉田毛鉤のブログ」http://yoshidakebari.jugem.jp/ にて、随時お知らせいたします 





●お申込み方法 

 ・お名前とフリガナ (フルネームでお願いします)
 ・お住まいの場所(県名のみでけっこうです)
 ・連絡先(携帯電話番号もしくは自宅電話番号)
 ・参加日(3日・4日・両日)
 ・宿泊のお申込み(する・しない)

をご記入の上、以下のアドレスにメールにてお申込みください

kebarievent@gmail.com

(数日中にご確認の返信メールを差し上げますので、携帯メールからお申込みの方は、上記のメールアドレスからの受信ができるようにしておいてください)



●お電話によるお申込みとお問い合わせは0428-83-2788(TOKYOトラウトカントリー)まで
 ★ お電話での受付は午前10時から午後4時まで



●尚、河川の状況や悪天候等、諸般の事情により中止になる場合は前日までにブログ等で発表いたします。(直前の状況はトラウトカントリーまでお問い合わせいただいてもけっこうです)



主催 吉田毛鉤・吉田毛鉤会

協力 TOKYOトラウトカントリー

協賛(順不同・敬称略)・(株)オーナーばり・クレハ合繊(株)・老眼天空本舗

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昨年、僕もこのイベントに参加させていただきましたが、それが今年の釣りに大いに役立ちました。僕が思うに、このイベントはテンカラ師にとってはハズレの無い宝くじです。
是非皆様も万象お繰り合わせの上ご参加してみてはいかがでしょう?

テンカララインのチチワ

2012年09月19日 09時27分33秒 | 渓流釣り
ラインを竿に付ける場合チチワが必要になります。細い糸なら簡単に出来ることですが、テンカララインは、その使用条件(視認性)からして案外太い物が多いので難儀します。
 今回僕が目をつけた糸もその例外ではありませんでした。結局ダクロンラインを接続してそこにチチワとつけました(画像)。
 チチワは編みこみで作りました『Shigeshi Tanaka's Roop』として紹介されていた方法をそのまま使用させてもらいました。この方法は、強度を落とさずに出来上がりが美しいので気に入っています。天辺だけは結んでありますが、この結び瘤をも無くしたいのであれば他の紐を1cmくらい結んでおくだけでも大丈夫です。でも、僕のヘナチョコキャストでもここに毛鉤が引っ掛かることは希なのでここはこれでOKです。

 この接続を見たあるテンカラ師が『面倒臭くない?俺もやったことがあるけど。確かにいいんだけど、面倒臭くてやってられないよ。よくやるねぇ。』って言われたことがあります。この人がどんなやり方でやったのかは知りません。でも、概ね15分もあれば出来てしまいます。これが面倒臭いというのは、何かその人が変なことをしているか?もしくはよほど不器用か?です。いずれにしても、そう思った時点でその人の向上はストップします。教えて上げようかとも思ったのですが、あまりにレベルが低過ぎな話なので『そうですか』と応えて辞めときました。ちなみに、毛鉤巻くのよりはずっと楽です(笑。

 この方法の問題は、フロロやナイロンを使った場合、6号以下に適合する中空の糸が売られていないことです(っていうか、僕が知らないだけかも)。ですから、まずは6号で接続し、そこからまた使いたいラインを接続していければ結構使える方法だと思います。 

テンカララインの接続

2012年09月19日 08時56分05秒 | 渓流釣り
先のラケットのガットを如何に竿に取り付けるか?
出来たら画期的な方法を考案したいと思った僕ですが、結局いつもの方法になってしまいました。
 普通、糸と糸を繋げるのは結べば良いだけなのですが、ただ結んだだけだとそこには必ず結び瘤ができ、いまだにキャストがままならない僕がそういう糸を振ると、釣りをしている最中にしょっちゅう毛鉤がこの瘤に引っ掛かってしまいます。ここは竿の先端に近い場所なので、引っ掛かった場合には一旦竿をたたんで引っ掛かりを解き、それからまた竿を伸ばして・・・と、とても面倒くさいのです。ですから、ここだけはノット(結び)ではなくスプライス(接続)にしたいのです。
 この方法はカジキやマグロなどを釣るときによく使われる方法です。『ワインドオン』とかの単語を入れて検索するとヒットすると思います。この方法は、結びではないので糸の強度が100%出るのが最大の特徴です。太い糸を繋げる場合に結びを使うと、結び辛くてしかも解けやすいからです。他にスリーブ留めというのもありますが、スリーブで糸に傷が付き強度が落ちることや、何よりもテンカラでに使用はその重量や形から言っても無理があります。

