エディターで [F5] を押してみます。
2017/06/15 6:53 と表示されました。
このキーには日時の設定がしてあって、日に何度もこれを使っています。
[F5] の用途は何だったのか、押す前にあらためて思い出そうとしていましたが、瞬間想起はかないませんでした。
日時記入の必要があれば躊躇なく [F5] キーに指が伸びても、頭の働きが逆方向になると、そこでおかしくなります。
顔は頭に浮かんでも名前が思い出せないのと、どこか似ているような気がします。
エディターで [F5] を押してみます。
2017/06/15 6:53 と表示されました。
このキーには日時の設定がしてあって、日に何度もこれを使っています。
[F5] の用途は何だったのか、押す前にあらためて思い出そうとしていましたが、瞬間想起はかないませんでした。
日時記入の必要があれば躊躇なく [F5] キーに指が伸びても、頭の働きが逆方向になると、そこでおかしくなります。
顔は頭に浮かんでも名前が思い出せないのと、どこか似ているような気がします。
いつのまにか、かな音痴になっていることに気付きました。
"早急"と書くとき、"SAKKYUU"と打ち込みますが、かな入力で"さっきゆう"と打っておいて「おかしい、変換されない」と嘆く人のどこが間違いなのか、瞬間に気付かなくなっていたのです。
漢字を手で書かないとずるずる忘れていくように、かなのほうも怪しくなっているのでした。
くわばらくわばら。
面倒なことをうまく片付けるのが上手な人がいます。
それも自分が手を出してやってしまうのでなく、ひとに煩わしさを感じさせずにやらせてしまうのです。
そういう人には、生まれつき、あるいは幼少期の育ち方で身に付いた機能性向が備わっているのでしょう。
[F4] キーにも"面倒の解消"という機能性向があるようです。
6月11日に書いた、続けて行う操作の単純化のほかにも、Excel で参照セルを指定するときにつける "$A$1" のあのマークも、記入箇所にカーソルを持って行って [Shift]+[$], カーソルを移動してまた [Shift]+[$] などと、しち面倒なことをしなくても、文字列 "A1" のどこかにカーソルがあれば、[F4] のワンタッチで "$A$1" に化けさせてくれます。
何度も書いてよいほど、 [F4] は便利なキーでした。
へたな検索では、ほしい探しものは見つかりません。
質問の上手へたも回答の質に大きく影響します。
下司な議員が、へたな回答を引き出してやろうとむやみに続ける曲臍質問のような、時間を潰しながら稼ごうという矛盾のつぎはぎ型最下級作戦は論外ですが、ほしい答えの引き出し方を考えるのも、脳の若返り運動として効果があるでしょう。
検索をゲームにするとおもしろそうですが、引き出した答えを一度容認すると、次にはその方向の導管が太くなってしまうので、なかなかうまくいきません。
パソコンに、見て見ぬふりをさせるのはむずかしいようです。
Word の文書を実験材に、何か開いてみます。
その文書は、項目の見出し文字を太くすると全体が見やすくなる、未完成のものでした。
はじめの項目を、リボンの [B] ボタンで太字にしました。
[F4] キーを押せば、選択文字列を太字にした直前の書式設定操作が繰り返されます。
マウスは次々に対象文字列を追っていけばよいので、選択~リボン~選択~リボン~選択という連続操作から"~リボン"の行ったり来たりがなくなります。
左手の指は、キーで待ち構えていればよいのです。
これよりもっと回りくどい設定操作の場合、続けて行う数が増えれば効果はてきめん、作業はどんどん進みます。
[F4] は便利なキーでした。
検索とは探し当てることです。
探さずにただ何かないかと追いかけるのは検索ではありません。
Netのお誘いでひどい目にあうのは、追いかけの魅惑にとりつかれて、右手の人差し指が無意識に動いてしまうからです。
夢中になって追いかけるとき、ひとは何も考えなくなります。
そのうちに、魅力を感じなくても、ひたすら追いかけるだけで、時をしのぎはじめます。
そうなればいよいよ、脳の枯化のはじまりです。
楽しんでいるのだから、いいではないかと、自分をだまし、なぐさめながら。
Mery エディターで [F3] を押してみたら検索ウイザードが現れました。
[F3] には、「次を検索」 というコマンドが割り当てられていて、検索文字が未指定の場合は、それを書き込むことを要求されます。
[F1] では、未指定の場合には反応なしで素知らぬ顔でしたが、[F3] では何を検索するのか聞いてくれて、冷たい扱いをしないように作られています。
「移動」のガイドと、「検索」のサポート、その違いでしょうか。
運ぶ仕事の話を続けます。
車を動かす人が足りなければ、車を動かさずにデータを飛ばせばよいでしょう。
どこから持って行っても同じものなら、近くから運べばよいのです。
全国に拠点が10個所もあれば、小さなものの長距離輸送はいりません。
金銭勘定は月一度で十分、その間走り回るのはデータだけです。
[F2] をいじってみて、Word と Excel 違いのひとつに、厚みのあることに気付きました。
Word は、文書文字列のどこかをクリックすると、その位置が、いずれ割り込んで使うことになる空間の場所にあたります。
