中国紅花シキミ - イリシウム・ヘンリー

今日も安城デンパークの木の話題です。


今日の話題は 赤い色をしたシキミの花の話題です。
デンパークには （少なくとも一昨年調べたときには）3種類のベニバナのシキミがあったはずなのですが・・・



今年は この一種類しか見当たらず、枯れたわけでもなかろうに・・・



ちょっと観察時期が遅かったかと反省しています。
ともかくこのベニバナシキミは、名を 「イリシウム・ヘンリー（Illicium henryi）」といいます。
原産地は 中国西部です。



春、肉厚で透明感のある、星の形の紅色の花が、下向きに咲きます。（緑心造園 「イリシウム・ヘンリー」）




シキミの実は、中華料理に使う「八角」に形がよく似ていますが、毒性がありますので、口にしないようにお気を付けください。（同上）



一昨年見たときに見つけた 他の2種類

イリシウム・フロリダナム（フロリダヌム）（Illicium floridanum）
英名: Florida anise
原産地は アメリカ・フロリダ半島 のようです。
別名： アメリカシキミ、メキシコハッカク



イリキウム・ランセオラツム（Illicium lanceolatum）
種小名の lanceolatum は（披針形の）の意。
英名：Star Anise
原産地：中国
「4〜5月頃、葉腋から長い花柄を持った濃紅色の花を下垂する。花弁は10個以上ある。」（GKZ植物事典「ベニバナシキミ」）