 方法は、サイズに合った中空の編み糸(画像で白い部分。これはダクロンライン)にただ突っ込むだけです。サイズが合っていれば15cmも突っ込めばまず抜けることはありません。原理は沖縄などで売られている、指を突っ込んだら抜けなくなる蛇の玩具そのものです。要は引かれることにより、中空糸の繊維の傾きが変わり内径が細くなります。すると中に入っている糸を回りから押さえ込んで抜けなくなるのです。ただ、これだけだと編み糸の端はばらけて来てしまうのでその防止として編み糸の端部は糸でせっておきます。僕はデンタルフロスを使います。強いし、WAXされたデンタルフロスは閉めこむと透明感が出て来るので締め込みが確実に出来たか?が目で確認出来るからです。

 今回はサイズが合った中空の編み糸がみつからなかったので何か良い方法はないかと色々とやってみましたが、思い通りの物が出来ず、サイズはちょっと太いのですが、手で引っ張ってみただけの検証ではぜんぜん大丈夫そうですし、テンカラだったら掛かる荷重も高が知れているので結局この方法になりました。

テンカラ・ライン

2012年09月17日 18時27分06秒 | 渓流釣り
昨日は自分で作った撚り糸でしたが、今日は買ってきた物をマンマで使えるテンカラ・ラインをテストしてみました。
 当たり前ですが、釣具屋さんで買ってきた物では面白くありません。今までも携帯のコードとか使って好感触を得ていますので、常日頃から他の用途で使われている物で何かテンカラに使える面白い物がないか?と思っている僕です。
 今日テストしたラインはバドミントンのラケットに張るガットに使う糸です。スポーツ用品店に行けばどこでも手に入る物です。大昔は白い糸の撚り糸に赤や青の繊維を一緒に撚り込んだ物しかなかったように思うのですが、行って見たら今はテンカラに真向きな蛍光黄色や蛍光ピンクなど実に様々な色が売られてました。僕が購入したのは800円のものと500円の物です。800円の物(黄色の方)はハイドロチタンコーティングなどという怪しい表面処理が施されています。吸水率や汚れの付着を考えてこっちも買ってみました。どちらも10m巻きです。
 で、早速テストした見ました。ってか、テストを始めて15分ほどでザーーーっ!ゲリラ豪雨です。先に音がして何の音だろう?と思った瞬間、雨の音だと気が付きました。すぐに駐車場(屋根付き)に逃げ込んだその瞬間ザーーーって。で、15分だけのテストでした。
テストは10mの糸を切らずにそのまま使いました。で、その僅かな時間で得られた感触にあえて点数を付けると80点です。糸癖が取れないのと硬さが強すぎるのが20点の減点です。でも10mのラインが案外軽くリフト出来るのと、硬いが故に手前マツリが減るような気がして。。。まぁ、糸癖は使っていればそのうち柔らかくなるでしょうから、それを待っても使ってみたいと思えるラインです。
 テンカラで変な物を希望する諸氏は是非一度お試ししてみてください。

連休です。

2012年09月16日 11時06分14秒 | 渓流釣り
世間は3連休らしいですが、僕は普通に2連休。禁漁間近のこの時期に普通なら行くのでしょうが、僕は自宅待機。
 今朝はワンコを獣医に連れて行きました。先週、呼吸が荒くなり嘔吐しました。でも、その後改善に向かっているので、救急の必要を感じなかったのですが呼吸が荒いのが治らないので今日連れて行きました。『気管虚脱』って病気らしいです。気管は口と肺を繋げている管ですが、それが潰れて来てしまうので呼気はいいにしても吸気が辛いらしいです。レントゲンを見ても気管の狭窄が顕著に写っていました。で、原因が分かればその対策も決まるのでほっと一息です。
 で、帰ってから時間が少しあったので昨日作った糸の検証をしました。糸を作ったと言っても糸自体を作ったわけではなく、出来合いの釣り糸を撚っただけです。(画像)
 ナイロン1.5号を4本撚にしたものを4.5m、それに4号のフロロを1m、3号のフロロを50cm、2号のフロロを50cm、これにハリス(ナイロン1.2号)が50cm付くので、全長で7mほどの糸です。僕が好む川の規模からして、長さ的にも丁度良い感じです。
 検証ではすこぶる良いです。前回習得した振込み法も相まってとてもいい感じです。問題は視認性がどうか?です。今までの経験からして、撚り糸は染めてなくても案外見えるのですが、堰堤などでバックが白になるところは???です。
 この次の釣りで試してみようと思っています。

