うどんの名産地には、うどん教室があります。
客寄せの場です。
そこに集まってくるお客さんの多くは、うどんを作りたい人でもなく、美味いうどんを食べたい人でもありません。
うどん作りらしいことをやってみたい人たちです。
「はい、次はこうして」の声に従っていっせいに手を動かし、30分ぐらいで仕上げてみたところで、美味いうどんは出来上がりません。
「あなたの打ったうどんです」といわれ、これがうどんかというようなものを食べて帰ります。
美味いうどんを食べたい人は、うどん屋に行きます。
Excel で作られた数表とグラフを見て、同じ形で内容の違うデータを、自分のものにしたいという方に相談を受けたとき、最初に確かめておいたほうがよいことに先日気づきました。
その方は、希望のデータを、作りたいのか使いたいのかということです。
いきなりそういう聞き方をすれば、返ってくる答えは「両方です」ということもあるでしょう。
さて、どうすれば答えやすいうまい聞き方になるでしょうか。