ヤブジラミ - セリ科

こんなきれいな花なのに... しかも在来種なのに... 名前のおかげでだいぶ損をしています。

ヤブジラミという名前は 「やぶに生え、果実にカギ状に曲がった刺があり、シラミのように衣類にくっつくことからこの名がつけられた。」（三河の植物観察「ヤブジラミ」）




セリ科です。 セリ科といえば、 この前取り上げた ニンジン もセリ科でした。 フェンネル もセリ科です。




花弁は5個、白色～わずかに淡紅紫色、大きさは不揃いで、外側の花弁が大きい。（三河の植物観察「ヤブジラミ」）




蕾のときには花弁が縦に外側に２つに折りたたまれ、花弁の先端のスリットの部分は内側に折たたまれている。（同上）




雄しべ5個、葯は淡紅紫色～白色。（同上）




果実は長さ2.5～4（4～5）㎜の卵状長楕円形、基部から湾曲した刺を密性し、短毛は少なく、熟すと淡褐色になり、2分果に分かれて落ちる。（同上）