工夫

2012年09月14日 21時02分05秒 | 渓流釣り
新たな竿を購入してアタフタしているのは先日書き込んだとおりです。
元の竿を振ると気持ちよく糸が出て行くのに、新たな竿にするとフニャフニャと。。。先までパワーが伝わりません。
 テンカラは振込みが上手く行かなければ、もうそれだけで釣れない・・ってか、釣れても楽しくないです。ですから振込みは基本中の基本です。それが上手くできないのですから何とかしなければなりません。
 振込みは道具類とその人の振り方がマッチする必要があります。(もっとも、上級者になるとどんな竿でも振りこなせるのですが)腕力や振り方の癖はその人独自の物ですが、竿を購入したらそれにこちらが合わせなくてはなりません。また、糸の問題もあります。よって、その人に合った竿、糸、振り方の3拍子が揃って初めて良い振込みが出来るのです。
 この中で工夫のしようが無いのが竿です。せいぜい竿先を詰めるとか、グリップを加工するくらいです。ですから、竿を手に入れた以上はそれを基本として、竿に合った糸を作ったり、それに合わせた振り方に変えなければなりません。新たな竿を使う場合、前より良くありたい(糸が綺麗に飛ぶとか、長い糸が扱えるとか)ので、最低でも今まで以上を希望するわけですが、今までの竿を使った期間が長ければ長いほどその癖はしっかり付いてしまっているので、今までのようには行きません。
 これを打破するために色々な糸を作って、その一本一本を色々な振り方を試みて絶妙なバランスを作り上げていくのです。週二ペースで釣りに行く僕ですから、少しでも早く完成に近づきたい一心で、仕事を終えてからほぼ毎日糸を作ってそのテストを繰り返していました。撚り糸だけでも太さや撚りの本数、またその長さ(テーパーの強弱)を変えて、なんと47本も作り、そしてテストを繰り返ししました。このテの問題は竿に適合した糸を付けたからといってすぐに綺麗な振込みが出来るといったものではありません。駄目だと思っても練習をして様々な振り方をして、もうネタ切れとなったときに駄目のレッテルを貼り、改善点を模索して、また新たな糸を作って・・・の繰り返しです。


 でも、昨日ちょっとしたコツがつかめてフニャフニャだったラインがピーーーンって。コツは言葉では言い表わし辛いのですが、あえて言えばブワーーーンと振りながら一ヶ所だけキュッっと締め込むっていうか・・・そんな感じです。これが案外難しいです。でも、これによって実に快適な釣りができるようになりました。

 ここに来るまで何度も竿を再々新調してしまおうかと考えましたが、良く考えてみれば、竿は各メーカーのテスターさんがテストを繰り返し、これで良しとして発売するわけですから、工夫すれば必ず飛ぶようになるのは当然の事でした。
 やはり釣りは試行錯誤し、それを具現化し、そして練習して一つ一つ壁を乗り越えていくことに快感があることを再認識しました。テンカラの場合は特に慣れみたいなものがありますので、駄目だからといってすぐに買い換えてしまうのは技術の発展を自ら阻止してしまうものであり、道具に頼った釣りばかりになってしまうので、その人に発展は望めなくなります。要はメーカーがいい物を出したときだけ上手くなった気持ちでいるだけです。要はメーカー任せであって、そうなると本来の釣りの楽しみ方がどこかに行ってしまいそうな、そんな気がしました。

画像は昨日釣ったイワナ(目算で9寸)です。

危ない毛鉤で

2012年09月06日 23時18分26秒 | 渓流釣り
先日ご報告させていただいた危ない毛鉤。
もう使うことは無いと思っていたのですが、先日の溪で仕掛けを出したら、そのまま付けっぱなしでした。毛鉤に頓着しない僕ですので、そのまま使ったら今度はちゃんと本命ちゃんが釣れてくれました。
 案外イケちやうのかも。

 でも、知見が得られたので、即取り外してその後は普通の毛鉤で釣りました。





えっ?その結果ですか?
・・・聞くだけ野暮ってもんですよ!