Excel では、最初のクリックは既にある空間の選択で、中にある文字列には、もうひと押ししなければたどりつきません。
Excel の [F2] は、そのもうひと押しのところまで直行させてくれます。
Word は単衣、Excel は袷か、ふとそんなことを思いました。
できあがったものは、Word のほうがコテコテ感があるようですが。
人間の脳は体の最上部に、足は体の最下部にあります。
体の最上部だけを働かせようとすると、だんだん足を使わなくなり、なんでも「持ってこい」注文で間に合わせようとします。
プリンター・インクのような、どこにでもある小さなものが、注文すると九州から関東へはるばるやってきます。
とりあえずの便利さが増えれば、運ぶ仕事が増え、車を動かす人は足りなくなっていきます。
食品のように地域性が価値にかかわっているものは遠くから来れば高価になります。
しかし、同じメーカーの同じ品番のものが、遠くから運ばせて安価になるというのは、逆転の過程のどこかに無理が押し込められているのでしょう。
運ぶ仕事を増やすことに気を取られて、運ばずに済ませることに頭を働かせなければ、せっせと運んで貯めた餌を横取りされて喧嘩を始める、リスのような小さな脳と、たいして変わりがなくなってしまいそうです。
エディターでも Word でも、ファイルの編集状態で [F2] キーを押してみます。
なにも反応はありません。
文字列を範囲指定してから [F2] キーを押し、別の位置で [Enter] キーを押すと、指定しておいた文字が移動します。
ただこれは、やればできるというだけのことで、範囲指定してからそのままドラッグすれば同じ結果になりますから、ドラッグの苦手な人以外には、あまり実用価値はなさそうです。
ドラッグ操作がうまくいかなければ範囲指定もやりにくいので、やはり付き合いにくい機能です。
もうひとつ [F2] には、書き換え可能、つまり文字編集ができる状態になるという効用がありました。
何かの折にファイル名を選定する場面で、 [F2] を押せば、そこで名前を変えることができます。
名前が変えられる状態ならば、そっくりコピーがとれますから、どこかに貼り付けることもできるので、たいそう便利です。
ペンで立派な字を書く人が、Word で、かな入力のキーを一字一字探しながら一本指で打ち込んで、広報紙の記事を書いています。
ペンで書けば30分ですが、Word のファイルにするにはおそらく半日がかりでしょう。
印刷原稿にする編集技能のもち合わせはないので、docファイルをUSBメモリで渡して、仕上げはできる人に頼みます。
マイドキュメントのフォルダーを見せてもらうと、docファイルがぎっしり詰まっています。
脳の若返りには、こんなに壮大なムダごとの積み重ねが必要なのかと、敬意と疑念が織り交ざります。
ペン書き原稿で編集担当に渡せば、お互いに手間いらずなのにと思ったとき、この工程の採択理由が見えてきました。
編集者のほうはパターン処理は得意でも、面倒な文章の読み取り書き出しを嫌っていたようです。
Fの寄り道、まずF1から。
このエディターでは未体験の [F1] を押してみました。
あらわれたのは紹介サイト。
気付かなかった機能もサラッと、しかも整然とわかるようになっています。
機会を作って、ひとつひとつたずねてみようと、思いつきました。
公共のだいじな事柄は、論議の前に決めてしまうと失敗します。
気付かなかったことが後から必ず出てきて、迷惑をこうむる人が増えてくるからです。
公共施設の移転にマッタがかけられるのも後からのできごとに見えますが、そのマッタが専決事項であった場合には、それがまた先決の失敗に入れ替わるという、ややこしいことになります。
私ごとならば、はじめに決めてしまったほうが成功率は上がります。
後のことは、自分がそれと折り合いをつければよいからです。
自分のパソコンの使い方は、自分がよいと思った方法を決めてしまえば慣れるのも早いので、それが最良と思いがちです。
しかし、データのやりとりや共同作業がからんでくると、自分の決めた方法が最善とは言い切れなくなります。
前にも書きましたが、第2、第3の方法を考えてみるのも、脳の若返りに役立つことでしょう。
その場合、優劣は操作工程の時間で判定できそうでもありますが、慣れという要素が結果に影響するので、どれが最良かは一概に言えません。
相手にもよりますが、操作のサポートでは複数の方法を紹介すれば、お互いに脳の固化防止に役立つのではないかと思います。
しばらく行かなかった文具の老舗Kの1階には、若い人好みの品が並んでいて、一般文具は上階に押し上げられていましたが、大型店のCにもSにもなかった片面の「はってはがせるテープ」が3階にありました。
知っているつもりの店、行ったことのある街でも、久しぶりにたずねてみると、様子がすっかり変わっていることがあります。
気づいてなかったことにも出会います。
パソコンのキー操作にも、一度は案内されても自分からは手が伸びなかった、便利なのに使ったことのないものがたくさんありそうです。
その代表格はF1からずらっと並んだ12個のキーです。
それぞれ3分間のお試し時間、延べにしても1時間はかかりません。
端から順に寄り道をしてみることを思いついたので、次回から一つずつ訪ねてみることにします。