アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ホテイアオイ、ウォーターカンナ - 水辺にて

2022-08-02 06:00:05 | みんなの花図鑑
ホテイアオイ

最初の画像4枚は 最近撮ったものではありません。(撮影日 2016-10-08 撮影場所:柳川瀬公園(豊田市))
ホテイアオイはミズアオイ科の水草です。
開花期は長く 6月~10月のようです。




「熱帯アメリカ原産の水生植物で、17世紀にブラジルで発見されました。花がきれいなので主に観賞用として、19世紀から20世紀初頭に世界各地に導入されました。しかし、爆発的に増えて川や池沼を被い、アフリカでは船の行き来やダムによる水力発電を妨げるなどの害があり、今では世界十大害草のひとつ「青い悪魔」として畏怖されています。」(ヤサシイエンゲイ「驚異的に増える ホテイアオイ」)




「花びらは6枚で、上の花びらは真ん中当たりが濃い青紫になり、さらにその中に黄色~オレンジのスポットが入って目立ちます。」(同上)




「総状花序に淡紫色(まれに白)の花を多数つける。花被片は6、雄しべは6本、そのうち3本は長く他の3本は短い。雌しべは3心皮が合着して1本。花には雌しべと雄しべの長さの異なる3型(長花柱花、中花柱花、短花柱花)があり、日本で広がっている系統は中花柱花または長花柱花を持つものである。(日本の水草)」(松江の花図鑑「ホテイアオイ」)

これまでの写真に見るように、柳川瀬公園のホテイアオイは雌しべ(の花柱)が一番短い短花柱花ということが分かります。




これは最近別のところで見つけたホテイアオイの花です。
前の柳川瀬公園のホテイアオイの花と違って、雌しべ(の花柱)が一番長いタイプです。
長花柱花です。




英名は 「ウォーターヒヤシンス」
次の「ウォーターカンナ」と対になっております (^^)/






ウォーターカンナ

名前は 水際に生え、葉っぱがカンナに似ているから。
これは2016年、みん花時代、「鯉の池」(*)で撮ったはじめてのウォーターカンナではないかと思います。

 (*) 鯉の池 鯉の池とは 私が勝手につけた場所の名前です。
今は昔、稲を植えた水田に 鯉を放ち 鯉を育てる
とともに、水田の草取りを鯉にやってもらっていました。
鯉はイネの害虫を食べてくれ、また泥をかき回すので雑草の発生が抑えられたそうです。
農薬を使わなかった時代のお話です。
水田から水を乾すとき 鯉を捕まえ、一部は 食べ、残りの鯉は このような池に放ち、越冬させていました。
長野県佐久地方が有名です。




「目では紫色の花と白い萼色が混ざりあい紫白色に見える美しい花を咲かせる草丈の高い水辺の植物です。」(かげきん花図鑑「ミズカンナ」)




以下は、最近安城デンパークで撮った画像です。
















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2 コメント

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Unknown (あららぎ)
2022-08-02 17:07:16
美しすぎて💕
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Re: あららぎさん^^ (アブリル(avril_kanabun))
2022-08-02 21:47:21
ありがとうございます!
とても励みになります
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