外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

名将の信念

2015-01-26 23:35:18 | スポーツ全般
ラグビー日本代表のエディ・ジョーンズ監督にスポットライトをあてたNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」を観ました。
NHKネットクラブ 番組詳細 プロフェッショナル 仕事の流儀「エディー・ジョーンズ」

母国オーストラリアの代表監督を務めてワールドカップ準優勝、南アフリカ代表監督でワールドカップ優勝、そして日本代表を世界ランキング9位にまで押し上げた名将です。

ラグビーは番狂わせの起きにくい競技。弱いチームが強いチームに勝つことは、まず有りません。
そんなラグビーで、これだけの実績を残すのですから、彼の指導力は並大抵のレベルではありません。

「ハッピーなチームにはしない。」
選手の精神状態を揺さぶり続け、常に緊張感の漂う環境をつくる。
そうでないと選手の能力が発揮されない、という考えから導かれた彼の信念です。

この考え方は、もちろん大学スポーツにも適用できるものでしょう。
実は、早大野球部の日曜日の練習で、高橋広監督がカミナリを落とす場面がありました。

朝のウォーミングアップ時間中、身体をほぐしながら談笑していた部員3名を監督は見逃しませんでした。

高橋監督のカミナリの後、全部員に緊張感が張り詰めたことは言うまでもありません。

思い返せば、早稲田が不滅の四連覇を達成した頃、名将 野村徹監督は「いつでも明日が早慶戦だと思って練習しろ。」と繰り返し指示されていました。
そうすれば、例えば選手間の掛け声ひとつにしても、大観衆の前でも正確に伝わるように、普段から大声で明瞭でなければならないというわけです。
そして、ひとつひとつのプレーに込める気持ちも、練習の段階から自ずと変わってくるというものです。

高橋広監督は、野村徹さんのチームづくりを念頭に置いていらっしゃるのかも知れません。
後期試験が終わる2月4日からの練習で、高橋監督のアクセル全開が楽しみですね。

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