家屋は人が住まずに長く置かれると劣化します。
パソコンも使わずに長く置くと劣化します。
パソコンの劣化は、ハードウエアだけでなく、ソフトウエアにも起こります。
ソフトウエアの劣化は、腐ったり錆びたりでなく、環境に合わなくなる相対的劣化なので、１０年２０年前の使い方しかしなければそれでよいとも言えますが、そうなると、相対劣化はユーザーの頭脳のほうにも侵食してきます。
こんなことを書いている自分も、いまできることの大部分に手が伸びず、頭脳劣化の度合いが毎年ひどくなっていくのを実感しています。
７０年も手を加えない経本を、変えずに飾っておくことが信者の務めとしている人たちが、旗やプラカードを捧げ持って、群れをなして歩いたり座り込んだり、交通妨害に明け暮れるのも、文化の劣化現象のあらわれかと思うと、年代の入れ替わりを待っていて間に合うのかと、心穏やかではありません。
Windows10 で更新を繰り返しているうちに DVD の自動生成が利かなくなることがあるようです。
これは更新を後進にしてしまうバグです。
相談を持ち込まれて Net で対処方法を調べていましたが、見つからないうちに時間切れになってしまいました。
とりあえず手動再生の手順を覚えてもらってお帰り願いましたが、あとでこれならどうかというサイトが見つかりました。
こういう場合にそなえてメールを送っておいてもらうと後の連絡がしやすいので、自己紹介の条件に入れておくとよさそうです。
文字選択をドラッグより早くする方法を、皆さんはお使いでしょうか。
・1単語を選択したいときは、ダブルクリック
・1段落を選択したいときは、トリプルクリック
左右上下の余分な文字や余分な行を入れてしまってまたやり直し、そんな場面にはよく出会います。
○の中にCを書いたコピーライトのマーク、あれは書いても書かなくても版権に変わりはないという説があります。
なかば公式の記録や証明書まで、コピペ切り貼り縦横無尽のような、文書軽視が奇妙な常識になってしまった電子社会では、このマークの存在価値もだんだんかすれていきます。
そのうちにCが重なったカーボンコピーマークでいたずらを仕掛けるワルが出てくるかもしれません。
Windows10 に、Cortana (コルタナ) という音声認識機能付きのアシスタント機能があります。
英読みではカーテナ、イギリス王家に伝わる聖剣の名で慈悲の剣とも呼ばれるそうです。
秘書のように、いろいろなことを手助けしてくれます。
○ 時刻、場所を教えてくれる。
○ 忘れたことを思い出させてくれる。
○ メールやメッセージを送信できる。
○ カレンダーで予定を教えてくれる。
○ いろいろな情報を検索できる。
○ ものごとのリストを作っておける。
○ おしゃべりやゲームの相手をする。
○ システム内のアプリを開いてくれる。
余計なお世話でも、嫌でなければ使うと便利、ということもあります。
お試しください。
カメラからパソコンに写真画像を取り込む際に、カメラ側のデータを消去するプログラムが組み込まれていると、一度にことが済みます。
カメラの付属ソフトにこの機能が組み込まれているかどうかを調べたところ、あり/なしがおよそ半々であることがわかりました。
カメラメーカー 付属ソフトの画像消去プログラム
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Nikon＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_あり
Canon＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿なし
OLYMPUS＿＿＿＿＿＿＿＿＿ あり
Panasonic＿＿＿＿＿＿＿＿＿_なし
FUJIFILM＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ あり
SONY＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_なし
RICOH＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿あり G800SE のみ
SIGMA＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿あり
CASIO＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿無回答
無回答のメーカーは、既存のコンパクトデジタルカメラの生産を終了するようです。
"なし"としているメーカーは、そんなものはいらないと考えているのでしょうか。
付属ソフトに頼らなくても、Windows のエキスプローラで、USBに接続したデバイスを探せば画像データの移動ができます。
ついでにカメラ側のフォーマットまでできるので、カメラメーカーのソフトは使わないという方もおられます。
手早くできるのはそれぞれに手慣れた方法なのですが、初心者は付属ソフトを使えばわかりやすいでしょう。
消去プログラムの有無など、工業会で互いに相談すればまとまりそうなことでも、実際にはバラバラです。
ソフトウエアと聞くと柔軟な印象を抱きますが、案外互いに我を張る奇妙な堅実さもあるのでしょうか。
文書の中に文書が入っている、ふだんは隠れていて必要なときにすぐ出てくる、そういう形が便利なときもあります。
Word 2016 で、[オブジェクト] ダイアログ ボックスから [新規作成] タブをクリックし、[オブジェクトの種類] リストから選択すると、それができるのでした。
何をするのも一つの机では、不便だったり集中度を欠いたり、不都合がいろいろ起きます。
事務机と作業机、書見台と工作台、それが別になっていると総合効率は確かに上がります。
１台のパソコンで複数のデスクトップを使えれば、マイナス印のアイコンで画面をいったん退避させておけばよいのに赤×で終了させてしまったなどということもなくなります。
Windows 10 では、用途にあわせた仮想デスクトップを複数作ることができ、ショートカット キーで切り替えできるようになっていました。
新しいデスクトップを作成
［Windows ロゴキー ］ + ［Ctrl］ + ［D］
デスクトップを切り替える
［Windows ロゴキー ］ + ［Ctrl］ + ［←］/［→］
使わない仮想デスクトップを閉じる
［Windows ロゴキー ］ + ［Ctrl］ + ［F4］
ちかごろ本格読取、本格翻訳など「本格」という言葉が目につきます。
ためしにググってみた本格群のなかに、「本格水冷」というキーワードがありました。
何を水で冷やすのかと思ったら、水冷のパソコンなのです。
ファンが唸りだすほどの酷使、１００万円もかけるなら、もう少しスマートに冷やす方法もありそうに思いますが、それは「水」が沁み渡った後に出てくるのでしょう。
町に外国人が増えてくると、通りすがりに耳に入ってきた言葉が、何語なのか気になることがあります。
ＳＮＳなどでも、見たり聞いたり書き込んだりするには知らなくてもよいのですが、プログラムをつくるとき、機械に何語で読ませているのか興味が湧いたかた向けに、こんな「本気のパソコン塾」記事がありました。
頭を疲れさせないようにするには、ものごとの処理でいちいち決めていく回数を減らすとよいといわれます。
ファイル探しは何の気なしに繰り返されがちですが、わかっていることの繰り返しでも、その度に「これだ」と決めることを重ねていかなければなりません。
何段階もの選択操作は、その都度が新しいことではないので、頭の体操にもならないでしょう。
検索も、選択も、繰り返さない工夫をしておくとよさそうです。
