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20年度 埼玉大附属の「学校公開・説明会」

2008-05-28 09:13:04 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
附属の「学校公開・説明会」は1日限りです。
20年度の場合は10月30日(火)13:30~16:00でした。

受付は12:30~13:30の間だけで、遅刻は認められません。
応募児童や乳幼児の同道も禁止です。
この日だけではなく、附属に行くときは基本的に校門や学校周辺の道路に自家用車やタクシーで乗りつけたりしてはいけません。
周辺住民の迷惑になるからです。

女児、男児別に受付を済ませ、資料を受け取り講堂へ移動します。
封筒は、男児水色、女児桃色。
附属は、男女をきっちり分けて選考します。

同封資料
「平成20年度 入学児童募集要項等の配布にあたって」
「学校公開・説明会の開催について」
「JR各駅を利用される方へ」(入学志願票の通学経路とその所要時間の記入の仕方)
「平成20年度 入学児童 募集要項」
「入学志願票」
「願書受付票」
「検定料納付用紙」
「学校公開・説明会資料」


さて、講堂で資料を見ながら待機していると…
突然スピーカーからあの「117」の時報が
「ただ今より、午後1時30分ちょうどをお知らせします」
「プッ、プッ、プッ、ピィーン!」
すると、おもむろにスピーカーから…
「ただいまの時間で、正門を閉めさせていただきます」

あー、ビックリ
ホントに1時30分ピッタリで正門を閉めるのね
時間に関してここまでシビアとは
さすが「国立」


さて、校内教頭の司会で説明会開始。

①あいさつ
校長から学校の「性格」「教育目標」などについて、次にPTA後援会会長から「PTA組織」「後援会組織」について、それぞれ説明がありました。

附属の性格
①教育実習校…年間10週間(約4分の1)は実習生の授業がある
②研究・実験校…保護者にも協力を要請する面が多い
③地域の学校教育への協力校…県や教育委員会の要請に応じたり、研究協議会を開催したりする

附属の教育目標
「勤労をいとわない自主的精神の旺盛な、人間性豊かなよき社会人を育成する」
重点目標
「かしこく、あかるく、なかよく、たくましく」

以前のブログにも書きましたが、「附属」という学校がどういう「性格」の学校なのかをよく理解した上で受検して欲しい、ということを校長は(原稿棒読みで)強調されていました。
(あっ、スイマセン、あまりに開智の校長先生と違うので、つい…)

「本校は、いわゆるエリート校ではありません。公立小学校と何ら変わりない教育を行うふつうの国立小学校です。その点を十分ご理解いただいて受験をお決めください!」
「大学の附属校であるという点をしっかり理解していただかないと、あとでトラブルになります。トラブルになるとお互いイヤな思いをします。入学後にこんなはずではなかった…ということにならぬよう、本校の性格をしっかり理解・納得して受験をお決めください!」

トラブルの具体例
・自習が多い!と苦情を言う
・私的な事情(たぶん受験のこと)を優先して、行事に参加しない

先生たちもいろいろあって大変なんだろうなー
お察しいたします

②概要説明Ⅰ
副校長から校舎内見学についての注意がありました。
「本日は、校舎、授業、児童の様子をご覧下さい」とのこと。

③校舎内見学
先生方の引率で5グループに分かれて見学しました。
説明会の途中に「見学」があるなんて、ちょっと珍しい学校ですね。

子どもたちはちょうど5校時目(14:05~14:50)の授業中。
先生がいなくて自習しているクラスもありました
子どもたちは見学されることに慣れているのか、こちらのことは気にも留めずもくもくと勉強していました。

平成4年に新校舎が完成したということで、仕切りのない教室、多目的ホール、パソコンスペース、低学年用遊び場など、施設は思ったより充実していました。
あとは、本棚にたくさん本があったこと、ガラス棚に「○○大会優勝」などというトロフィーがたくさんあったことも印象に残りました。

③概要説明Ⅱ
再び講堂に集合しそろったところで、副校長から学校の「特色」「教育活動」などについて説明がありました。
校長の話をより具体的に説明したようなものです。

④入学選考概要の説明
引き続き副校長から過去の入試における応募人数・倍率などの説明がありました。
前年の平成19年度は次のような結果。

男児
応募人数      255名
第一次検査受付数  242名
第一次検査合格者数 125名
第二次検査受付数  124名
第二次検査合格者数  64名
最終合格者数     42名(第一次受付数を元に計算すると、最終倍率5.76倍)

女児
応募人数      228名
第一次検査受付数  212名
第一次検査合格者数 111名
第二次検査受付数  111名
第二次検査合格者数  59名
最終合格者数     43名(最終倍率4.93倍)

資料には応募者を分母にして出した倍率(男児6.1倍、女児5.3倍)が出ていましたが、実受検者数は応募者数より減っているので、上記の倍率の方が正確です。
これに附属幼稚園からの内進生男児18名、女児17名を加えた男女各60名が合格者です。

実は、ここ5年の間、附属の入試倍率は少しずつ下がっています。
少子化の影響高校がないから
いえ、埼玉私学新設の影響

⑤その他
さらに、副校長から今後の日程、お願いなどについての説明がありました。
次回、11月16日の「入学検査日程説明会」にて問題を掲示します、とのこと。

⑥質疑
全体に共通する質問のみ受け付け、個人的な事情による相談は後で個別にするように、とのことでした。

何名かの保護者は残って個別に質問などしていたようですが、丁寧に応対されているようでした。
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