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アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

秋の赤い実 (2) サンザシなど

2021-10-30 10:19:04 | みんなの花図鑑
サンザシ

サンザシの実はバラの実(ローズヒップ)に似ています。



ていうか、ローズヒップは バラ科の果実の総称なので、これもひとつのローズヒップ?
リンゴにも似ています。




原産地は中国で、江戸時代 生薬として渡ってきました。
@於大公園・薬草薬木園(東浦町)





ヤブサンザシ

ヤブサンザシの名は 藪に生え,果実がサンザシに似ていることから。



ただし、バラ科ではありません。
ユキノシタ科 スグリ属
または
スグリ科スグリ属



「実はサンザシより小さく、果皮は肉質で水分もあるが、苦味と酸味が強いため生で食べるのは難しく、果実酒にするのが一般的。」(庭木図鑑・植木ペディア「ヤブサンザシ」)



@愛知県緑化センター





ピラカンサ

トキワサンザシではなく、属名のピラカンサ(Pyracantha)としたのには理由があります。
「ピラカンサの名前で呼ばれる3種は、和名ではトキワサンザシ(常磐山査子:P.coccinea)、タチバナモドキ(橘擬:P.angustifolia)、カザンデマリ(崋山手毬:P.crenulata)と呼ばれる3種である」
(多摩川の汽水域「<参考26>河川敷の春から初夏にかけての草木と花」)



「3種のうち、中国南部原産のタチバナモドキ(P. angustifolia)は葉の裏に白い毛が密生し、果実がオレンジ色であることから容易に区別できる。
問題は、あと2種のトキワサンザシ(P. coccinea)とヒマラヤトキワサンザシ(カザンデマリ)(P. crenulata)で、区別が難しい。両種とも葉が無毛で、果実が真っ赤に熟す点が共通する。」
(終了したblogs.yahoo.co.jp/aibaboston/12009189.htmlより)



@愛知県緑化センター園外雑木林
「園芸種ながら野化したことで、交雑種が出来ている可能性もあって、河川敷や護岸であちこち見られるピラカンサを厳密に3種に区別することは極めて難しい。」
(多摩川の汽水域「<参考26>河川敷の春から初夏にかけての草木と花」)




サンシュユ







以上、愛知県緑化センターにて

関連クイズ??

昨年2月に、西尾市憩の農園で撮ったものです。名札には「サンシュユ」とありました。
サンシュユの何なんでしょう?? (^_-)-☆

美味しいので、鳥が食べた? (´∀`)


イイギリ

愛知県緑化センターの実習舎のイイギリです。
赤いブドウのような実をびっしり付けています。



別名 ナンテンギリ。



おいしそうなのですが、鳥はなかなか食べません。冬になり葉が落ちて、実だけ残っているころになるとようやく食べると言います。



@愛知県緑化センター





モッコク

ツバキ科のモッコクです。
モチノキやマツと並び「庭木の王」との異名を持ちます。



「モッコクはモチノキ、モクセイとともに「三大庭木」にも数え上げられ、これらを庭に採り入れると、景色にまとまりがでるという。モチノキと混同されやすく、江戸時代以前はモチノキの一種とされていた。」(庭木図鑑 植木ペディア「モッコク」)



果実は 1㎝ほどの皮の厚い卵状球形で、熟すと裂けて中から濃い赤色の種子がちらりと顔を出します。



メジロ、キビタキ、オオルリなどの野鳥が好んで食べるそうです。



ニシキギの種子に似て、真っ赤です。






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