早稲田の快進撃を支えている打撃オーダーを、ちょっと俯瞰してみます。
[重信]
打率 .290 出塁率 .389 長打率 .323
[河原]
打率 .385 出塁率 .484 長打率 .615
[茂木]
打率 .400 出塁率 .556 長打率 .950
[丸子]
打率 .500 出塁率 .545 長打率 .833
[石井]
打率 .321 出塁率 .387 長打率 .429
[道端]
打率 .440 出塁率 .462 長打率 .600
[中澤]
打率 .346 出塁率 .433 長打率 .538
[川原]
打率 .280 出塁率 .308 長打率 .320
まず特記すべきは、 1番から8番まで全員が規定打席に達し、かつ高打率を残していること。
高橋監督の選手起用は、オープン戦から一貫して我慢強いです。
そして、早稲田の誇るMM砲(茂木、丸子)の図抜けた長打力!
破壊力が、はっきり数字に表れています。
また、クリーンアップを打ってもおかしくない打率と長打率を残している河原選手を2番に、道端・中澤の6番7番に据えた打線は、波状攻撃を可能にしますね。
3年前の2012年度の大学選手権決勝戦、早稲田が亜細亜大学を破って大学日本一となりました。
その時の打撃オーダーは、こんな顔ぶれでした。
4中村(2年、天理)
8大野大(3年、早実)
D高橋(4年、水戸一高)
3杉山(4年、東総工業)
2地引(4年、木更津総合)
5茂木(1年、桐蔭学園)
9小野田(2年、早実)
7吉澤(2年、日大三高)
6東條(3年、桐光学園)
この時も、攻撃型ツートップと強力な下位打線がクリーンアップの前後を固めるという理想的なオーダーでした。
一般財団法人 東京六大学野球連盟
2012年の優勝パレードで、当時1年生だった丸子くんは、交通整理員のような反射ベルトを身につけ、プラカードを持ってパレードの誘導係を務めていました。
それを見つけた私が「あまり似合わないなあ」と話しかけると、丸子くんは苦笑いしていました。
今季こそは、早稲田通りを胸を張って行進する、ユニフォーム姿の丸子くんを見たいものです。