OSI参照モデルとは何か、霧の中をすすむ道がいよいよ細くなってきました。
OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルは、国際標準化機構(ISO)によって策定された、コンピュータが持っていなければならない通信機能の基本モデルです。
コンピュータネットワークが誕生した当初、多くのメーカーがそれぞれ独自に開発したコンピュータは、当然のことながら仕様が異なっていたため、同種の機種間でなければ通信ができませんでした。この壁を崩すよう考えられたのが、OSI参照モデルです。
OSI参照モデルは、7階層に分けて定義されていて、複雑なネットワークが管理しやすく、階層の一つに変更があっても他の階層に影響を与えずに処理ができるようになっています。
この規格は、国際標準化規格では ISO 7498 、国際電気通信連合規格では ITU-T X.200 、日本工業規格では JIS X5003 として、同じ内容で定められています。
霧の中から、おぼろげながら階層構造の正体が見えてきました。
夜が明けたら、とりあえずの用はなくても、7階層のそれぞれを覗いてみることにしたいと思っています。