アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ハマカンゾウ - 西浦海岸にて

2020-08-08 18:17:32 | みんなの花図鑑
ノカンゾウによく似ています。 海岸に生息するので ハマカンゾウと呼ばれてます。


西浦海岸に ハマゴウを見に行って、出会いました。




これは ハマゴウの群落のあった 松島に咲いていたハマカンゾウです。
「近縁のノカンゾウとは、葉が冬枯れしないこと、花茎につく包葉が長いこと、花柄が短いことなどの違いがあるが、見分けるのはむずかしい。」(吉野熊野国立公園・宇久井ビジターセンター「ハマカンゾウ」) とあります。





日本に自生するヘメロカリス属の ノカンゾウ、ヤブカンゾ、ハマカンゾウは、同種であり変異の関係にあることを、はじめて知りました。
「H.aurantiaca(ハマカンゾウ)およびH.fulva(ノカンゾウ,ヤブカンゾウ)の両種が遺伝的に近縁であることが示唆された。」(野口順子「ワスレグサ属植物の進化プロセスと適応進化」)




ノカンゾウより 色が濃いのが特徴のようです。





海岸の崖地・急傾斜地などに生育する。(三河の植物観察「西浦海岸」)




葉が細いのが他のカンゾウの仲間との違い。(同上)



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