マルウエアについて疑問をたどっていくうちに、こんな記事に出会いました。
「(XPの)サポートが終了するからといって攻撃者は新しい攻撃手法の開発をやめるわけではありません。それに伴い、新たな脆弱性が発見される可能性もあります」
パソコンを何百台何千台と持っている会社では、OSのサポートが終了すれば、後が大変なことになりますから、当然新しい強いOSに一斉乗換えをするでしょう。個人ユーザーは、広範に使われていた企業群のXPが新しいOSに置き換えられていることを前提に、対処を考えていけばよいのではないかと思います。
まったく動機のない犯罪はありえないので、マルウエアの発信には、何か意図があるはずです。
本能的犯罪というものはなく、生まれたての赤ちゃんは犯罪を犯しません。犯罪動機を全く持つ機会にめぐり会っていないからです。
受信者が迷惑をこうむらなければ、マルウエア発信の意味はありません。
新しいOSが、防御体制を備えれば、どこかでそれに対抗したクラッキング方法が考えられるでしょう。
古いOSでやられるようなマルウエアには、とうの昔に対策が立てられていて、世の中に存在するパソコンの大多数相手では、発信意義をすでに失っています。
古い型のインフルエンザがはやらなくなるのと似ています。
盗まれるもののない家にドロボウは入らないでしょう。
「新たな脆弱性が発見される可能性」という文言が、どこか空虚に見えてくるのですが、いかがでしょうか。