PROFESSIONAL 川師 テンカラ 3.9 (6:4) という竿

2012年09月04日 21時30分49秒 | 渓流釣り
 長らく使っていた『天空テンカラ 溪愚Special 39』(スズミ釣具)が老朽化し、振っているとカチッカチッて音がするようになってしまいました。開発者本人から発売時に32と共にプレゼントされた物なので大切に使っていました。この竿の開発時、八丈島にご一緒させていただき、海でのテンカラを始めて見せていただきましたが(っていうか、フライはあっても海でテンカラは多分これが世界初)、その時彼はその場に回遊している魚種を総て釣り、びっくりさせられました。その中で一番ハラハラさせられたのがカンパチでした。切られたりもしてましたが、最終的にはしっかりGetしてました。切られたのもハリスはフロロの5号だったとか。それでも竿は折れませんでした。リールのないこの竿でフロロの5号ハリスが引き切れるまで折れない竿。これは強烈なインパクトとして今でも記憶に残っています。もっとも堀江氏の卓越した竿さばきというのも折れない大きな要因であることは間違いのない事実ですが、それでも上手いことやれば折れないし、相当大きな魚でも取れると確信させられました。その後、この竿が製品化された時に本人から『プレゼントです』って。とても嬉しかったです。しかし、振ってみるとなかなか一筋縄の竿ではなく、飛ばせるようになるまで結構苦労しました。その後、餌釣りに傾倒してしまってお蔵入りになっていたのですが、今年からテンカラを再始動したので使ってました。しかし、経時的変化にはかなわず、とうとう壊れてきてしまったのです。

 そこで今回近所の上○屋に行ってテンカラ竿を物色しました。長さは同じがいいので、3.9mの物を探しました。『天空テンカラ 渓愚 Custom 39』と、NISSIN(宇崎日新)の 『PROFESSIONAL 川師 テンカラ 3.9 (6:4)』っていう二種類があったので、このどちらかを買うしかありません。なるべく同じようなのが良いと思ったので渓愚 Custom にしようと思ったのですが、堀江氏の新しい竿が出るとの話しもあって(本当は今年の初めに出るはずだったのにメーカーがのろのろしていてまだ出ていません)、持ってみたらチョイ重い感じだったので却下。こちらは新しいのが出たら買うことにして、今回は重量70g(渓愚 Custom 39は91g。溪愚Special 39PROは85gだったと思う)の川師テンカラにしました。この竿は折れるので有名な竿です。しかも折れたときに修理に出すと3ヶ月~半年くらいは平気で返さない(直さない)という恐ろしいメーカーです。でも、これしかないので購入しました。思い切り軽いので多分折れるでしょう。でもその頃には今年出るはずの竿が出るでしょうから、再びチェンジです。

 この竿を持って一昨日、試し振りに行って来ました。きっと70gだから楽に振れると、ワクワクしながら入溪。でも、現実はそんな甘くはありませんでした。重心が先よりなのか?溪愚Specialより持ち重りが。。。後で見てみたら、なんとパッケージに3.9と書いてあっても実際の長さは4.00mだって。これって嘘つきじゃん。しかも溪愚Specialに比較するとプニャプニャ(溪愚Specialは棒っ杭と言われるくらい硬調です)。溪愚Specialのつもりで振ったら先がお辞儀してしまって良いラインが出てくれません。再びパッケージを良く見てみると『PROFESSIONAL』って頭に書いてある。これって、職漁師のような玄人用の竿であって、一般的なお遊び釣り師には不向きって事のようです。でも、プロにはならなくても、これが振れるようになれば少しでも上手な人に近づけるわけですから・・・頑張るぞ!

下らない個人的インプレでした。