Word オートコレクトオプションのダイアログボックスの中に、[例外処理] のボタンがあります。
ボタンを押してみると、次に現れたダイアログボックスには、 [その他の修正] [先頭の大文字] [大文字と小文字]と三つのタブが用意されています。
[その他の修正] を、特定の条件よりも先に立たせているという、これは奇妙な配置です。
一般は個別に勝るとでも言いたいのか、ポピュリズムの怪しい香を潜ませたような、あまり心地よくないデザインです。
[先頭の大文字] タブでは、「文の先頭を大文字にする」 チェックボックスがONのときに、指定した特定の単語の先頭文字を、勝手に大文字に修正させないという、例外処理を命じておくことができます。
[指定した文字列を修正しない] とある下の欄にその単語を書き入れて [追加] ボタンを押しておけばよいのです。
[大文字と小文字] タブでは、「2文字目を小文字にする」 チェックボックスがONのときに、指定した単語の大文字と小文字の混在に目をつぶります。
[その他の修正] は、上の2項目以外の問題で自動修正したくない場合です。
ということは、「表のセルの先頭文字」、「曜日の先頭」、「Capslock の押し違い」 ということになりますが、「Capslock の押し違い」 で意地を張る人もいないでしょう。
日本語の場合、このオプションに関係がありそうなのは、カタカナとひらがなの区別ぐらいなので、欧米文を書く人以外には、まず縁の薄い話です。
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