外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

早法一回戦を落とす

2008-10-11 15:53:25 | 大学野球
法政の先発は、復活した小松投手。
その小松くんを早稲田打線が最後まで捉えきれず、一回戦を落としました。

安打数では法政を上回ったのですが、それは試合の中盤以降に疲れの見えてきた小松くんを金光監督が続投させた結果のように思えます。
実際に観戦していて、『打てなかった』という印象の方が強く残りました。

代打で登場した一年生の土生くん、川西くんが、きっちりと役割を果たしてくれているのですから、上級生の打撃陣に更なる奮起を期待したいところです。


一方、早稲田の先発・斎藤くんは、初回から変化球の制球が定まらず、投球がワンバウンドとなることもたびたび。

絶妙の制球力で変化球を低めに決めるのが大きな強みの斎藤くんは、いわば大学球界きっての『精密機械』。
ですから、今日は本当に苦しかっただろうと思います。

しきりに足元のマウンドの土を気にする仕草の中に、なかなか制球を修正できずに困惑する彼の気持ちが垣間見えました。
こんな時もあるんですね。

しかし、修正能力の高さには定評のある斎藤くんです。
次の登板に期待しましょう。

斎藤くんの後に登板した、楠田、福井、大前、大石の各投手のピッチングは、危なっかしいところもありますが、まずまずというところでしょうか。


秋季リーグ戦が始まった時に、混戦の予感がすると書きましたが、その通りの展開になってきました。

とにもかくにも、明日は何が何でも法政に勝たなくては。

今日の試合で投げなかった松下くん、もしくは須田くんが先発の本命でしょう。
当たり前すぎる予想ですが。
(;^_^A

明日は休日出勤して、4~5時間仕事してから神宮に駆けつける予定です。
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早法戦

2008-10-10 23:26:55 | 大学野球
法政、明治、そして慶応との決戦が始まります。

実力は紙一重です

メンバー、控え部員、そしてファンが一丸となって、この決戦を勝ち抜きましょう。

そして、みんなで勝利の美酒を味わいましょう。

ガンバレ早稲田!


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サブプライム・ショック (その5 )

2008-10-09 21:57:39 | ビジネス
信用収縮が怒涛のごとくように世界を駆け巡っています。

銀行の持つ信用創造機能。
これは、銀行に就職すると、必ず最初の新人研修で学ぶ用語です。

例えば、1百万円の預金を預かり、その資金を貸出金に充て、その融資された資金が回りまわって銀行に預金され、それを再び貸出金に充てる。
この循環によって、当初の預金額の数十倍、数百倍の資金が市中に出回ることになります。これを信用創造といいます。

今回の金融クライシスでは、高レバレッジ、すなわち借入金を多用して投資効率を極限化していた投資銀行がサブプライム業務でつまづきました。
いま彼らは、株式、ファンド、不動産投資などに投入していた多額の資金を一斉に回収して、その資金の大半を借入金返済に充てています。

そして、商業銀行は、投資マネーが引揚げられて業況が急速に悪化している不動産、商品市場に関わるファンドや一般事業者から、貸出金を回収すべく全力をあげています。

銀行間の資金調達もひどく細ってしまっているので、ひとたび返済を受けた金融機関は、貸出金を積極的に増やそうというような環境ではありません。

回収した資金を銀行が再び貸出金に充てればよいのですが、証券化商品や不動産担保融資で痛手を被った銀行は、必要な自己資本比率を維持するための方策の一つとして、リスク資産である貸出金の圧縮に懸命です。

こんな背景もあって、銀行が返済を受けたところで資金の循環が途切れる。
従って、信用創造の逆の現象である信用収縮が発生し、世の中から流動性資金が急激に減少していくのです。

同じような感覚、つまり流動性資金が砂に吸い込まれていくような不気味な空気を、かつて感じたことがあります。
それは、邦銀の融資企画部門に私が勤務していた、1997年に山一證券が破綻する過程でのことでした。


このところ、「投資先を失って行き場の無くなった資金は、一体どこに行くのか」というような記事も見かけますが、借入金が背景となっていない「真水」の資金は、大した金額にはならないような気がします。



さて、こんな事をボンヤリと考えていたところに、今年の春に地方銀行に就職した、野球部OBのSくんから、金融法務を学ぶ参考書を推薦して欲しいというメールが届きました。

ラグビー早慶戦を一緒に応援に行ったり、食事に行ったりと、在学中のSくんとは楽しい思い出が沢山あります。


彼は、銀行マンとして歩み始めたばかり。
しばらくは、書物からの知識と実務が頭の中で結びつかずに苦労するでしょう。

しかし、へこたれずに勉強していると、『あっ、これは以前に本に書いてあった事柄で説明がつくぞ』『この会社の事業計画は、業界全体の趨勢と違う方向を向いているような気がするなあ』などと思う時、書物から得た「知識」が実務における「知恵」に昇華する瞬間が必ず到来します。

そうなってくると、日経新聞の国際関係の記事と、日経には無縁かと思っていた目の前の中小企業の活動が、有機的、あるいは動的に結びついて見えるようになったりしてきます。

その日が来ることを信じて、Sくんには頑張ってもらいたいと思います。
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週べ今週号

