外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

自宅静養

2010-08-08 20:59:14 | 早稲田大学
今日は、東伏見に行く予定を立てていたのですが、軽い腰痛のために、1日自宅で身体を休めることにしました。
朝型人間の私が、ナイトゲーム観戦や接待麻雀で午前様を続けたツケが、腰にきたようです。
(T_T)

東伏見レポートをお届けすることができず、申し訳ありません。

ところで、この季節になると、第二次大戦を振り返るテレビの特集番組が、数多く放送されます。

以前見た学徒出陣に関する番組で、忘れられない場面があります。
頭に角帽を被り、足にゲートルを巻いた早稲田の大先輩たちが、入営を前に上野公園に集まり、「都の西北」を斉唱していらっしゃいました。
あんなに悲しい響きの校歌を私は聞いたことがありません。

あの映像に登場されていた先輩方が、その後、無事に復員されたかどうか、知る由もありません。

大先輩方の血と汗と涙で築かれた平和のもとで生きる私たち。
これからも「都の西北」を誇りと喜びを分かち合う場で歌い続けていけるように、みんなで努力してまいりましょう。
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感動の決勝戦

2010-08-08 00:45:26 | 大学野球
世界大学野球選手権の決勝戦は、1対1でタイブレーク方式の延長戦に突入して総力戦となりましたが、キューバが最後の最後にアメリカをパワーで圧倒して、見事に世界の頂点に立ちました。

3位以下とは異なる次元の力量を有する両チームが、自国の誇りと意地を懸けて激突した、本当に素晴らしい試合でした。

総合力で一枚上のキューバが、正攻法の四つ相撲で決戦に臨む。
そのキューバに、アメリカはスモール・ベースボールで対抗して喰らいつくという構図の試合でした。

まず、両チームの先発投手投げ合いが、素晴らしかった。
2人とも、150キロを超える速球を両コーナーのギリギリに投げ分けると共に、変化球のキレと制球も素晴らしく、大方の予想を覆して、試合の終盤まで息を呑むような投手戦。
7回裏まで両軍が0行進を続けるという試合展開となりました。

並み居る強打者たちが、次々にバットを折る光景には、ただただ驚くしかありません。

そして、力投する投手を支える内外野の守備が、これまた素晴らしく、両チームとも一歩も譲りません。
好守、ガッツ溢れるプレーの連続に、ネット裏の日本の野球ファンたちから、何度も拍手喝采が巻き起こりました。


8回表に、アメリカがソロ本塁打で一点先制すると、その裏にキューバが、すかさず同点本塁打を放つ。

9回裏に、キューバが無死満塁のサヨナラ勝ちのチャンスを迎えると、アメリカは何と一塁手を投手に送る奇策に出て、それが奏功して無失点で絶対絶命のピンチを切り抜けました。
日本戦でも一塁手としてスタメン出場していた巨体の選手が、実は軟投型の左腕投手でもあったとは…
二塁手が隠し球でキューバ走者を殺そうとするぐらい、なりふり構わぬアメリカの守りでした。

延長戦は、無死一二塁で始まるタイブレーク方式。
いきなりアメリカが二点を先取した際には、勝利の女神がアメリカに微笑んだかと思われました。
しかし、キューバは一死一三塁から、四番打者が値千金の三点本塁打で逆転サヨナラ勝ち。

死闘を戦い抜いた両チームに、ネット裏のファンは、総立ちで拍手を送り、彼らの健闘を讃えました。


私も、球史に残る試合を観戦することのできた喜びに、今も浸っています。

なお、日本は3位決定戦で韓国を倒して銅メダルを獲得。
何とか面目を保ちました。
ただ、私は見なかったのですが、試合終了後に日本チームが胴上げをしたとのこと。

銅メダルでの胴上げ。
「悲願の金メダルを」と期待された日本チームでしたが、現実に決勝に残った2チームと対戦してみて、日本に勝機はなかったと選手たちは肌で感じていたのかも知れません。
そう考えると、少し寂しくもありました。
でも、それが現実の力関係だったということなのでしょう。

また、3位決定戦が終わった後、多くの日本ファンが席をお立ちになりました。
また、再入場可能のチケットでしたから、自席を確保したまま、一旦球場を後にしてキューバ・アメリカによる決勝の観戦をパスし、斎藤投手をはじめ日本選手が揃って出席する閉会式の開始に合わせて球場に戻ったというファンも少なくなかったようです。

でも、今日の決勝戦を見逃した方は、本当に残念でした。
十年後、二十年後まで、「2010年のキューバ・アメリカ戦は凄かった」と、学生野球ファンの間で、きっと語り継がれる試合だったのですから。

Comments (3)
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