東日本大震災の被災地での救援活動に従事された消防隊員のお1人に、お話しを聞く機会がありました。
関東地方の勤務地から、宮城県に派遣された方です。
現地では、球場にテントを張って自炊。
滞在中の食事は、カップ麺とレトルト・カレーの繰り返しであったそうです。
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>黒焦げになった大型船が海岸から何キロも離れた陸地に打ち上げられていた。
>川沿いに、流された乗用車がズラリと並んで打ち寄せられていた
>大津波の濁流に木材などと共に巻き込まれると、生身の人間の肉体は、ミキサーに放り込まれたかのように粉砕されてしまっている
被災現場の生々しい実態を聞いていると、返す言葉が何も浮かんできませんでした。
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「多くの重機を現地に投入して、もっと早く復興のステップに入ることはできないでしょうか」
そんな私の質問に、
「ご遺体が、どこにあるか分かりません。壊れた家屋や瓦礫を、人間の目で一つ一つ点検し、その捜索活動が終わってからでなければ、重機を投入して瓦礫を一掃する作業に入れません」
「現実にスクラップ同然の自動車も、法律上は個々に所有権が存在するので、勝手に処分することはできません。ナンバー・プレートから所有者を調査し、その所有者に車の所在位置を知らせるようにするところまでしか、派遣部隊はできないのです。」
私は、あまりに過酷な現実の前に、気が遠くなるような感覚に陥りました。
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ラグビーも、大震災と無縁ではありません。
仙台育英高校から早稲田に進み、現在はサントリーでプレーする畠山健介くんも、津波により実家が流されてしまったそうです。
畠山くんのプロフィールへのリンク
そして、新日鉄釜石のV7の前期を支えた名FW佐野正文さん(秋田工業-新日鉄)が、大震災に伴う津波で、お亡くなりになりました。
(冒頭の写真。左から森、小林、そして佐野さん)
ラグビーを愛する誰もが尊敬の念を抱いた、釜石のラガーの訃報に接し、やるせない気持ちで一杯です。
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原発事故の収束、そして被災地の復興は、長期戦になると予想されています。
一過性ではない支援、粘り強い支援を、明日からの日々の生活の中で実践していこうと、自らを鼓舞しています。
関東地方の勤務地から、宮城県に派遣された方です。
現地では、球場にテントを張って自炊。
滞在中の食事は、カップ麺とレトルト・カレーの繰り返しであったそうです。
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>黒焦げになった大型船が海岸から何キロも離れた陸地に打ち上げられていた。
>川沿いに、流された乗用車がズラリと並んで打ち寄せられていた
>大津波の濁流に木材などと共に巻き込まれると、生身の人間の肉体は、ミキサーに放り込まれたかのように粉砕されてしまっている
被災現場の生々しい実態を聞いていると、返す言葉が何も浮かんできませんでした。
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「多くの重機を現地に投入して、もっと早く復興のステップに入ることはできないでしょうか」
そんな私の質問に、
「ご遺体が、どこにあるか分かりません。壊れた家屋や瓦礫を、人間の目で一つ一つ点検し、その捜索活動が終わってからでなければ、重機を投入して瓦礫を一掃する作業に入れません」
「現実にスクラップ同然の自動車も、法律上は個々に所有権が存在するので、勝手に処分することはできません。ナンバー・プレートから所有者を調査し、その所有者に車の所在位置を知らせるようにするところまでしか、派遣部隊はできないのです。」
私は、あまりに過酷な現実の前に、気が遠くなるような感覚に陥りました。
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ラグビーも、大震災と無縁ではありません。
仙台育英高校から早稲田に進み、現在はサントリーでプレーする畠山健介くんも、津波により実家が流されてしまったそうです。
畠山くんのプロフィールへのリンク
そして、新日鉄釜石のV7の前期を支えた名FW佐野正文さん(秋田工業-新日鉄)が、大震災に伴う津波で、お亡くなりになりました。
(冒頭の写真。左から森、小林、そして佐野さん)
ラグビーを愛する誰もが尊敬の念を抱いた、釜石のラガーの訃報に接し、やるせない気持ちで一杯です。
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原発事故の収束、そして被災地の復興は、長期戦になると予想されています。
一過性ではない支援、粘り強い支援を、明日からの日々の生活の中で実践していこうと、自らを鼓舞しています。