昨日の全早慶戦は薄暮試合での開催でした。
そこで、試合開始までの時間を使って唐津まで足を伸ばして、早稲田佐賀中学・高校を訪問してきました。
唐津駅前から循環バスに乗り、唐津城入口のバス停で下車。
すると、早稲田佐賀の校舎が目の前にあり、振り仰ぐと威風堂々とした唐津城が見えます。
私の知る限り、お城の近くにある高校は、藩校の流れをくむ公立の伝統校というのが一般的。
聞けば、やはり此所は県立の伝統校が建っていた場所で、その移転跡地に早稲田が進出したようです。
ここは、風光明媚な土地です。
早稲田佐賀に隣接する老舗旅館のサイトで紹介されている、客室からの眺望をご覧になってみてください。
高田馬場界隈とは大違い
(^_^;)
水野旅館の公式サイト
このような環境で勉強やクラブ活動に励む生活は、ちょっと羨ましいです。
唐津市内は、例えば市役所もお城のような重厚な佇まいで、「誇り高い武士の町」だと私は感じました。
唐津では「佐賀県の唐津」と言わずに「九州の唐津」と言う方が今も多いのだとか。
郷土への誇りが強いというのは素晴らしいことですね。
佐賀新聞に、全早慶戦の記事が載っています。
早稲田快勝の余韻を楽しみながら、帰宅の途につきました。
夜半から、雨音に目が覚めるほどの豪雨が降り始めました。
旅館で朝食をとった頃には雨が上がり、「よし! これで大丈夫」と思いきや、お昼前から再び豪雨。
横殴りの雨にビジョ濡れになって、「今日の試合は順延だな」と観念し、佐賀駅前のラーメン屋さんでヤケ酒をあおっていたら、何と雨が上がりました。
小躍りしてバスに乗り、球場に着いた時に撮ったのが冒頭の写真です。
ちなみに、写真の右手前が佐賀北高校、左前方が早稲田佐賀の野球部員の皆さんです。
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球場に入ると、地元の野球関係の皆さんによるグラウンド整備の真っ最中でした。
昨夜からの雨で緩んだグラウンドを懸命に整備してくださっていて、あと少しで整備完了の様子。
応援部による応援練習も始まり、「おっ! これは大丈夫だな」と思った途端に、再び豪雨・・・
グラウンドは、再び水浸しになってしまいました。
暫くすると、またもや雨が上がり、そこからグラウンド整備をやり直し。
作業にあたってくださった皆様に、心から感謝いたします。
ありがとうございました。
それにしても、豪雨が上がり、試合ができるとは思いませんでした。
正直なところ、奇跡的だと思います。
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早稲田の打順は次の通りです。
6東條
7白澤
4中村
9小野田
DH武藤
5河原
8大野
2市丸
3足立
途中出場の主な野手
渡辺克、遠藤、江塚、松永、道端、渡辺琢、重信、石井、真鍋
投手は、高梨-吉野-田中の継投となりました。
慶応打線を0得点に封じた新人二人の投球は見事だと思います。
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応援席には、応援部の現役部員とOB/OG、そして佐賀西高校(野球部・岡村監督の母校)のブラスバンド部員、東筑高校(応援部・小御門監督の母校)の応援リーダー部員が加わり、抜群のチームワークで慶応の応援を圧倒してくれました。
東京六大学の応援スタイルは、九州の野球ファンの皆さまにも、きっと新鮮だったろうと思います。
早稲田のOB選手は、市丸捕手(佐賀北-早大-東芝)の1人だけでした。
今日の市丸くんはフル出場。
適時打を含むマルチ安打、盗塁刺殺、バックネット前の邪飛好捕など、素晴らしい活躍により故郷に錦を飾りました。
写真は、期待の新人左腕・田中投手(滝川高校)とのツーショットです。