【福島より放射能汚染が深刻な首都圏のホットスポットが判明! 飲料水が汚染される可能性も?】と題された週プレNEWS 3月24日(木)6時0分配信。これによるとやはり霞ヶ浦の放射線量は高いようです。
これを引用すると
福島の放射能汚染がいまだ深刻だったことは前回「福島の学校の放射線量は新潟の6千倍以上」、前々回「水源に浸した布から高濃度セシウム検出」の記事でリポートしたが、汚染は福島だけではない。所々にホットスポットがある首都圏も同様だ。
本誌では原発事故から5年が経つ千葉・茨城・東京の沼や川、公園の土などを独自測定。すると、依然としてたくさんのセシウムにまみれていることがわかった。知られざる首都圏の放射能汚染の実態に迫る。
*
福島原発事故では、大気中に飛び出した放射性物質が広範囲に拡散し、福島だけでなく関東圏も放射能汚染された。
こんなエピソードがある。事故直後、都内の病院のエックス線写真に黒い点が無数に現れるケースが相次いだ。医師がメーカーに問い合わせると、空気中を漂う放射性物質がフィルムに感光して写り込んだとのことだった。
本来、自然界では放射性セシウムはゼロに近い。それが測定された場合、福島原発から来たことを物語っている。当時は建物の中にまで放射性物質が舞い込んでいたのだ。
2011年5月以降、都内43ヵ所と千葉北西部2ヵ所の放射線量を定点観測するジャーナリストの有賀訓(あるがさとし)氏は、
「首都圏の放射線量は11年夏から12年春頃にかけてピークでした。千葉県の松戸、柏で、毎時8μSv(マイクロシーベルト)を記録したこともあるほどです。
都内でも窪地(くぼち)となる神田、上野、九段下などの地域は相対的に高く、今でも毎時0.3μSv台の時も。14年の秋口からは線量が下がることもなくなりました。半減期の短いセシウム134が一定量消失し、残ったセシウムが滞留しているからだと思われます」と言う。
事故から丸5年がたった現在、首都圏にはどの程度の放射性物質が堆積(たいせき)しているのか。本誌は昨年12月、放射線量が比較的高い首都圏東部で、23ヵ所の湖沼や川の底質(泥)と公園の土などを測定した。
福島原発から放出された放射性プルームは、奥羽山脈に沿って南下しながら栃木県に達したものと、太平洋沿岸を南下し、茨城県の霞ヶ浦辺りで関東平野に入ったものがあるといわれる。そこでまず、海上からの進入路となった「霞ヶ浦」や「北浦」(茨城)の底質泥を採取した。
測定するとセシウム(セシウム134と137合算値。以下同)の値は、霞ヶ浦が151Bq(ベクレル)/㎏、北浦が109Bq/㎏。泥にはかなりの水分が含まれていて、これだとキログラム当たりのセシウム量が薄められてしまう。そこで泥の水分量を測定した上で、乾燥した状態の値になるよう計算で補正した(乾物換算値。記事中の測定値はこの数字)。
すると、それぞれの泥から、霞ヶ浦は453Bq/㎏以上、北浦は315Bq/㎏のセシウムが検出された。ちなみに環境省の昨年9月の調査では、霞ヶ浦の最高値は610Bq/㎏、北浦は405Bq/㎏が出ている。
次は、栃木県を流れる利根川の支流、小貝川水系に属する「牛久沼」。茨城県で3番目に大きい湖で、首都圏の釣りスポットとしても知られる場所だ。ここの底質泥を測定すると、2613Bq/㎏以上の高い放射能値が示された。国の測定値は670Bq/㎏だから、その約4倍に相当する。
615Bq/㎏(4万Bq/㎡)を超える場所は放射線管理区域相当となり、一般人や18歳未満は立ち入れない。その値をはるかに超える水準だ。当然、水中の汚染プランクトンを食べる魚も汚染されている。
牛久(うしく)市が2月に測定した結果によると、コイから35Bq/㎏、モツゴから27Bq/㎏、フナからも23Bq/㎏のセシウムが検出されていた。食品の基準値は100Bq/㎏だから、それは下回っているが、他の場所の魚はこんな数値は出てない。汚染されていることは明らかだ。
千葉県柏市と我孫子(あびこ)市の境にある「手賀沼」も高濃度に汚染されていた。昨年3月にはギンブナとコイなどから100Bq/㎏を超えるセシウムが見つかり、千葉県では漁協に出荷自粛を要請している。