2008-10-07 20:58:02 | 大学野球
週刊ベースボール今週号は、隔週連載の応武監督のコラム(P.92)が必読です。

オープン戦の風景を紹介する言葉を通じて、応武さんの四年生に対する愛情が伝わってくる暖かな文章が良いですね。

この中に登場する、オープン戦での城村くんの代打の場面。
以前、『応武さんの粋な計らい』と、このブログでも紹介いたしました。

城村くんは、とても真面目な男。
下級生の頃から、練習にも裏方作業にも、彼の骨惜しみしない姿勢が強く印象に残っています。

城村くんが就職活動を始めてからは、彼が金融志望だったので、何度か食事をしながら銀行と証券、あるいは外資と国内との比較などを私が知る範囲で話したりしたこともありました。

そんな接点があったので、あの試合で城村くんがベンチ入りしただけで私は大興奮。
生島くんに代わって彼が打席に向かった時は、『至誠、天に通ず』の気持ちとでもいうのでしょうか、私は思わず大声で声援を送ってしまいました。
(;^_^A

応武さん、ありがとう。


さて、法政、明治、慶応との最後の対決が目前に控えます。

メンバーの選手たち、控えの部員たち、そしてファン。
それぞれの役割と立場は異なっても、願うものは、ただ一つ。

それは秋の夕暮れの下で行われる優勝パレードに参加して、四年生部員たちと熱い握手を交わすこと。
学生スポーツの優勝は、最高学年の全部員にとって、生涯の勲章となるのですから。

ガンバレ四年生!

私たちも優勝パレードに連れていってください。
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出雲駅伝

2008-10-05 22:50:43 | 大学駅伝
10月13日(月・祝)は、出雲大学駅伝が行われます。

朝日、竹澤、三戸、尾崎、加藤、中山、矢澤、高原、三田、八木の10名がエントリーされていて、試合の前日に出場選手6名、補欠2名が決定されるようです。

ファンの間での噂では、新人の矢澤くんが充実していると聞いているので、早く見てみたいですね。

神宮の早法戦が日曜日で決着していたら、ゆっくりテレビ観戦ができるのですが、どうなりますか。
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明治が法政に連勝

2008-10-05 20:51:03 | 大学野球
前週まで苦しんでいた明治が法政に連勝。
これで、勝ち点2で早法明が並びました。慶応も明日勝てば勝ち点2となります。
つまり早稲田がこれから対戦する相手は、全て勝ち点の上で横一線。

次週からが正念場です。

各校の戦力が拮抗していますので、試合に臨むまでのコンディショニングや用兵に加えて、ここぞという場面での適時打あるいは失策など、一つのプレーが勝敗を分ける厳しいリーグ戦となってきました。

さて、早稲田が、投手力で他校に遅れをとることは、まず無かろうと思います。
ですから、賜杯争いで鍵を握るのは打撃陣の調子です。

法政も明治も、良い投手陣を擁していますから、下級生の打者には荷の重い場面もあるでしょう。

ここまで当たりの出ていない上本、泉、細山田の四年生3人のバットの復調に、期待したいです。

ガンバレ四年生!


なお、東伏見では、メンバー練習に加えて、新人戦に備えて新人練も始まりました。
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東大が慶応に先勝

2008-10-04 16:44:58 | 大学野球
東大が2対1で慶応に逆転勝利!

序盤に先取点を取った対戦相手が『何とかなるかな』という気持ちを抱き、そこに東大が最小得点差で食らい付いていって、中盤以降で逆転する。
典型的な東大の勝ちパターンでした。

こういう試合があるから、六大学野球は面白い!

法明二回戦とともに、明日も楽しみですね
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本当に疲れた1週間

2008-10-04 12:41:21 | ビジネス
今日は法明一回戦に行くつもりでしたが、どうしても布団から起き上がれず、行きそびれてしまいました。

株式、債券、外貨、金、不動産など、財の構成要素が激しく変動した1週間。
本当に疲れましたね。

法人部門も個人部門も、ここ数ヶ月で財産の評価額を大きく減らしてしまっています。

そこに米国下院で金融安定化法案がようやく可決されたというニュース。
来週からの金融市場にとって久し振りに明るい材料となります。

引続き予断を許しませんが、私たち金融機関には、状況が落ち着きを取り戻すまで、個々のお客様と二人三脚で踏張る役目がありますから、頑張らなければ。

さて昨夜は、dawase86さん、nearcoさんにも参加していただいて、学生さんたちと食事しました。

皆でワイワイガヤガヤと焼肉を突っついていたら、頭の中から仕事の疲れがスーっと消えてしまいました。
(*^_^*)
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サブプライム・ショック ( その4)

2008-10-02 23:06:11 | ビジネス
多くのデリバティブ商品の市場価格が、この数週間で急速に低下しています。

正常時は、金利、証券などの市場動向に基づく理論値に概ね連動して価格が動きます。
しかし現在は、金融市場の流動性が極端に低下しているので、理論では説明のつかないようなプライスしかつきません。

デリバティブは、かつては金融機関、総合商社、石油元売など、プロ同士の取引のみでしたが、今や個人向けの小口金融商品にも組み込まれるようになりました。

今回のようなリスクが顕在化することは、金融商品の購入者の理解を超えたものであるだけでなく、販売した金融機関自身も全く想定していなかったのではないでしょうか。

かつて邦銀で、融資審査本部のスタッフとしてバブル経済崩壊の荒波に翻弄され、それに嫌気が差して外資に飛び出した私ですが、またしても金融クライシスと格闘しています。
(T_T)

前回とは異なり、勤務先の財務内容が極めて健全であることが、大きな救いですけれど。

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