智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

2020年度(令和2年度)入試 合格体験記 第7回

2019-12-09 06:35:00 | 2020年度(令和2年度)小学校受験

わが家が入塾したのは、娘が年長の5月です。

 

最初に田村先生に連絡を取ったのはゴールデンウィーク前でした。

「開智小学校」に娘を通わせたい!と思い、初めは自宅学習でと思っておりました。

しかし、 せっかくの受験という機会を、家族一丸となって取り組みたい!頑張るなら合格したい! と思い、塾通いを検討する中で、田村先生のブログ「智を開く」にたどり着きました。

また、周囲に小学校受験をする子はおらず、あからさまに受験するとも言えず、私立小学校に通わせている保護者の方は どんな思いでいらっしゃるんだろうとも思い、そちらも検索すると田村先生のブログにたどり着きました。

これは運命としか思えず、一方的にご縁を感じずにはいられませんでした。

 

以前から「開智」という学校の存在は知っていました。

偶然にも主人も開智中学校に通わせていらっしゃる方と話す機会があり、私に持ち掛けてきました。

小学校入学を1年後に控え、漠然とした小学校生活が急に不安に思えてきました。

1歳から保育園に通い、少人数の仲間たちと育ってきた娘が、ひと学年5倍もの人数の中でやっていけるのだろうか?

自由な発想を良しとしてくれる保育園の先生方の元から離れ、入学後、娘の天真爛漫な性格ゆえ新しい環境で厄介者扱いされないだろうか?

保育園のように長い期間じっくりと育ちを見守ってくれるのは私立小学校なのではと思い始めていたころでした。

 

主人に言われてから開智を調べ始めましたが、知れば知るほど魅力的な学校でした。

開智だったら娘の個性を認め、才能をより一層伸ばしてくれるのではと感じました。

不安だった小学校生活が明るく輝いたものに思えました。

 

ところが、初めて田村先生にお会いした時、ろくに挨拶もできず、体験学習のプリント内容に固まる娘。

その姿を見て、現実はそう易しいものではない、と気が付きました。

 

その頃、娘はピンク色のランドセルを欲しがり、受験に対してよく理解しておりませんでした。

すでに年長クラスは半分終わっており、基礎の基の字もできていない娘は、受験どころか皆に追いつくことさえできないのではと思っておりました。

娘のやる気スイッチは入らないままに必要な教材、ブロック、カード、パズル、を取り寄せました。

娘には、なんで塾に通うのか、開智小学校に行くのはどんなに素敵なことなのかを話しました。

しかし、いま一つ理解できておらず、アヤアカに通うのをためらう日が来るのではないか、と恐れる日々でした。

そんな不安な毎日を支えてくれたのは 同じクラスのママたちでした。

開智の素晴らしさだけでなく、どうしたら勉強するのか、どんなふうに毎日を過ごしているのかも、たくさん教えてもらいました。

勉強を教える私が教えやすいようにコツを教えてくれるママもいました。

田村先生もおっしゃっていましたが、アヤアカのママたちは同じ開智を受験するライバルではなく「仲間」なのだ、と改めて感じました。

娘には、ママたちと田村先生の素晴らしさもよく話して聞かせました。

 

田村先生は、娘史上初の厳しい先生でした。

授業の終わりのフィードバックでは、保護者にも質問が飛びました。

子供以上に親の私が緊張していました。

しかし、さすが先生!

娘の心はすっかりアヤアカモードに染まっていき、年長クラスが終わるまで通塾をためらう日は来ませんでした。

 

娘の難点は、人の話をしっかり聞くことができないことでした。

私が何度も同じことを言いすぎたのが原因です。

夏期講習に入る2週間前、私だったら途中で投げ出してしまうほど娘が叱られた出来事がありました。

パズルでは練習の仕方を間違えてしまい全然できず、プリントの問題も思うように解けず、挙句の果てに大あくびをしてしまったそうです。

制作の時間も指示の理解ができていませんでした。

先生は娘の問題点を明確に見抜き、タイミングを見計らってピシャリと指摘されました。

 

親の私は言われても仕方が無いことながら、かけてあげる言葉を見つけられずにいました。

娘は先生の言葉をどんな思いで聞いたのかわかりませんが、私の前では一切泣きませんでした。

そして、そこから、娘のやる気スイッチが入りました。

娘から「○○を作るから、粘土どこだっけ?」と言われたとき、娘の心の強さ、前向きさを感じました。

溜まっていたドリルを終わらせたときには、クラスのみんなと同じように100点をもらえるようになっていました。

悔しさを経験することで、真剣に取り組む力、集中力、達成感…精神的に娘はぐんと成長しました。

アヤアカに通うことで、注意深く人の話を聞き、理解することができるようになりました。

 

先生の言葉は、魔法のように力があります。

娘の勉強が全然進まなくて行き詰まってしまったとき、「それ以上やらないで!勉強を嫌いになっちゃう!」とストップしてくださいました。

私自身ヤキモキし過ぎて体調を崩してしまったとき、気を遣ってお電話をくださいました。

入試前日、不安で押しつぶされそうなとき、同じ親目線のLINEを下さいました。

どんなに心が落ち着いたことか、思い出すだけで 涙が出ます。

こんなに思いやりのある先生に教えていただけたことだけでも 幸せです。

数多くある塾の中で、こんなに温かな先生は他にはいらっしゃいません。

こちらが本気で頑張っていることを熟知してくださり、子だけでなく親までも成長させてくださいました。

 

無事に開智小学校の合格をいただいたときは、自分が合格したように喜びました。

アヤアカのママたちとこの先もご一緒できることを何よりうれしく思います。

娘もアヤアカのお友達とこの先も幼馴染のように共に育っていけることを楽しみにしております。

 

先生には親子共々支えていただきました。

本当にありがとうございました。

先生から教わったけじめの大切さをこれから先も心がけていきます。

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