今回の測定では697Bq/㎏、また、利根川に面した「排水機場脇」の水路からは894Bq/㎏が検出された。手賀沼では昨年9月の国の調査で、3000Bq/㎏近い汚染が見つかっている。検体の採取場所を変えれば、さらに高い値が出るかもしれない。
同じ千葉県にある「印旛(いんば)沼」も、9月の国の調査では最高580Bq/㎏が検出されていたが、今回の独自測定では、それよりも高い最高値で940Bq/㎏以上が検出された。
牛久沼、手賀沼、印旛沼の3つはどれも利根川水系。これらの沼が汚染されているということは、利根川が汚染されているのだろう。利根川は首都圏の水源。つまり、利根川が放射能汚染されていれば、首都圏の飲料水が汚染される可能性がある。
ただし、川の水を測定してもセシウムは出てこない。川底に沈んでいるからだ。それが時間とともに下流域に流され、湖沼に流入して底質泥が汚染されることになる。
首都圏東部にある5つの主要な沼の底質泥を測定した結果は、3ヵ所で放射線管理区域基準を超える汚染だった。湖沼の汚染のメカニズムを、長崎大学大学院工学研究科の小川進教授が解説する。
「原発から出た放射性物質のうち、約4割は水系に流れ込みます。川から沼へ流れ込むまでに濃縮され、その濃度は数千倍にもなります。特に底質泥の汚染が高濃度なのは、泥が地下へ染み込む水のフィルターになり、放射性物質が堆積するから。汚染されたプランクトンを餌として食べた魚も当然汚染されます」
(取材・文/桐島瞬 撮影/有賀訓)
とのこと。
こんな報告を見るたびに僕も霞ヶ浦通いを辞めて良かったと思っております。
放射線の影響では甲状腺がんが取り上げられる事が多いですが、それ以外の病気にもなります。それらの病気になるとかならないとかは運次第みたいなところがありますが、いずれにしても好んでそういう所に行く事はないでしょう。霞ヶ浦でしかあり得ないことであればともかく、タナゴは他でも釣れます。政府が言っている安全基準なんて当てにはならないです。でも、確実に言えることは『放射能は少ない方がいい』という事だけは間違いがない事実です。
霞ヶ浦は浅くて広いので水の蒸発量が多い湖です。また沢山の流入河川があり、それまで入れると膨大な面積の水を集める湖です。ということはそれらの流入河川によって運ばれてきた放射線物質を残して水が蒸発するので濃縮されて行きます。ですから(これは想像ですが)土浦や石岡方面より下流の潮来の方が放射線量が高いと想像しています。上記の検体をどこで採取したか書かれていませんが、これが潮来方面で採取された検体であることを祈っています。
これを引用すると
福島の放射能汚染がいまだ深刻だったことは前回「福島の学校の放射線量は新潟の6千倍以上」、前々回「水源に浸した布から高濃度セシウム検出」の記事でリポートしたが、汚染は福島だけではない。所々にホットスポットがある首都圏も同様だ。
本誌では原発事故から5年が経つ千葉・茨城・東京の沼や川、公園の土などを独自測定。すると、依然としてたくさんのセシウムにまみれていることがわかった。知られざる首都圏の放射能汚染の実態に迫る。
*
福島原発事故では、大気中に飛び出した放射性物質が広範囲に拡散し、福島だけでなく関東圏も放射能汚染された。
こんなエピソードがある。事故直後、都内の病院のエックス線写真に黒い点が無数に現れるケースが相次いだ。医師がメーカーに問い合わせると、空気中を漂う放射性物質がフィルムに感光して写り込んだとのことだった。
本来、自然界では放射性セシウムはゼロに近い。それが測定された場合、福島原発から来たことを物語っている。当時は建物の中にまで放射性物質が舞い込んでいたのだ。
2011年5月以降、都内43ヵ所と千葉北西部2ヵ所の放射線量を定点観測するジャーナリストの有賀訓(あるがさとし)氏は、
「首都圏の放射線量は11年夏から12年春頃にかけてピークでした。千葉県の松戸、柏で、毎時8μSv(マイクロシーベルト)を記録したこともあるほどです。
