ものの言えない幼児の玩具のようなタッチパネルが、なぜ喜ばれるのかと考えていましたが、それはふわふわ浮いているような快感ではないかと思い当たりました。
タッチパネルには、生理的な抵抗感がありません。
ものを動かすのに全く力がいらなければ、無重力の世界にいるような錯覚を生むでしょう。
地球の様子が不安になって、できることなら逃げ出したい、宇宙への希求は、探究心よりむしろ無重力へのあこがれではないかと思います。
Windows8 不評のもとは、無重力の世界とは別の、あのくどくどしくめまぐるしいタイルの行列にあるような気がしています。
ごつごつした四角いタイルでなく、ふわふわ泡のように流れるメニュー画面であれば、タッチパネルに向かう人の気分も、また違ったものになるのではないでしょうか。