外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

祝 大学日本一

2015-06-17 21:13:48 | 大学野球
急病のため、先週金曜日の夜から入院しておりました。
早稲田が大学日本一を達成した瞬間を、よりによって病室で迎えるという情けない状況でした。

ネットにもアクセスできなかったためブログも更新できず、皆さまにはご心配をおかけいたしました。

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さて、遅ればせながら、愛する早稲田が大学日本一ですよ、皆さま!
(^_^)v

昨年までの岡村監督体制で、徳武、八木、小宮山というプロ野球経験者をOBコーチに配し、高いレベルの鍛練を積み重ねてきた早稲田。
その土台があったからこその優勝であることは間違いありません。
リーグ優勝の祝勝会で、新人監督の岡田くんが「昨年12月までご指導いただいた岡村監督に恩返しできました。」とスピーチしてたのは、その通りでしょう。

ただ、OBコーチ陣は、どなたも在学中は主将経験者であり、強力なリーダーシップと確固たる野球観をお持ちです。
その意味で、岡村監督の時代は、複数の野球観が混在するという面もあったのかも知れません。(あくまでも想像ですが)

高い技量を培っていながらも、どうもベクトルが一つにならないというチーム状況に、高橋監督が就任されました。

高橋監督は、OBコーチ制を廃し、全てを一人で統率する体制に。
すると、チームのベクトルが一つにまとまり、歯車が一気に力強く回り始めました。
加えて、高橋監督の的確な指導で覚醒した丸子、道端の両選手の活躍がターボチャージャーの役割を果たしました。

「早慶戦勝利、リーグ優勝、大学日本一」という当初の目標を一気に達成した高橋監督。
これからの課題は、100名を超える部員のレベルアップを、OBコーチ無しで どのように進めていくかでしょう。
もちろん、智将 高橋監督のことですから、既に構想を練っていらっしゃるはずで、私が心配するまでもありませんが。
(^_^;)



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大学選手権を振り返ってみると、いくつか気になった点があります。

準決勝と決勝を観戦していないので確たることはいえませんが、最も緊迫して引き絞まった試合は、予想どおり東都代表の専修大学との準々決勝での対戦だったと個人的に思います。
今大会のトーナメントの組み方には、やはり一工夫をお願いしたかったです。

タイブレーク方式が実際に運用されるのを、私は大学野球で初めて観ました。
大阪商大と神奈川大の試合でした。
「ああ、これで敗者になってしまうのか。」と、敗れた大阪商大に同情いたしました。

私自身、タイブレーク方式に替わる名案を持ち合わせているわけではありません。
しかし、不完全燃焼で神宮球場を去るチームの胸中は、察するに余りあります。
せっかく予備日の設定があるのですから、それを活用することはできなかったのかなあ………

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春のシーズン、オープン戦を含めて、大学相手に早稲田が負けたのは明治への1敗だけでした。
両エースが不調でありながら、明治の底力 恐るべし。

そして、学生野球は4年生の頑張りが大切だと改めて思いました。
あえて一人だけ挙げるならば、私は渡辺琢也選手(早実)だと思います。
チームが苦境におかれている場面ばかりに代打出場した渡辺くんは、粘りに粘って安打あるいは四球で出塁し、勝負の流れをグッと引き寄せる値千金の仕事をしました。
マスコミは渡辺くんのことに触れませんが、私は彼に抱きつきたいぐらいです。

大学日本一おめでとう、渡辺くん!

Comments (4)
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