外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

リンゴは何にも言わないけれど

2015-12-04 12:25:17 | 社会全般
数日前、段ボール箱入りの沢山のリンゴが自宅に郵送されてきました。
差出人の住所は福島県なのですが、その差出人の名前に全く見覚えがありません。

「何か手紙でも同封されていないかな」と箱を開けてみたのですが、中身はリンゴのみ。
どうにも腑に落ちないまま、とりあえず箱を玄関脇に置いておきました。

その翌日、母が「あれは美味しいリンゴね」というのでビックリ。
良い香りが玄関に漂っていたので、さっそく一つ食べてしまったというのです。
(^_^;)
「えっ、食べちゃったの?
でも、まあ、あれは誤配達でしたと言われた時は、その時だな」と私も割り切りました。

昨日の夜、年配の女性から電話が架かってきました。
そして、リンゴの送り主だと。
話を聞いて、ようやく事情がのみ込めました。

東日本大震災の後、早稲田の同期生によるネット上での呼び掛けに応えて、支援物資として1リットル・ペットボトル入りの水 数百本を福島に送ったことがありました。
その女性は、断水した地区の住民に そのペットボトルを配って皆で急場をしのいだのだと。
そして、ようやく日常生活が落ち着いてきて、「あの時のペットボトルを貰いっぱなしになっている」と町内で話が持ち上がり、私を含めた支援物資提供者に向けて、手分けしてリンゴを送ったとのこと。

この話には全く恐縮するばかり。
ともあれ、地域によっては福島で日常生活が落ち着いてきたというのは何とも嬉しい話であります。

そして、返却を迫られる心配がなくなったリンゴを、心ゆくまで家族で味わったのでした。
たっぷり蜜の入った極上品でしたよ。
(^_^)v

********
東京六大学野球連盟が ドラフト指名を受けた選手を対象に研修会を開いたとのニュースです。
【東京六大学野球】連盟がドラフト指名選手対象に研修 阪神1位の高山ら受講 - 産経ニュース


プロ選手は個人事業主の人気稼業。
野球だけでなく私生活にもメディアや世間の目が光ります。
そして、時には怪しげな人物が接触してくることもあるでしょう。

スター選手であっても、ひとたび不始末をしでかすと、たとえ野球の腕が健在だとしても、あっさり切られてしまう弱い立場であり、もう誰も守ってくれません。

職業野球人として一人前になるために、まずは一人前の社会人に。
そんな連盟の願いが選手たちの心に届いたでしょうか。







Comment (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする