もみじ系のカエデのうち、太平洋岸に多い イロハモミジとオオモミジ。
この2種類の判別は 翼果を調べると 素人でも判別できることを、きょうは 京都のもみじで、再度確認してみます。
題して「イロハモミジか、オオモミジか ‐ 翼果でルンルン区別する」です (^^♪
0951 (← 撮った時刻で 個体番号の代わりとします。 このばあい、 撮影時刻 9:51の個体ということです)
嵯峨野の竹林前のもみじです。
朝一番に撮ったもみじです。この時点では 翼果がついてないので、翼果による判別をしていません。
1000
嵯峨野の祇王寺に向かう道沿いのもみじです。ここで 翼果の付いているカエデに出会いました。
カエデの翼果には2種類あり、翼を左右水平方向に出しているのが イロハモミジ、この個体のように イロハの「ハ」の字のように翼を垂らしているのが オオモミジということです。
1007
少し離れたところにあったもみじです。残念ながら 翼果が付いていません。
ただ、直前の個体1000 と葉がとてもよく似ているので、やはり オオモミジ ではないかという推定です。
1016
祇王寺のモミジです。とても背が高いので、空を覆う紅葉を楽しむばかりです。
赤とオレンジのグラデーションが奥行きを作り出しています。
1021
翼果が観察できないので 判別できませんが、なんとなくイロハモミジのような模様です (^^)/
1053
祇王寺を出て バス停へ向かいます。その途中にある清凉寺(嵯峨釈迦堂)の土塀のもみじです。
下のほうにある翼果を確認しました。
翼は 先ほどのオオモミジの翼のように 「ハ」の字でなく 横に水平に出ています。言うならば、イロハの「イ」の字に近いです。こういうのは イロハモミジ です。
つづきに、少しオレンジ色のモミジがありました。
これも翼果が下のほうで確認できました。やはり 「ハ」の字というより 「イ」の字に近いようなので、同じイロハモミジ と判定しました。
1248 ここからは 京都府立植物園のもみじです
なつみかんさんのblogで有名な(^^)/ 京都府立植物園にやってきました。
京都府立植物園は日本ではじめてつくられた公立植物園ということで、さすがに 樹齢が古そうな背の高い木がいっぱいあります。
1250
植物生態園のカエデです。
大きな望遠レンズを持った人たちが手持ちで撮影されていましたが、その方向を見ると 小鳥がかなり下のほうの枝に来ていました。
私は 望遠もってないので、最初の予定通り 翼果の観察です (´v_v`)
この翼果は イロハの「イ」ですから、イロハモミジ(イロハカエデ)ですね、きっと (^^♪
1302
植物生態園をさらに進みます。たくさんのカエデに出会いました。半分くらい 翼果を確認できます。
この木はまじかに 葉と翼果を観察できました。画像は 翼果の翼がよく分からないですが、翼は水平で イロハでいえば「イ」の字のほうです。イロハモミジのほうです。
イロハモミジの葉は ギザギザが重鋸歯といって 鋸歯に大小があり大きい鋸歯の内側に小さい鋸歯が付いているような複雑なほうです。(反対に オオモミジの鋸歯は 単鋸歯といって 同じ大きさの切れ目が単調に入っています)
1321
半木神社(なからぎじんじゃ)のほうへ向かう途中にも モミジが植わっていました。
翼果はこんな風に「ハ」の字ですから、これは オオモミジですね。
先ほども触れたように オオモミジの葉の縁のギザギザは「単鋸歯」といって、単調です。切り絵で作りやすい鋸歯ですね(^_-)-☆
1323
すぐ近くのもみじです。
翼果は「ハ」の字、ということは オオモミジ ですね
その葉です。切り絵で描きやすい「単鋸歯」のほうですね
1326
最後に、ひとつ、応用問題を。
このモミジの翼果は 水平の翼が出ているように見えます。
しかし、この木には 樹名板があり そこには 「オオモミジ」とはっきり書いてあります。
まあ、同じ木に こういう典型的な「ハの字」の翼果も付いているので、 オオモミジなんでしょうね。
ただ、翼果だけに頼った判別法では ときに間違うこともある、ということです。
1332
ほんとうに 最後に最後、樹名板付きの イロハモミジです。
イロハモミジの紅葉です。
イロハモミジの翼果です。イロハの「イ」の字形です。
イロハモミジの葉です。鋸歯は複雑なほうの「重鋸歯」です。
この日は 午前 祇王寺へ、午後 植物園へ行きました。万歩計を見たら 15,700歩いていました \(^o^)/
この2種類の判別は 翼果を調べると 素人でも判別できることを、きょうは 京都のもみじで、再度確認してみます。
題して「イロハモミジか、オオモミジか ‐ 翼果でルンルン区別する」です (^^♪
0951 (← 撮った時刻で 個体番号の代わりとします。 このばあい、 撮影時刻 9:51の個体ということです)
嵯峨野の竹林前のもみじです。
朝一番に撮ったもみじです。この時点では 翼果がついてないので、翼果による判別をしていません。
1000
嵯峨野の祇王寺に向かう道沿いのもみじです。ここで 翼果の付いているカエデに出会いました。