都内でも窪地(くぼち)となる神田、上野、九段下などの地域は相対的に高く、今でも毎時0.3μSv台の時も。14年の秋口からは線量が下がることもなくなりました。半減期の短いセシウム134が一定量消失し、残ったセシウムが滞留しているからだと思われます」と言う。
事故から丸5年がたった現在、首都圏にはどの程度の放射性物質が堆積(たいせき)しているのか。本誌は昨年12月、放射線量が比較的高い首都圏東部で、23ヵ所の湖沼や川の底質(泥)と公園の土などを測定した。
福島原発から放出された放射性プルームは、奥羽山脈に沿って南下しながら栃木県に達したものと、太平洋沿岸を南下し、茨城県の霞ヶ浦辺りで関東平野に入ったものがあるといわれる。そこでまず、海上からの進入路となった「霞ヶ浦」や「北浦」(茨城)の底質泥を採取した。
測定するとセシウム(セシウム134と137合算値。以下同)の値は、霞ヶ浦が151Bq(ベクレル)/㎏、北浦が109Bq/㎏。泥にはかなりの水分が含まれていて、これだとキログラム当たりのセシウム量が薄められてしまう。そこで泥の水分量を測定した上で、乾燥した状態の値になるよう計算で補正した(乾物換算値。記事中の測定値はこの数字)。
すると、それぞれの泥から、霞ヶ浦は453Bq/㎏以上、北浦は315Bq/㎏のセシウムが検出された。ちなみに環境省の昨年9月の調査では、霞ヶ浦の最高値は610Bq/㎏、北浦は405Bq/㎏が出ている。
次は、栃木県を流れる利根川の支流、小貝川水系に属する「牛久沼」。茨城県で3番目に大きい湖で、首都圏の釣りスポットとしても知られる場所だ。ここの底質泥を測定すると、2613Bq/㎏以上の高い放射能値が示された。国の測定値は670Bq/㎏だから、その約4倍に相当する。
615Bq/㎏(4万Bq/㎡)を超える場所は放射線管理区域相当となり、一般人や18歳未満は立ち入れない。その値をはるかに超える水準だ。当然、水中の汚染プランクトンを食べる魚も汚染されている。
牛久(うしく)市が2月に測定した結果によると、コイから35Bq/㎏、モツゴから27Bq/㎏、フナからも23Bq/㎏のセシウムが検出されていた。食品の基準値は100Bq/㎏だから、それは下回っているが、他の場所の魚はこんな数値は出てない。汚染されていることは明らかだ。
千葉県柏市と我孫子(あびこ)市の境にある「手賀沼」も高濃度に汚染されていた。昨年3月にはギンブナとコイなどから100Bq/㎏を超えるセシウムが見つかり、千葉県では漁協に出荷自粛を要請している。
今回の測定では697Bq/㎏、また、利根川に面した「排水機場脇」の水路からは894Bq/㎏が検出された。手賀沼では昨年9月の国の調査で、3000Bq/㎏近い汚染が見つかっている。検体の採取場所を変えれば、さらに高い値が出るかもしれない。
同じ千葉県にある「印旛(いんば)沼」も、9月の国の調査では最高580Bq/㎏が検出されていたが、今回の独自測定では、それよりも高い最高値で940Bq/㎏以上が検出された。
牛久沼、手賀沼、印旛沼の3つはどれも利根川水系。これらの沼が汚染されているということは、利根川が汚染されているのだろう。利根川は首都圏の水源。つまり、利根川が放射能汚染されていれば、首都圏の飲料水が汚染される可能性がある。
ただし、川の水を測定してもセシウムは出てこない。川底に沈んでいるからだ。それが時間とともに下流域に流され、湖沼に流入して底質泥が汚染されることになる。
首都圏東部にある5つの主要な沼の底質泥を測定した結果は、3ヵ所で放射線管理区域基準を超える汚染だった。湖沼の汚染のメカニズムを、長崎大学大学院工学研究科の小川進教授が解説する。
「原発から出た放射性物質のうち、約4割は水系に流れ込みます。川から沼へ流れ込むまでに濃縮され、その濃度は数千倍にもなります。特に底質泥の汚染が高濃度なのは、泥が地下へ染み込む水のフィルターになり、放射性物質が堆積するから。汚染されたプランクトンを餌として食べた魚も当然汚染されます」
(取材・文/桐島瞬 撮影/有賀訓)
とのこと。
こんな報告を見るたびに僕も霞ヶ浦通いを辞めて良かったと思っております。
