春季リーグ最終戦となった東大戦は、早稲田が投打に圧倒して勝利し、リーグ3位を確保しました。
蛭間選手が、打点と本塁打の二冠に輝きました。
投手部門では、徳山投手が最優秀防御率、そしてベストナインに輝きました。
野手では、金子選手が二塁手でベストナインに選ばれました。
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それにしても、異例づくしの春季リーグ戦でした。
各校の戦いぶりを いくつかのデータで見てみます。
法:打率.238 犠打13 失策2 防御率3.72
慶:打率.264 犠打10 失策5 防御率2.93
早:打率.278 犠打5 失策6 防御率0.77
立:打率.226 犠打4 失策5 防御率2.45
明:打率.249 犠打10 失策4 防御率3.72
東:打率.195 犠打6 失策8 防御率7.27
早稲田は、チーム打率、チーム防御率ともにリーグ1位。
しかし、犠打成功が少なく、失策数も多い(6失策のうち ルーキー熊田くんが4つ)という点が目立ちます。
ひとことで言えば、雑な試合運びになってしまっていました。
スタメン出場する選手たちの地力は、リーグ屈指だと思います。
1ヶ月後に始まる秋季リーグ戦では、隙のない早稲田野球を期待したいです。
熊田くんも臆することなくやってください。必ず六大学を代表する堅守巧打の遊撃手になれますよ。
小宮山監督は、投手陣育成という面では、さすがの手腕を発揮されています。
あとは、拮抗した戦いを勝ち抜くために どんな采配をしていくか。
こすっからい社会人野球で揉まれてきた佐藤助監督が せっかくベンチにいるのですから、佐藤さんの経験も生かして欲しいです。
何もかも 小宮山さん1人で背負い込むことはありません。
いずれにしても、普段の選手たちの練習ぶりを一番近くで観ているのが監督・コーチ。
彼らの判断と采配を信じて応援していこうではありませんか。
ともあれ、コロナ禍という未曾有の困難の中で、無事に春季リーグ戦を終えることができました。
クラスターが発生している大学の運動部も少なくないですから、このたびの春季リーグ戦の成功は快挙です。
連盟役員の皆さん、そして各校の監督・コーチ、選手、マネージャー、トレーナーのご努力に 心から感謝申し上げます。