カエデの翼果には2種類あり、翼を左右水平方向に出しているのが イロハモミジ、この個体のように イロハの「ハ」の字のように翼を垂らしているのが オオモミジということです。
1007
少し離れたところにあったもみじです。残念ながら 翼果が付いていません。
ただ、直前の個体1000 と葉がとてもよく似ているので、やはり オオモミジ ではないかという推定です。
1016
祇王寺のモミジです。とても背が高いので、空を覆う紅葉を楽しむばかりです。
赤とオレンジのグラデーションが奥行きを作り出しています。
1021
翼果が観察できないので 判別できませんが、なんとなくイロハモミジのような模様です (^^)/
1053
祇王寺を出て バス停へ向かいます。その途中にある清凉寺(嵯峨釈迦堂)の土塀のもみじです。
下のほうにある翼果を確認しました。
翼は 先ほどのオオモミジの翼のように 「ハ」の字でなく 横に水平に出ています。言うならば、イロハの「イ」の字に近いです。こういうのは イロハモミジ です。
つづきに、少しオレンジ色のモミジがありました。
これも翼果が下のほうで確認できました。やはり 「ハ」の字というより 「イ」の字に近いようなので、同じイロハモミジ と判定しました。
1248 ここからは 京都府立植物園のもみじです
なつみかんさんのblogで有名な(^^)/ 京都府立植物園にやってきました。
京都府立植物園は日本ではじめてつくられた公立植物園ということで、さすがに 樹齢が古そうな背の高い木がいっぱいあります。
1250
植物生態園のカエデです。
大きな望遠レンズを持った人たちが手持ちで撮影されていましたが、その方向を見ると 小鳥がかなり下のほうの枝に来ていました。
私は 望遠もってないので、最初の予定通り 翼果の観察です (´v_v`)
この翼果は イロハの「イ」ですから、イロハモミジ(イロハカエデ)ですね、きっと (^^♪
1302
植物生態園をさらに進みます。たくさんのカエデに出会いました。半分くらい 翼果を確認できます。
この木はまじかに 葉と翼果を観察できました。画像は 翼果の翼がよく分からないですが、翼は水平で イロハでいえば「イ」の字のほうです。イロハモミジのほうです。
イロハモミジの葉は ギザギザが重鋸歯といって 鋸歯に大小があり大きい鋸歯の内側に小さい鋸歯が付いているような複雑なほうです。(反対に オオモミジの鋸歯は 単鋸歯といって 同じ大きさの切れ目が単調に入っています)
1321
半木神社(なからぎじんじゃ)のほうへ向かう途中にも モミジが植わっていました。
翼果はこんな風に「ハ」の字ですから、これは オオモミジですね。
先ほども触れたように オオモミジの葉の縁のギザギザは「単鋸歯」といって、単調です。切り絵で作りやすい鋸歯ですね(^_-)-☆
1323
すぐ近くのもみじです。
翼果は「ハ」の字、ということは オオモミジ ですね
その葉です。切り絵で描きやすい「単鋸歯」のほうですね
1326
最後に、ひとつ、応用問題を。
このモミジの翼果は 水平の翼が出ているように見えます。
しかし、この木には 樹名板があり そこには 「オオモミジ」とはっきり書いてあります。
まあ、同じ木に こういう典型的な「ハの字」の翼果も付いているので、 オオモミジなんでしょうね。
ただ、翼果だけに頼った判別法では ときに間違うこともある、ということです。
1332
ほんとうに 最後に最後、樹名板付きの イロハモミジです。
イロハモミジの紅葉です。
イロハモミジの翼果です。イロハの「イ」の字形です。
イロハモミジの葉です。鋸歯は複雑なほうの「重鋸歯」です。
この日は 午前 祇王寺へ、午後 植物園へ行きました。万歩計を見たら 15,700歩いていました \(^o^)/
いつも詳しく解説してくださるブログ、興味深く読ませてもらい、ふんふん_φ(・_・と勉強しております。「ハ」オオと「イ」イロハの違い、わかってきました(^^)
望遠を持っていないと仰ってましたが、写真はスマホで撮っているのですか?
とても綺麗で、しかもしっかりわかりやすく撮れているので、いつも感心しています。
それにしても15700歩はスゴイです!
そうです、そうです、イロハの「イ」です(^^)/
写真は一眼レフにマクロレンズです^^
> 15700歩
私はいいのですが、さすがに同伴者さんのブーブー言うこと (@_@)
イロハモミジとオオモミジの翼果による判別、大変よく分かりました。
これまで図鑑などで葉や葉柄での判別法は知っていましたが、翼果での判別は初めて知りました。
そろそろ紅葉は終わりですが、残っている翼果を探して、実地確認したいと思います。
ありがとうございました。
それにしても、よく歩かれましたね。
お昼は嵯峨野辺りでしたかしら??
> 翼果での判別は初めて知りました。
またまたご謙遜を!
まぁ太平洋岸で、イロハモミジとオオモミジのどちらかと仮定できたら、翼果による判別は けっこう分かりやすいということが愛知県と京都で確認できました(^^)/
お昼は バスで植物園についてからとりました。北山地下鉄駅の近くに のんびりお茶できるところ見つけましたよ