


葉も落ちて枝のコルク質の翼が一層目立ちます。
冬芽と冬芽の間の枝を割って翼が伸びているのが分かります。

私は こういう模様を見ると、大西洋や太平洋の海嶺から縞状に産まれ延伸する海洋プレートを連想します(↓)


© 2002 Gifu University, Shin‐Ichi Kawakami, Nao Egawa.

このように、短い間隔で 90度方向を変えて出ている翼もあります。


このニシキギの翼、強度増加に役立っているわけでもなく、光合成に役立っているわけでもなく、機能がよくわかっていません。

「一般に生物の形態の進化は、用不用説で考えすぎない方が妥当です。」(日本植物生理学会・みんなのひろば・植物Q&A「ニシキギの翼について」)

「コルク層の発達が特に生存・繁殖にとって不利でも有利でもなかったため、いわゆる中立的変異として集団の中で振るまい、たまたま蓄積したのがニシキギだと思います。」(同上)

「加えて、鑑賞価値が大変高いため、人為的に繁殖を助けられたこともあり、世の中に広く分布するようになったのでしょう。」(同上)
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おはようございます。
ニシキギいつも不思議に思っていました。
植物を見るとついつい用不用で考えてしまいます。
この翼は何の役に立っているのだろうと考えておりました。
中立的変異も大変勉強になりました。
役に立つから残っているのであって
役に立たなければ廃れてしまうだろうと "(-""-)"
突然変異にしてもちょっと植物の概念を超えているような気がします。もう別世界です
閑話休題
最近「南海トラフ」とかまびすしいですが、あれは半分、予算獲得のための想像の産物
https://ya24-oto.blogspot.com/2024/08/492024-09-30.html
カミソリバナは「ヒガンバナ」の別称ですから間違えていたんですね。
それにしてもあまりにも奇妙すぎて、やっぱり存在意味を考えてしまいます。
この木の存在を知っていらっしゃったのですね
はずかしながら、私がニシキギを知ったのは
大人になって、退職して、からです。
焼肉屋の窓の外に、この木があり、最初は
全体が 植物だとは思いませんでした。
もちろんGoogle Lens のような便利なものもなかったし(@_@)
Google Lens ってどんどん進化してますね
https://ya24net.blogspot.com/2025/02/2000.html