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20年度入試 開智の「受験生面接(口頭試問)」

2008-05-16 09:09:05 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
開智の「受験生面接」は、「事前面接」という形で、入試の前に個別に行われます。
校長先生自らが、何らかの題材を使い受験生と1対1で10分程度「口頭試問」します。
それによって、受験生の「コミュニケーション能力」を見るテストです。

過去には、次のような題材や試問がありました。

・あなたなら「飲み物」「ケーキ」「フルーツ」をどの順番で食べますか?
この類題としては、
・「チョコレートケーキ」「イチゴ」「オレンジジュース」
・「バナナ」「ジュース」「ハンバーグ」「ご飯」「プリン」
というようなのもあります。

他には
・「海」と「動物園」あなたならどっちに行きたいですか?
 その時、何を持っていきますか?
・お父さん、お母さんと何をして遊びますか?
・自分はどんな性格で、何が得意ですか?
とか…
・「ウサギ」「ニンジン」「地球」「星」のカードでお話を作ってください。
…というようなのもありました。

…要するに、こういう質問に対してモジモジせずに、しっかり自分の意見が言えるかどうか、なんですね
恥ずかしがったり、黙りこくったりはもちろんのこと、答えはちゃんと言えるのにその「理由」がきちんと説明できなかったり…
そういうことだと、やはりダメなんです

それは、そうでしょう。
だって、そんなカンジだと、入学してから本人が困るんですから

「コミュニケーション」とは言葉の「キャッチボール」
相手の質問に対して的を外さずに答えたり、質問の意図を汲んで反応したり、逆に疑問があれば返したり…
そういう「人間」と「人間」の普通のコミュニケーションがしっかりできないと、学校生活はもちろん、社会に出てからも大変なのですから。

開智という学校は、「自分」に自信を持ち、「自分」というものをきちんと表現できる子どもを求めています。
そのことは、「自己発信」というユニークな入試があることや、入学式における「抱負発表」からも容易に見て取れます。


入学式では、式次第に「入学生の言葉」というものがあります。
新1年生全員が、上級生のお兄さん、お姉さんのエスコートで1人ずつ壇上に上がり、これからの小学校生活について「抱負」を発表するのです
これは毎年恒例で、HPにもその様子が出ていました

今年も新1年生88名が1人ずつ壇上に上がり、マイクに向かいました
会場には、プライマリー全員の児童、新入生の保護者、先生方、ご来賓の方々など、たくさんの人たちがいましたが、新1年生はだれ一人として尻込みすることなく立派に発表できました
親はハラハラ、ドキドキものでしたけど…

「小学生になったら、勉強も運動もがんばりたいです
うちの娘も堂々と言えました。
ちょっと、うるうるしたりして

1人1分として、88名もいたら1時間半もかかる計算だけど
と、心配していましたが…
全員が簡潔に一言ずつ発表したのと、左右から交互に壇上に上がるため交替のタイムロスがなかったなど、段取りが良かったので、実際は1時間もかかりませんでした

それよりも「理事長祝辞」の方が長かったと思うのは、私だけ~

っと、と、とにかく…
開智という学校は、入ってからも子どもたちに「話し合う」場面をたくさん作っている学校です。
だから、自分の考えや意見をしっかり言える子どもでなければいけないのです。


さて、そこで、20年度の「口頭試問」ですが…
娘の話では、こうです。

・面接官=校長先生(まるまる星人)の前に公園のジオラマ(ミニチュア)が置いてある。
・道具入れに公園の遊具(ブランコ、シーソー、滑り台、砂場、ベンチなど)が入っている。


「おはようございます!校長先生、お願いします!」
まるまる星人
「はい、おはようございます。どうぞおかけください」

「はい」
まるまる星人
「お名前を教えて下さい」

「○○○○です!」
まるまる星人
「これからここにある公園の模型を使って、自分の遊びたい公園を作ってください」

「はい」
(作っている間に、どうしてこれをここに置いたのですか?とか聞かれたとか…)
まるまる星人
「へー、すごい公園ですね」

「はい」
まるまる星人
「もしこの公園が本当にあったら、誰と遊びたいですか?」

「家族の中で、12歳のお兄ちゃんと遊びたいです!」
まるまる星人
「ほー、それはどうしてですか?」

「いつも一緒に公園で遊んでいるからです!」

…そんなカンジだったそうです。
またまた図解してくれました。
←まるまるせいじん
って


「ハロウィンパーティ」「クリスマス会」「お楽しみ会」など、私の教室で時々イベントを行います。
その時、恒例となっているのが「自己発信プレゼン」
歌でも一発芸でも手品でも何でもいいので、1人1つずつ前に出て何かをプレゼンテーションするのです。

言い出したからには、私たち親子ももちろんやります
「目覚めよ、フランチェーン!」とか
ピンクレディーの「UFO」とか
「ヒゲダンス」(なつかし~~~)とか

子どもたちも
「そんなのカンケーねぇ」とか
「ちっちきちー」とか
新聞紙芸とかするんです

初めての子はやはり固まってしまったりしますが、そのうちだんだん慣れてきて、発表するのが快感()になってきます

…緊張するプレゼンも、そんな具合に「楽しむ」ことが大切だと私は思うのです
コメント (1)
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