放射線の影響では甲状腺がんが取り上げられる事が多いですが、それ以外の病気にもなります。それらの病気になるとかならないとかは運次第みたいなところがありますが、いずれにしても好んでそういう所に行く事はないでしょう。霞ヶ浦でしかあり得ないことであればともかく、タナゴは他でも釣れます。政府が言っている安全基準なんて当てにはならないです。でも、確実に言えることは『放射能は少ない方がいい』という事だけは間違いがない事実です。
霞ヶ浦は浅くて広いので水の蒸発量が多い湖です。また沢山の流入河川があり、それまで入れると膨大な面積の水を集める湖です。ということはそれらの流入河川によって運ばれてきた放射線物質を残して水が蒸発するので濃縮されて行きます。ですから(これは想像ですが)土浦や石岡方面より下流の潮来の方が放射線量が高いと想像しています。上記の検体をどこで採取したか書かれていませんが、これが潮来方面で採取された検体であることを祈っています。
いつもコメントを頂き、とても嬉しく感じております。ありがとうございます。
ふなっこ様の認識と行動は総て正しいと思います。
実はこの記事は辞めようかと思っていました。霞ヶ浦に通っている人はもとより、霞ヶ浦周辺に住んでいる方々によろしくない情報だからです。でも特に若い人やお子様には重大な影響を及ぼす可能性がありますのであえて思う事を書いてみました。もし自分だったら良くない情報ほど早く知って対処したいと考える方ですから。放射能に関しては影響が出てしまってからでは手遅れですから、より早い対処が望まれます。
話は変わりますが、今日から電力自由化になって、みんな少しでも安くしようとしています。でもそれが原発を助長することになりそうなのです。電力会社を選ぶときは是非その会社の電源構成(提供する電気の原子力、水力、火力などの割合)を知ってからにしていただきたいです。でも、悲しい事に電源構成を明らかにしている会社は少ないのが現状です。(http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20160331/CK2016033102000106.html)
こういうのをみると伝電力の自由化の裏(陰謀)が見えてしまうようでなんだか悲しくなっちゃいます。
楊枝ウキ。使ってくれたのですね!ありがとうございます。そしてお褒め頂きありがとうございます。斜め通しのウキみたいに穴を開けなくても斜め通しのウキに相当する機能が期待できます。斜め通しのウキは作るのが大変ですが、これなら誰でも簡単に出来ます。ちょっと最初は戸惑いがあるかもしれませんが、慣れるとやたらなウキよりよほど釣りやすいです。ただ、隠れてコソコソ使わないと「粗末な道具で・・・」って言われちゃいますョ。
やっと春らしくなってきて釣りにも良い季節ですね。
でも、管理人さんの仰る通り、関東平野も放射性物質に汚染されてしまいましたので、どこでも気軽にとはいかなくなりましたね。
私も霞ケ浦には強い思いがあります。本当に良く通いました。
でももう、あの原発事故以来、1度も足を運んでいましんし、怖くて行けません。
放射能は目に見えないので、あの霞ケ浦の景色をテレビなどで目にすると「見た目は何も変わっていないのに・・」ととても悲しくなります。
手賀沼方面もいまだに多くの釣り人が行かれてますが、もう個人の判断でしかないですね。
自分の身は自分で守る、それしかないと思いますので・・。
原発なんて地球破壊をする物だとしか思えないです。
このままだと、人類を破滅に追い込むのは人間そのものですよね。
そんなつもりのない人や動植物にとっては迷惑極まりないことですが・・。
子供の事を思うと、そういう未来にならない事を祈るのみです。
仕方ないので私も自分の行ける範囲でのみ釣りを楽しみます。
ところで、管理人さんの教えてくださった楊枝ウキですが、素晴らしいです。
自分で調整したり、本チャンのアタリや様々な種類のアタリを見極めなければなりませんが、それもまた楽しかったです。
ありがとうございました!!
長文になり、すみません。