外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

大学ラグビーの話題

2011-04-19 17:56:44 | 大学ラグビー
本日行なわれた明立三回戦。
立教のエース小室くんが、明治の野村くんに投げ勝って3対1で完投勝利。
見事に勝ち点1を獲得いたしました。

慶応を土俵際まで追い込んだ戦いぶりを含め、今季の立教が、早稲田にとっても全く油断のならない強敵であることが、これで明らかになりました。
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ところで、一部報道によれば、日本ラグビー協会が全国大学リーグ創設を検討しているとのこと。

2019年W杯日本大会へ向けた強化策の一環として、「全国を1、2、3部に分けてやる」という案が浮上している模様で、最終的には関東(対抗戦、リーグ戦)、関西の各リーグを一つに統合する構想のようです。

もし構想が実現すると、例えば早稲田・慶応・明治・帝京・筑波といった関東大学対抗戦グループ、東海・関東学院・法政といった関東大学リーグ戦グループ、同志社・京都産業大・大阪体育大などの関西大学リーグ戦グループなどが統合されて、総当たりで覇権を競うリーグ戦が誕生することになります。

いってみれば、W杯ラグビーの日本学生版。

確かに、ラグビーシーズンの序盤には100点ゲームが珍しくない現状がありますから、リーグの統合は意義のあるところかと思います。
間違いなく、シーズン序盤から実力の拮抗した戦いが期待できます。

一方、シーズン全般にわたって激しい試合が続くとなれば、否応なしに故障者も増加するでしょうから、選手層の厚みが、チームづくりの上で、これまで以上に大切になるでしょう。

また、北海道から関西地方や九州の大学まで同じリーグになると、試合会場が全国に分散することになるでしょうから、集客面だけに限ってみると、吉とでるか凶とでるか微妙なところかも知れません。

いずれにしても、ケンブリッジとオックスフォードの定期戦に代表されるノーブルな英国風の文化に影響を受けて形成された、「定期戦」を基本とする大学ラグビーの文化。

その美学が、「W杯ラグビー化」で、いよいよ終焉を迎えそうな予感・・・。

オールド・ファンの1人としては、その点だけが、ちょっと寂しいです。
Comments (3)
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