goo blog サービス終了のお知らせ 

アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

樹に咲く花 (6) ツゲ

2021-03-25 09:34:33 | みんなの花図鑑

<樹に咲く花>第6回は 昨日 圃場(植木を育てている)にあった「ツゲ」の花です。
よく生垣に ツゲ が使われていますが、あれは「イヌツゲ」です。イヌツゲはモチノキ科。ツゲはツゲ科で、科も違います。




ただし、我が家の生垣にも使っている「ボックスウッド」(セイヨウツゲ)とは仲間で、花だけ見ても私には区別がつきません。
花は小さく 段々に付いています。なんだかごちゃごちゃしていて、遠目にはどこがどうなってるのかよく分かりません。




これぐらい近づくと・・・ ようやく個々の器官が見えてきました (^_-)-☆
ツンツンと立って頭に花粉を付けてるのが おしべ でしょう。
ところどころに ゼリー状の柱頭を載せているのが めしべ でしよう。




ゼリー状?の柱頭は3裂していたり 「大」の字のように枝分かれしているように見えます。でも めしべの数が1つでないのは 変ですね?? ふつう、一つの花に めしべは1個 なんですが・・・




調べてみると、一か所に 複数果序が集合して一体となっているのが ツゲの花序のようです。




上の絵では4つの柱頭が見えますから 4つの小花が集合しているようです。





いくつか見ていくと、また別の器官が見つかりました。真ん中にある この緑色をしたマットのようなものは何でしょう??




調べてみると、これが雌花で、緑色の器官が やがて果実になる子房部分のようです。
と、いうことは、、 これまで見た(めしべをもった)背の高い雄しべの花は 雄花 ということになるらしい。
(もう少し 経過観察してみないと分からないです)



コメントを投稿