市内各所で測定している空間のγ線放射線量が、ここ1週間で20%ぐらい減ってきている。
それでも自然放射線のレベルとされている10~50nGy/h の1.5倍ぐらいはある。
福島の水蒸気爆発のあと、このグラフでは数値が目盛の外に飛び出して時系列変化の状態を読み取れなかった。
グラフの目盛ぐらい簡単に変えられそうに思ったが、担当部署では忙しくてそれどころではなかったという。
ワードやエクセルはバージョンが新しくなるたびに機能が追加され、その編集結果がデータに組み込まれるので、新しいバージョンのデータは古いソフトでは読めなくなる。 そういうことがあると、数値の大きさによって目盛が自動で切り替わるようにしておけばよいだろうと考えていた放射線量の公表グラフなども、簡単に設定変更というわけにはいかないかとも思う。 パソコンのデータの寿命は、それを作ったアプリケーション・プログラムの寿命に依存するともいえる。
逆に古いバージョンのデータを新しいソフトで読むのには、何も問題がないと思っていたがそうでもないらしい。
たとえばグラフの目盛なども、データの領域の取り方が変わって、画面に表れる図柄が変わってしまうのだ。
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/basic/20101224/1029326/?f=ranking
ごくまれにしかない場合にも、システムが具合よく働くには、平常時はまったく用のないシステムチェックを、常に新しい目で見ながら続けていかなければならない。
安全、安心などと言葉では簡単にあらわせても、それを実現し継続していくのは大変なことなのだ。
あれもこれも、いついつまでもと、たくさんのデータを保存して置く貯め癖は捨てて、一度表に出した時がそのデータの寿命末期ぐらいに考えたほうがよさそうである。