何でもやってくれるお利巧な道具のパソコンにも、知恵の回りかねている泣き所があります。
ものごとの知恵の回りは、周辺に行くほどお粗末になりますが、パソコンの場合もご同様で、周辺機器の代表であるプリンターに、そのお粗末さが現れています。
次々に改良型の出し合い競争がむだに行われていることは、機能がほとんど変わるでもなく型式がむやみに多いのを見ればわかります。
あれほど知恵を働かせて新しいものを考えているのに、肝心なところに目が届いていないのは「インク」です。
どこかでこだわりを解いて、同じものでどのメーカーのどの型にでも合うものにしたら、コストはぐんと下がり、消費者保護の効果は如実に現れます。
インクカートリッジのJISを早く制定し、日本発規格の低コスト製品を世界に売り出すことに知恵を絞ってください。