うっかりユーザのパソコン奮闘記

パソコンを使っていて感じたあんなこと、こんなこと、気ままに書いていきます。

賀状印刷

2011年12月17日 | 忘れかけていたこと

年賀状を作りたいから来てみてくれと頼まれて出かけた。
Fという名の著名なソフトを使っている。
起動すると、早速アップデートの勧誘画面が現れた。
これはご親切にと、「アップデートする」のボタンを押す。
最初に「数十分かかるがそれでよいか」と、まるで脅し文句のようなメッセージが出た。
そんなに時間がかかってはいやだと、そこでやめてしまえば、来年の干支に合った画像を探しまわるなど厄介なことに、別の時間をかけなければならない。
数十分などと書かずに、やや長めに時間がかかるとでもしておけばよいのにと思う。
このウイザードの作者には、数字で表すのが具体的で親切という考えがこびりついているのだろうか。
そんなにかかるはずはないからと、無視して次へ進む。

アップデートが終わって、葉書裏面のテンプレートから竜の絵入りのものを選び出す。
時節柄、罹災地向けと罹災地からの文面が多い。
一般向きの文面を選んで、差出人の文字を貼り付けたら、竜の絵と重なってしまった。
絵を動かそうとしても、テンプレートのデザインは変えられないようになっている。
差出人を左下以外のところに持っていくような変わったことはしたくない。
左下が空いているものに選びなおし、一応形にはなった。
しかし、謹賀新年の文字と、続くあいさつ文、差出人の字体がみなちぐはぐで、いかにもお粗末。それぞれのフォントを変えようとしても、裏面編集画面からはそのメニューが見つからない。

気の短い差出人さんは「これでいいよ」と言い出し、未完成のまま印刷ということになってしまった。
ずいぶん手を抜いたと思われるかも知れませんよ、と念を押したが、かまわないと言う。
なんとも後味の悪い年賀状作りだった。

手間を惜しんでおいて、呼び込んだ途端に変な言葉をかけるようなプログラマーはろくなものを作らないと、あらためて思った。